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★ ANTHRAX(アンスラックス)+S.O.D. ディスコグラフィー ★ 「時代と寝る」を地で行くフットワーク命のスラッシュメタルBIG4(四天王)の風見鶏バンド!?…必聴アルバムは?

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古典的な様式美パワーメタルを展開していたスラッシュ四天王末席のバンドは、どうやってクールでヒップなストリート系ヘヴィバンドにへと転身したのか?

ANTHRAXのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

ANTHRAX(アンスラックス)は、ニューヨークを拠点とするスラッシュ/ヘヴィメタルバンド。スラッシュBIG4(四天王)一角としても知られています。

USエクストリームの重鎮ダン・リルカーも在籍!

ANTHRAXは、スラッシュメタルの黄金期とアメリカのメタル界を代表格として、USスラッシュメタルBIG4に名を連ねる栄誉を受けた、アメリカン・ヘヴィメタル・シーンのビッグネーム。

さらには、クロスオーバー・スラッシュの名バンドNUCLEAR ASSAULT(ニュークリア・アサルト)を経てBRUTAL TRUTH(ブルータル・トゥルース)を結成し、アメリカン・グラインドコアのカリスマとなる、ダン・リルカー(Dan Lilker)が在籍していたことでも知られています。

なお、リスカーはANTHRAXメンバーによるハードコアユニット、S.O.D.にもフル参加してクロスオーバーに貢献しています。

ストリートに根ざしたヒップなメタルバンド!?

ANTHRAXは一般的には、ハードコアやミクスチャーの影響が強い、ストリート・カルチャー/スケーター・カルチャーに根ざしたバンドとされています。

にもかかわらず、最初期の彼らは、スラッシュメタルの中でもオールドスクールなメタル様式の強い、パワーメタル寄りのサウンドを展開していました。

ヴォーカルもハイトーンで歌い上げる典型的なヘヴィメタルスタイルの“お達者系歌唱”で、これらの特徴によって、初期のスラッシュシーンの中では保守的なメタルファンからの支持も高いバンドのひとつとなります。

フットワークもマインドも羽毛のように軽い!

ANTHRAXの最大の持ち味は、良くも悪くもフットワークの軽い音楽センスと、人当たりの良さからくる多岐に渡った交友関係の広さで、この二つで業界をサバイヴしてきたバンドとも言えます。

その立ち回りのうまさを生かして、ハードコアバンドやHIPHOPユニットとのコラボレーションなど、勢いのある異ジャンルとの交流を重ねるようになり、その結果、次第にヒップなイメージを強めストリート感覚を全面に押し出してゆくようになります。

ヴォーカルチェンジでスラッシュの枠を超える!!

二作目から参加してスラッシュ全盛期を支えたヴォーカリストのジョーイ・ベラドナ(Joey Belladonna)は、5作目の完成させたのち1992年に脱退してソロへと移行。バンドはパワフルな歌唱で知られるARMORED SAINT(アーマード・セイント)のジョン・ブッシュ(John Bush)を後任に招き、より幅広い音楽性を持つ作風を確立。スラッシュメタルの枠を超えヘヴィメタルシーンを代表する存在として黄金期を迎えます。

当然のようにスラッシュリバイバルに便乗!!

その後、00年代のオールドスクール・スラッシュメタルのリバイバルに乗じ、 2005年にベラドナをヴォーカルに迎えてリユニオン活動を行います。その流れで2010年にはベラドナが完全復帰、アルバムもリリースして現在も同じ体制で活動を続けています。

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