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【特集】ビギナーが最初に聴くべきヘヴィメタル|プログメタル:第1世代 – プログメタルBIG4(四天王)編

ヘヴィメタルライヴ中にメロイックサインを掲げるオーディエンスのイメージ プログレッシヴ

プログメタル爆誕! … ネオ・プログレッシヴ・ロックの新潮流がよりハードによりヘヴィに登場!

“第0世代編”で解説したように、様々なスタイルが入り乱れていた70年代のプログレッシヴロックシーンで、『テクニカル&ドラマティック』なスタイルのバンドが高い人気を獲得し様式化します。
その後、その様式を踏襲したバンドがUKポンプロック,USプログレハードといったプログメタルの前身に当たるジャンルを確立して様式美系プログレリスナーの受け皿となります。

そして80年代中期になると、当時すでに英国に変わってメタルの中心地シーンとなっていたアメリカから、プログメタルのパイオニアとされる第一世代バンドが登場することになるわけです。

プログメタルはプログレッシヴじゃないけどプログレ!

メタル界隈で「プログレッシヴ」という言葉を使う場合は、本来の意味である「進歩的・実験的」な精神性よりも、上で触れたわかりやす様式的なスタイルを意味しています。

その大きな特徴をいくつか挙げると…

① 高い音楽技術によるテクニカルな演奏
② 10分越えも当たり前の長尺の楽曲と壮大でドラマティックな曲展開
③ メロディと叙情性重視のサウンド
④ できれば歌入り(ただし繊細なハイトーンに限る&要歌唱力!)
⑤ SF/ファンタジー/神話などフィクショナルな世界観やロックオペラ的構成
⑥ キーボードやシンセサイザー/ハモンドオルガンなどの導入

といったものです。

プログメタルのバンド…特に初期のバンドのほとんどは、ほぼ完全にこの様式的プログレスタイルを踏襲しています。

求められたのは“プログレッシヴな革新的メタル”ではなく“大袈裟なただのメタル”だった?

結局のところプログメタルのブームを支えたメタルファンの多くは、そこに先鋭的で実験的なサウンドを求めていたわけではありません。
言ってしまえば、「メタルなのに何か上手くて凄そうなことやってて、長いけどドラマティックに盛り上げてくれてサイコー!そこにシビれるアコガレる〜!」といった調子の、わりとチョロいリスナーの方が多かったということ。

実際、第1世代のプログメタルはそのほとんどが“プログレッシヴなヘヴィメタル”ではなく、実際は“プログレ風味のヘヴィメタル”と呼ぶのがふさわしい音楽性であり、だからこそメタルファンに受け入れられていたわけです。

本当にプログレッシヴな先鋭的/前衛的なバンドは通好みな存在に留まり、評価されるにしても長い年月やマスコミのバックアップが必要だったりします。

プログメタル爆誕! – プログメタル黎明期のBIG4(四天王)と実質的なBIG2(二枚看板)

プログメタルのパイオニアとされる第一世代の中でも、活動の速さや知名度からシーンを代表する存在とされているのが、FATES WARNING(フェイツ・ウォーニング)CRIMSON GLORY(クリムゾン・グローリー)QUEENSRŸCHE(クイーンズライク)DREAM THEATER(ドリーム・シアター)の4バンド。

これら4バンドは、最も早い時期にヘヴィメタルシーンでプログレ的アプローチを試みたパイオニア的バンドとして名前が挙がる存在で、いわばプログメタルBIG4(四天王)と呼ぼうと思えば呼べる存在です。

実際には4バンド全てが高い評価や商業的な成功を収めることができたわけではありませんが、彼らの活動がのちの世代にも影響を与えたことで続々とプログメタルが生まれていきます。

FATES WARNING|フェイツ・ウォーニング

FATES WARNING(フェイツ・ウォーニング)IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)的な欧州メタルスタイルからスタートしたバンドで、BIG4(四天王)の中でも最も早い時期からプログレ路線を推し進めたことから元祖プログメタルと呼ばれることもあります。

今も現役で活動中で作品数もかなりの数に上りますが、技術はそれなりにあるものの作曲センスと個性に欠けるのが原因で、キャリアの割にいまだ垢抜けなさを漂わせて突き抜けた部分がありません。

デビューから現在にいたるまで、良くも悪くも終始マニアのみに愛でられる万年B級バンドといった存在に止まっています。

CRIMSON GLORY|クリムゾン・グローリー

CRIMSON GLORY(クリムゾン・グローリー)はプログレメタル四天王の中ではもっともメタル寄り…というか、単にドラマティックで“長編志向の様式美メタ”と言った方がしっくりくるバンド。
メタルとしてのクオリティはかなり高いのですが、プログレ度という点ではそれほどでもありません。

メンバー全員が仮面舞踏会のようなシルバーのマスクをつけているという、厨二感あふれる微妙なコンセプトのおかげで色物バンドとしてネタ扱いされ続けた挙句、マスクを脱いでLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)的なオーガニックなサウンドに挑戦するも大失敗。
そのまま失速して消滅したのち長い年月を経て90年代末に復活しますが、目立った活躍は見せていません。

プログレファンには物足りないかもしれませんが、あまり先鋭的過ぎずほどほどにプログレっぽいメタルを聴きたいリスナーにはBIG4に中でも特にオススメのバンドです。

QUEENSRŸCHE|クイーンズ・ライク

QUEENSRŸCHE(クイーンズライク)もオーソドックスなヘヴィメタルとしてスタートしますが、ロックオペラ的なコンセプトに挑戦した3作目Operation:Mindcrime(オペレーション:マインドクライム)の大ヒットで、プログメタルの仲間入りを果たします。

その後もコンセプチュアルな作品を度々リリースしますが、90年代にはグランジ的なアーシーでヘヴィなアメリカンハードロックをベースにしたスタイルに転身、彼らの看板でもあるキャッチーなスピードメタルナンバーをスポイルしたこともあって低迷してしまいます。
それからというもの、コンスタントなアルバムリリースは行うも長期的な低空飛行が続きます。

さらに、メンバー間のゴタゴタもあってヴォーカルとその他に分裂、それぞれで活動を続けますが、どちらも低迷期を抜け出すには至っていません。

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DREAM THEATER|ドリーム・シアター

DREAM THEATER(ドリーム・シアター)は音大卒のメンバーが集まって結成されたエリートバンドで、技術と音楽的素養については四天王でもダントツなの誰もが認めるところ。
まさに、名実ともにBIG4の筆頭で、“世界で最も有名なプログメタル”という称号がふさわしい存在です。

テクニカルながらドラマティックでメタルとプログレの様式美をハズさない音楽性が絶大な人気を集め、アルバムも大ヒットしてデビュー以来シーンを牽引し続けていました。

しかし、メタル様式美とプログレ様式美のシバリの中でマンネリ化しているのも確かで、わかりやすさやキャッチーな要素が薄れたこともあって以前ほどの勢いや存在感,影響力は感じられません。
技量は確かでもセンスと革新性に乏しいことが、バンドとしては最大のネックとなっています。

Magna Carta Records(マグナカル・レコーズ)系バンド

マグナカル・レコーズ(Magna Carta Records)は、多くのプログレハード/プログメタルバンドをリリースしてきた、アメリカのプログレ専門音楽レーベルです。

数々のプログレッシヴ・ロックバンドを手がける他に新人バンドの発掘にも積極的で、SHADOW GALLERY(シャドウ・ギャラリー)MAGELLAN(マジェラン)を始めとした90年代に活躍する数々の新世代プログメタルバンドを生み出してきました

また、LIQUID TENSION EXPERIMENT(リキッド・テンション・エクスペリメント)BOZZIO/LEVIN/STEVENS(ボジオ・レヴィン・スティーヴンス)といった、トップアーティストによる数々のプロジェクトバンドもリリースでもシーンの発展に寄与してきました。

プログメタル第1世代による新世代プログレブームとその影響

上に挙げたプログメタルBIG4(四天王)の中でも、特に存在感が大きくシーンの顔となるのがQUEENSRŸCHEDREAM THEATER
BIG4とは言いつつも実質的にはこの2バンドによるツートップなので、BIG2と呼んでも差し支えありません。
QUEENSRŸCHEDREAM THEATERのシーンにおける存在感と影響力は大きく、プログレ後進国のアメリでもヒットチャート上位に食い込むほどの目覚ましい活躍を見せます。

彼らの存在に刺激を受けて、それに続くニューフェイスも続々と現れデビューを果たしますし、以前から同じようなスタイルで活動していたバンドにもスポットライトが当たってシーンが活性化します。

さらには、KANSAS(カンサス)RUSH(ラッシュ)MARILLION(マリリオン)といった70~80年代に活躍していたプログレハードやポンプロック系のバンドも再評価され、再結成やアルバムリリースなど積極的な活動をしていくようになります。
その結果、オールドスクールなバンドの活躍もプログメタルシーンの後押しをすることになり、お互いに活性化していくという良いサイクルも生まれます。

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