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【特集】ビギナーが最初に聴くべきヘヴィメタル|ハードR&R(ロックンロール):元祖編 – MORTORHEADファミリー&レジェンド

ヘヴィメタルライヴ中にメロイックサインを掲げるオーディエンスのイメージ ハード・ロックンロール

米国の懐メロ音楽がハードロック/パンクを経て破壊力抜群のエクストリームミュージックに進化!

R&R(ロックンロール)は50年代にブルーズをアレンジしてポップ化/高速化する形で誕生して、時代の音して一世を風靡した音楽ジャンルです。

その後、最先端音楽の座はロック/ハードロックに譲り渡すことになりますが、オールディーズと呼ばれる懐メロ的存在となりながらもひとつのスタイルとして生き続け、60〜70年代のガレージロックやパンクの登場によってより攻撃的なスタイルに生まれ変わることになります。

R&Rはそのイメージからヘヴィメタルとからは少々遠い位置にありそうな気もしますが、ヘヴィメタルのルーツであるのは間違いありませんし、ダイレクトにではなくてもパンクやガレージロックを経由してそのエッセンスを受け継いだメタル/ハード系のバンドは少なくありません。
その結果、時折よりハードでヘヴィにエクストリーム化したR&Rサウンドが生みだされてきました。

MOTORHEAD(モーターヘッド)がその代表的な存在ですが、ヘヴィメタルの創始者JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)も実はR&Rがルーツにあるバンドで、初期作品にはR&RナンバーもありましたしR&RレジェンドのCHUCK BERRY(チャック・ベリー)をカヴァーしたこともあります。
また、同じヘヴィメタル第一世代のRIOT(ライオット)ACCEPT(アクセプト)も、初期においてはR&Rの影響が強く作品にもそれが反映されていました。

R&Rレジェンド – 英国MOTORHEADサークル編:ハードR&RはMOTORHEADに始まりMOTORHEADに終わる!

このジャンルを語る上でまず押さえなければならないのが、その創始者でそれ以降のバンドに強い影響を与えた、ハードR&Rゴッドとでも呼ぶべきMOTORHEAD(モーターヘッド)です。

MOTORHEAD|モーターヘッド

JUDAS PRIESTら初期メタル勢にもR&Rナンバーをレパートリーにするバンドはいましたが、本格的にヘヴィ&ハードでメタリックなハードR&Rスタイルを確立したのがMOTORHEADです。

MOTORHEADは、スペーシーなサウンドでスペース・ロックとも呼ばれた英国のサイケ・ロックバンド、HAWKWIND(ホークウィンド)のメンバーだったレミー・キルミスター(Lemmy Kilmister[Ba.&Vo.])が立ち上げたバンド。

ちなみに、MOTORHEADという名は、彼の手によるHAWKWINDの同名曲に由来しています。

ヘヴィメタルフィールドで活動しつつも、最後まで「自分たちはR&R」だという姿勢を崩さなかったMOTORHEADですが、そのハード&ヘヴィで攻撃的なサウンドはNWOBHMや初期ヘヴィメタルの一角として語られていました。

レミーの逝去で幕を下ろしたMOTORHEADですが、R&Rをヘヴィ&ハードに、そしてパンク以上の過激さにパワーアップしてドライヴするサウンドは、多くのバンドに影響を与え続けています。

ヘヴィメタルシーンに影響力を持つMOTORHEADの存在

MOTORHEADのレミーが唯一の音楽的盟友として常に名前を挙げ、たびたびコラボや共演も重ねていたバンドは英国三大パンクの一角THE DAMNED(ダムド)だけでした。

デビュー当時から唯一無二で孤高の存在だったMOTORHEADですが、NWOBHMムーブメントの中から彼らに強い影響を受けたバンドが登場して、メタルシーンでファミリー的なサークルとなっていきます。
その代表格が、弟分と言われるTANK(タンク)と妹分とのレディースバンドGIRLSCOOL(ガールスクール)です。

さらに、MOTORHEADファミリーではありませんが、彼らのスタイルをさらに凶悪にディフォルメすることで、結果的にMOTORHEADの遺伝子をもっとも多く次世代にばらまいた、NWOBHMの最重要バンドがVENOM(ベノム)です。

その遺伝子はスラッシュメタル時代に入るとSLAYER(スレイヤー)SODOM(ソドム)ONSLAUGHT(オンスロート)といったバンドに受け継がれ、その影響はデスメタル、ブラックメタルにまで延々と及びます。

THE DAMNED|ダムド

DAMNEDSEX PISTOLS(セックス・ピストルズ)THE CLASH(ザ・クラッシュ)と並び英国三大パンクと称されるバンド。他の2バンドと比較するとポリティカルなギミックが薄目ですが、サウンドは疾走感が強く半端なメタルよりもはるかにヘヴィでハードです。

メイクを含めたホラー的な演出やゴシック的要素も大きな特徴で、後のポジティブパンク(ゴシックパンク)やMISFITS(ミスフィッツ)などのホラーパンク、デスロックなどの源流となった存在でもあります。

「Grave Disorder」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

TANK|タンク

TANKは元THE DAMNEDアルジー・ワード(ALGY WARD)を中心に結成し、NWOBHMシーンで活動していたバンド。基本はMOTORHEADスタイルで特に初期はその傾向が強いですが、メンバーチェンジの結果正統派ヘヴィメタル的な要素を強めていきます。

のちにアルジーと他のメンバーに分裂して共にTANKを名乗っていますが、本体は完全に様式美系メタルへと変貌を遂げしてしまい、初期のハードR&Rサウンドはアルジー派が受け継いでいます。

GIRLSCOOL|ガールスクール

GIRLSCOOLは女性メンバーのみで構成されたレディースNWOBHMバンドで、メタルとパンクを融合したハードながらもキャッチーなサウンドが特徴。MOTORHEADの妹分として彼らのサポートバンドとしても活躍しました。

メンバー交代や短い活動停止期間も経て現役で活動を続けている、レディースバンドとしては貴重な筋金入りのバンドで、現在では史上最長キャリアの女性ロックバンドの称号を得ています。

VENOM|ヴェノム

言わずと知れたNWOBHMを代表する存在にして、UKエクストリームメタルの創始者として後続に多大な影響を与えた最重要バンド。

サウンドは次第にオーソドックスなメタルに近づいていきますが、スラッシュメタル,デスメタル,ブラックメタルに影響を与えた最初期の破天荒なサウンドは、間違いなくMOTORHEADの存在無くしては生まれなかったものです。

彼らについては『ハードR&R:暗黒編』で詳しく触れています。

SKEW SISKIN|スキュー・シスキン

女性ヴォーカリストニナ(Nina C. Alice)率いるSKEW SISKIN(スキュー・シスキン)は、ドイツでも異色のハードR&Rバンド。

日本では知る人ぞ知る存在ですが90年代初期からの長いキャリアを持ち、アルバムによってハードロック色を強めたりサイケデリックなテイストを取り入れたりしながらも常に高品質な作品を作り続けています。

日本での知名度はイマイチですがMOTORHEADのレミーも認めた世界に通用する実力派バンドで、アルバムでのコラボレーションも果たしています。

Peace Breaker
オルタナティブ¥1,528Skew Siskin

英国以外のエリアにMOTORHEADに匹敵するハードR&Rのカリスマはいるの?

オールドスクールな米国発R&Rのをハード&ヘヴィにアップデートしたのはMOTORHEADを中心としたイギリスなどシーンでしたが、R&R発祥の地で様々に進化したスタイルが生き続ける本場アメリカや、独自のアンダーグラウンドなR&Rやガレージロックのシーンが息づく北欧などには、MOTORHEAD系のハードR&Rサウンドとは一味も二味も異なるもののそれに匹敵するレベルのカリスマが存在しています。

そんな中でもヘヴィメタルリスナーにも比較的知名度が高く、ハードR&Rファンなら知っておくべき大物を紹介しましょう。

R&Rレジェンド – アメリカ編:ロックンロールの本場でカリスマと呼ばれるバンドは?!

アメリカはさすがに本場だけありハードなR&Rを演るバンドは数限りなく存在しますが、その中でもMOTORHEADに匹敵しうる存在といえば、カリスマイギー・ポップ(IGGY POP)率いるTHE STOOGES(ザ・ストゥージス)とまさにカルトバンドのBLUE ÖYSTER CULT(ブルー・オイスター・カルト)でしょう。

THE STOOGES(IGGY & THE STOOGES)|ザ・ストゥージス(イギー & THE STOOGES)

“パンクのゴッドファーザー”などという異名で呼ばれることもあるイギー・ポップ(IGGY POP)率いるバンド。

イギー・ポップは英国にレミー(MOTORHEAD)がいるならば米国にはイギーありというくらいの、ハードR&Rシーンのみならず全ロックシーンに大きな影響力を持つレジェンドです。
THE STOOGESは活動期間が短かったこともあり、世間的にはイギー・ポップというとソロ時代の印象が強ですが、ハードR&Rのバンドやファンには「THE STOOGESこそ至高」という声が根強く渦巻いています。

イギー・ポップは、音楽性が一貫してほぼ大きな変化が無いMOTORHEADとは異なり、時代によってスタイルを変えたオルタナティヴなアティチュードのアーティスト。
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)と組んでのグラムロック,ニューウェイヴ時代を経て,グラムメタル,グランジ,90’sオルタナティヴロックという風に幅広い音楽性を持ち、アルバムによってスタイルの異なるサウンドにチャレンジしています。

とはいえハードロック寄りのヘヴィ&ハードなやさぐれガレージR&Rが最大の持ち味なのは間違いなく、ソロでも定期的にアグレッシグなスタイルをリバイバルしていますし、その到達点だったTHE STOOGESはハードガレージR&Rの金字塔として後続バンドにリスペクトされています。

BLUE ÖYSTER CULT|ブルー・オイスター・カルト

BLUE ÖYSTER CULTはアメリカの元祖ヘヴィメタルバンドとして語られることが多い存在ですが、実際はニューヨークパンク/ニューウェイヴやアート/文学などとの関係も深いインテリバンドです。

サウンド面では日本語ナレーションで有名なGodzilla(ゴジラ)』やホラームービーの挿入歌に欠かせない『The Reaper(死神/リーパー)』などでヒットを飛ばした、中期以降のソフィスティケートされたハードロック/ヘヴィメタル時代のイメージが強いですが、その初期はガレージロック色の強いヘヴィロックンロールバンドでした。

70年代前半の時点で彼らが完成させていた、ニューヨークアンダーグラウンドのアート感覚や知性を感じさせながら、MOTORHEADに匹敵する疾走感と破壊力を持つ爆走ロックンロールは今もオンリーワンの存在感を放っていいます。

その強烈な個性ゆえにフォロアー不在という孤高の地位を守り続け、通好みのバンドとして違いのわかるリスナーに支持されています。

R&Rレジェンド – 北欧編:ヨーロッパ最強のロックンロールシーンのカリスマは?!

“北欧爆走R&R”ムーヴメントでハードR&Rシーンを活性化し世界的に影響を栄光を与えた北欧は、独自の60年代から独自のガレージロック/R&Rシーンが息づくエリアで、どの時代にも英国や米国とも一線を画したアンダーグラウンドなバンドが活動を続けていました。

中でも、ヘヴィメタル/パンクなど多くのジャンルでカリスマ的存在として支持されているのが、HANOI ROCKS(ハノイ・ロックス)です。

HANOI ROCKS|ハノイ・ロックス

フィンランドのHANOI ROCKSは80年代前半に活動していた北欧R&Rシーンの重鎮で、サウンド,ビジュアルともにグラムロックをベースにしたスタイルで、USグラムメタル(LAメタル)と共通する部分が多いバンドです。
実際にグラムメタル勢とも交流があり、Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)のように彼らからの影響を表明するバンドも数多く存在します。

音楽性はUSグラムメタル勢とは異なり、ハードロック/ヘヴィメタルよりもパンク/ニューウェイヴからの影響が濃くオルタナティヴ要素が強いものの、そのイギー・ポップと重なる部分もあるポップながら通好みでもあるサウンドは、メタルファンも含め幅広い層のリスナーやアーティストからの支持を集めています。

ハードさやヘヴィさに限れば後の北欧ハードR&Rには及びませんが、北欧シーンではルーツ的存在としてリスペクトされていて、00年代にはハードR&Rブームのアオリもあって一時的な再結成も実現しました。

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