Contents
- 1MEGADETHのデイヴ・ムステインからオファーを受けたほどの腕利きギタリスト、ジェフ・ウォーターズ率いるカナディアンスラッシュメタルバンド!!
- 1...1ギターヒーロー率いるスラッシュ・バンド!?
- 1...2ANNIHILATORはビッグ・イン・ジャパン!?
- 1...3実質程にはウォーターズのソロプロジェクト!?
- 1...4ANNIHILATORのサウンド遍歴は!?
- 1...5北米で一二を争うハードワーク・スラッシャー!?
- 1.1ANNIHILATOR|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Alice in Hell|アリス・イン・ヘル
- 1.1.2Never, Neverland|ネヴァー,ネヴァーランド
- 1.1.3Set the World on Fire|セット・ザ・ワールド・オン・ファイア
- 1.1.4King of the Kill|キング・オブ・ザ・キル
- 1.1.5Refresh the Demon|リフレッシュ・オブ・ザ・デーモン
- 1.1.6Remains|リメインズ
- 1.1.7Criteria for a Black Widow|クライテリア・フォー・ア・ブラック・ウィドウ
- 1.1.8Carnival Diablos|カーニヴァル・ディアブロス
- 1.1.9Waking the Fury|ウェイキング・ザ・フューリィ
- 1.1.10All for You|オール・フォー・ユー
- 1.1.11Schizo Deluxe|スキッツォ・デラックス
- 1.1.12Metal|メタル
- 1.1.13Annihilator|アナイアレーター
- 1.1.14Feast|フィースト
- 1.1.15Suicide Society|スーサイド・ソサイアティ
- 1.1.16For the Demented|フォー・ザ・ディメンテッド
- 1.1.17Ballistic, Sadistic|バリスティック, サディスティック
- 1.1.18Metal II|メタル II
MEGADETHのデイヴ・ムステインからオファーを受けたほどの腕利きギタリスト、ジェフ・ウォーターズ率いるカナディアンスラッシュメタルバンド!!
ANNIHILATOR(アナイアレーター)は、カナダ出身ののスラッシュメタル・バンド。
バンド名は『全滅させる/消し去る(annihilate)もの』の意味です。
ギターヒーロー率いるスラッシュ・バンド!?
ANNIHILATORは、ギタリストのジェフ・ウォーターズ(Jeff Waters)を中心としたグループ。
ウォーターズは、テクニカルかつメロディアスなギターソロを得意とするギタリストで、かつてMEGADETHのデイヴ・ムステインからギタリストとしてオファーを受けた経験を持つ人物です。
そのためANNIHILATORは、スラッシュメタル・シーンでは数少ない“ギターヒーロ系”のバンドとしても知られており、ギターヒーロー信仰の盛んな日本でも特に人気の高い、スラッシュメタル・バンドのひとつに数えられています。
ANNIHILATORはビッグ・イン・ジャパン!?
ANNIHILATORは、スラッシュメタル・ムーヴメントの収束間際にデビューした、シーンでもかなりの後発のグループですが、カナディアン・スラッシュメタルとしては、VOIVOD(ヴォイヴォド)に次くレベルの知名度と人気を誇っています。
ただし、その人気は北米エリアよりも欧州や日本に集中しており、特にウォーターズというギターヒーローが在籍していることもあって、日本での人気は非常に根強く、長期にわたって典型的な“ビッグ・イン・ジャパン”に近い状態にありました。
実質程にはウォーターズのソロプロジェクト!?
ANNIHILATORは、結成以来メンバーの入れ替わりが絶えないバンドで、歴代メンバーの在籍期間は、30年を超えるキャリアの中においても、2000年代に加入したデイブ・パデン(Dave Padden[Gt/Vo])の10年弱が最長という状況です。
根本的に、ウォーターズ主体のプロジェクトバンドという面が強いグループであり、そのバンド体制とコンセプトはデビュー以来一貫して変化していません。
そういった事情から、その時期の状況次第でウォーターズがギター以外のパートをカバーすることもあり、アルバムによってはドラム以外の楽器全パートをまかなっていたこともあります。
ANNIHILATORのサウンド遍歴は!?
ANNIHILATORは、初期のMEGADETHに刺激を受けてバンドをスタートしているだけあって、デビュー当初はそれに類するテクニカルなスラッシュメタルを志していました。
しかし、デビューから間もなく、スラッシュメタルのムーヴメントが収束を迎えたために、早々に軌道修正を余儀なくされ、時代の趨勢を横目で見て試行錯誤を続けながら、歌もの系パワーメタルやグルーヴメタルなどを取り入れ、音楽性の変化を重ねてゆくことになります。
しかし、2000年前後から盛んになった、オールドスクールなスラッシュメタルのリバイバルの動きに乗って、初期に近いスラッシュメタル路線へと再び軌道修正を行っており、それ以降は音楽性に大きな変化はありません。
北米で一二を争うハードワーク・スラッシャー!?
ANNIHILATORは、非常に不安定なバンド体制が長年にわたって続いていたにも関わらず、大きなブランクも無く活動を続けており、アルバムもコンスタントにリリースを重ねています。
ビジネスモデルの差が影響しているのか、北欧やドイツのアーティストと比較すると、寡作で作品数が少ない傾向が見られる北米のスラッシュメタル・バンドの中でも、OVERKILLに次ぐほどの上位に位置する多作バンドとして知られています。