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【特集】ビギナーが最初に聴くべきヘヴィメタル|グラムメタル(L.A.メタル / ヘアメタル)編

ヘヴィメタルライヴ中にメロイックサインを掲げるオーディエンスのイメージ グラムメタル

アメリカのPOPミュージックビジネスと80年代のヘヴィメタルバブルが生み出した売れてナンボのビジュアル系メタル!

USシーンが生んだメタル界の鬼子

80年代にイギリスから海を渡りアメリカに飛び火して大爆発を起こしたヘヴィメタルムーブメント。その最盛期に中核となっていたジャンルが、ポップなサウンドとドラァグクイーン的なメイク/ファッションが特徴のグラムメタルです。

メタルと呼ばれるだけあって、一応はNWOBHM時代のブリティッシュヘヴィメタルをルーツしていますが、それに産業ロック/アリーナロックに代表される米国ロックシーンのメインストリーム、グラムロックやニューウェーヴバンドによる化粧バンドブームがないまぜになって、アメリカ的な雑さ/バカっぽさ/商業主義からくる曲解とデフォルメで奇形化したものと言えます。

つまり、グラムメタルは日本のビジュアル系のようなものと考えて間違いありません。

ロサンゼルスが初期ムーヴメントの中心地だったこともあって、日本では(出身地関係なく)LAメタルと呼ばれていました。

それ以外にも、バンドがみんなハードなパーマやヘアスプレーでモリモリビッグにした髪型をしていたことからヘアメタル、ティーンをメインターゲットにしたコンセプトが目立ったことからバブルガムメタルなどという揶揄的な呼び方もされていました。

メインストリームの売れ線ながら音楽性は様々

日本のビジュアル系に例えたように、グラムメタルではファッションやアイドル性が最優先されて、「ポップで分かりやすければ音楽性は二の次」といった風潮があったのは間違いありません。

逆に、当時はグラマラスなスタイルがメタルファッションの典型という風潮もあったので、ミュージシャンシップの高いバンドやグラムメタルに括るのは抵抗があるバンドまでもが、同じようなファンションに身を包むことになり十把一からげにされてれてしまうこともありました。

そのため、ビジュアルだけでは区別がつかないけれども、実際は意外にも幅広い音楽スタイルのバンドが混在していたりすることもあったわけです。

グラムメタルの代表的なスタイルとバンドを紹介!

音楽性でグラムメタルの代表的なスタイルと言えるのは、マーケットを最優先する産業ロック的な大衆受けするポップロックと、バッドボーイR&R風のパーティハードロック。この2つがこのジャンルの二枚看板と言えます。
歌詞は女,金,酒,車,パーティといった下世話で俗物的、欲望に忠実なテーマが中心です。

ポップロック系グラムメタルの代表的バンド

QUIET RIOT|クワイエット・ライオット

オジー・オズボーンと組んだランディ・ローズ(Randy Rhoads)も在籍していたバンド。
いかにもメタル的なホラー風キャラクターを押し出したジャケットがインパクト抜群ですが、飛び出してくるサウンドはそのイメージにとはうらはらにキャッチーでポップ。

グラムメタルとしては一世代上のパイオニア的バンドで、サウンドもオーソドックスなUSハードロックに近いものですが、これがグラムメタルの原型とも言えます。

RATT|ラット

MÖTLEY CRÜE(モトリー・クルー)と並ぶグラムメタルシーンを代表するバンド。その産業ロック的なポップロックサウンドもグラムメタル時代の典型的なスタイルです。
ソコソコの適度なヘヴィさを持って作り込まれた、ヒットチャート狙いのバランスの良いサウンドはさすがの完成度です。

Out of the Cellar
ハードロック¥1,600Ratt

CINDERELLA|シンデレラ

いかにもアイドルバンド的なキラキラしたビジュアルの割には、ポップながらもハードロック的な力強さを感じさせるサウンドが特徴。

作品を重ねるごとに、ポップさはそのまま次第にブルーズ色を強めたシブめのサウンドへと移行していきます。

POISON|ポイズン

キラキラ系のアイドルバンドとして終始ポップメタル路線を追求していましたが、のちにギターがC.C.デヴィルからリッチー・コッツェンに変わったことで、ブルーズ/ファンクなどの要素を持ったアーシーな質感を感じさせるサウンドに転身します。

Flesh & Blood
ハードロック¥2,100ポイズン

BON JOVI|ボン・ジョビ

ポップロック系のグラムメタルの中では、明らかに頭ひとつ以上飛び抜けていたバンド。
メタルやハードロックの枠を超えて、メインストリームのポピュラー音楽として勝負できるセンスがあり、メタルどころか洋楽もあまり聴かないような一般リスナーにも支持されています。

「Slippery When Wet」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

DEF LEPPARD|デフ・レパード

80年代の頭の時期に英国から登場したためNWOBHMとしても括られがちですが、その後の活動を考えると英国出身のグラムメタルとした方が正確かもしれません。

サウンドにはブリティッシュメタルの名残も感じさせるものの、基本的には作り込まれたポップメタル/産業ロックで、アンダーグラウンド感が強い多くのNWOBHMバンドとは一線を画しています。

バッドボーイR&R系グラムメタルの代表的バンド

MÖTLEY CRÜE|モトリー・クルー

グラムメタルの代名詞的存在のバンド。初期には正統派のヘヴィメタルもやっていましたが、時代に合わせてスタイルを変え続けます。

機を見るに敏で器用なバンドでもあり、グラムメタルがオワコンになった後はグランジやグルーヴメタルに接近するなど流れに合わせてスタイルを変えますが、どの方向性でもそれなりのクオリティをキープしています。

GUNS N’ ROSES|ガンズ・アンド・ローゼス

典型的なバッドポーイズR&Rバンド。

THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)〜AEROSMITH(エアロスミス)的要素が濃く、ポップメタルに収まらないルーツリバイバル的なサウンドが特徴です。

グラムメタルの典型とは一味違うパンキッシュなイメージもあったことで、非メタルマスコミ/リスナーからも支持され、一躍セレブなモンスターバンドに成り上がります。

グランジ勢に息の根を止められるまでは、当時の米国ロックを象徴するアイコンでした。

SKID ROW|スキッド・ロウ

ムーヴメント後期のバンドだったこともあって、いち早くグランジやグルーヴメタルも視野に入れてたサウンドに移行します。

アイドル系のグラムメタル勢の中では、MÖTLEY CRÜEと並んで後のヘヴィ路線にも上手く対応できたバンドのひとつ。

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