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- 1カリスマヴォーカリストを擁し、ヘヴィ&ダウナーなサウンド,メランコリックなメロディ,ソリッドなサウンドでMETALLICHAの元ネタにもなった、グランジシーンの中でもっともヘヴィメタリックなバンドとも呼ばれる奇跡のグループ!!
- 1.1ALICE IN CHAINS|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Facelift|フェイスリフト
- 1.1.2Dirt|ダート
- 1.1.3Alice in Chains|アリス・イン・チェインズ
- 1.1.4MTV Unplugged|MTVアンプラグド
- 1.1.5Black Gives Way to Blue|ブラック・ギヴス・ウェイ・トゥ・ブルー
- 1.1.6The Devil Put Dinosaurs Here|ザ・デヴィル・プット・ダイナソーズ・ヒアー
- 1.1.7Rainier Fog|レイニアー・フォッグ
- 1.1.7.1◎ALICE IN CHAINSはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
カリスマヴォーカリストを擁し、ヘヴィ&ダウナーなサウンド,メランコリックなメロディ,ソリッドなサウンドでMETALLICHAの元ネタにもなった、グランジシーンの中でもっともヘヴィメタリックなバンドとも呼ばれる奇跡のグループ!!
ALICE IN CHAINSは1990年代初頭のグランジ最盛期シーンを代表するグループのひとつであり、それらの中でも特に高い知名度と影響力を持つ存在として、ニルヴァーナ,サウンドガーデン,パールジャムと並びメインストリーム級のグランジ四天王とも称されるグループです。
メンバーの多くがヘヴィメタルをもルーツに持ち、デビュー以前にはメタルシーンで活動していたこともあるだけに、グランジシーンの中ではもっともヘヴィメタルに近しいグループで、それはMETALLICAやTOOLなどにも影響を与えたヘヴィなサウンドや、レイン・ステイリー(Vo.)のカリスマティックなヴォーカルスタイルなどにも反映されていました。
活動フィールドもヘヴィメタルシーンと重なるところが多く、それゆえアンチメタル系のグランジリスナーからは否定的な評価を受けることもありますが、どちらの枠にも完全に収まりきれない個性でシーンのトップに位置しており、多くの後続グループに影響を与え続けてきたことは間違いありません。
ニルヴァーナのカート・コベインに続くヴォーカリストの早逝により活動休止をやむなくされましたが、2005年から新たなヴォーカリストとしてウィリアム・デュヴァルを迎えた新体制で再結成し、現在も活動を続けています。
また、彼らのBLACK SABBATHなどからも影響を受け、ダークなダウナーなサイケデリアも感じさせる音楽性から、ドゥームメタル/ストーナーロックなど90年代にブレイクしたダウナー系ヘヴィロック群を語る際にも、SOUNDGARDENと並ぶルーツ的な重要グループとして避けて通ることのできない存在となっています。
ALICE IN CHAINS|DISCOGRAPHY
Facelift|フェイスリフト
オリジナルアルバム 1作目 – (1990年)
80年代末のデビュー以前のグラムメタル系ポップメタルサウンドから方向性を一変、ダウナーなヘヴィロックに的を絞ったことででグランジシーンのトップに躍り出たアルバム。結果的にこの判断が、世に出るにしてもSKID ROW(スキッド・ロウ)レベルのちょっと見所のあるアイドルバンドで終わるか、革新的なグループとして歴史に楔を打ち付けるかの大きな分かれ目となりました。
ポップネスとダークネス, ヘヴィネスの理想的な融合を果たしたこのアルバムは、METALLICAをはじめとしてメタル/ヘヴィミュージックシーンにくっきりとした大きなワダチを残し遺伝子を撒き散らしました。しかし、この作品さえ単なる過渡期でしかなかったことがのちに判明することになるので、一般的なメタル/ハードロックリスナーにはもっとも敷居の低いアルバムです。
メロウ度:★★☆☆☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆
代表作 スルメ盤
Dirt|ダート
オリジナルアルバム 2作目 – (1992年)
メロウ度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作
Alice in Chains|アリス・イン・チェインズ
オリジナルアルバム 3作目 – (1995年)
メロウ度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤
MTV Unplugged|MTVアンプラグド
ライヴアルバム(アンプラグド) – (1996年)
メロウ度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Black Gives Way to Blue|ブラック・ギヴス・ウェイ・トゥ・ブルー
オリジナルアルバム 4作目 – (2009年)
メロウ度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★☆☆☆
賛否両論 スルメ盤 お布施
The Devil Put Dinosaurs Here|ザ・デヴィル・プット・ダイナソーズ・ヒアー
オリジナルアルバム 5作目 – (2013年)
メロウ度:★★★☆☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆
入門盤 賛否両論 スルメ盤
Rainier Fog|レイニアー・フォッグ
オリジナルアルバム 6作目 – (2018年)
メロウ度:★★★☆☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆
代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤
◎ALICE IN CHAINSはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
ALICE IN CHAINSも多くのグランジバンドと同様、黄金期である90年代前期の作品にそのずべてが注ぎ込まれています。最初にこれを聴かずして何を聴くというアルバムが、ダウナーロックの名作としてメタルシーンへの影響力も絶大な代表作の“Dirt(2nd)”。
原点として初期ファンのイチオシ率が高くメタル的整合感も強いサウンドでMETALLICAにも影響を与えた“Facelif(1st)”と、生っぽいサウンドとミニマルな作風で通好みファンの人気の高い“Alice in Chains(3rd)”も、独自の魅力と重要性を持つ力作。総合力では2ndに及びませんが、好みによってはこちらから入るのもアリです。
再結成後は水準以上ながらこの3作のブレンデッドでしかないので優先順位は下がりますが、“Rainier Fog(6th)”は総決算的な意味での完成度は高いので、どうしても“今”の作品にこだわるならコレから入るといいでしょう。
好みは分かれますが、レイン・ステイリーの歌心を知るには、当時流行ったアコースティックライヴアルバム“MTV Unplugged”がベストかもしれません。