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★ BLUE ÖYSTER CULT(ブルー・オイスター・カルト) ディスコグラフィー ★ 米国の元祖ヘヴィメタル!? NYアンダーグラウンドが産んだ知性派ヘヴィロック…必聴アルバムは?

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90年代の再評価で60~70年代最重要ハードロックグループの座に着いた、ヘヴィメタル/ドゥーム/グランジ/ストーナー/スラッジ/ブラックすべての始祖あたる英国ダーク&ヘヴィネスのカリスマ!!

“Cool Madness of New York…ニューヨークの冷めた狂気”の異名を持つBLUE ÖYSTER CULT(ブルー・オイスター・カルト)は、「英のSABBATH米のBÖC」とも称されるように、BLACK SABBATHと並んで英米の元祖ヘヴィメタルと呼ばれることも多いインテレクチュアルなハードロックグループです。

米国のヘヴィメタル/ハードロックシーンの中で重要な位置を占めるグループであることに間違いはありませんが、いわゆるヘヴィメタル様式美にも現在のエクストリームメタルにも直接的には関与しない、独自のポジションにある唯一無二のグループです。

初期はニューヨークアンダーグラウンドシーンに身を置き、かのパティ・スミスとも密接な関係にあったグループで、60年代末期のヘヴィ&サイケデリックなアートロックと70年代のニューヨークパンクをつなぐような、ヘヴィロックンロールサウンドが持ち味でした。
その後、NWOBHMやプログレハードなども視野に入れつつ、メインストリームのアリーナロックとしても通用するポップネスを持ったサウンドの下に、冷ややかな闇や狂気を漂わせた独自のハードロックスタイルを確立させ、さらにはアメリカンハードロックのスタンダードとして歌い継がれる名曲をも生み出します。

Blue Öyster Cult|狂気への誘い:ブルー・オイスター・カルト

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オリジナルアルバム 1作目 – (1972年)

後のメロディ路線とは異なる、ダークでクールなサイケデリアを漂わせたヘヴィロックンロールの名盤。

|ヘヴィ度:★★★☆☆
|ハード度:★★☆☆☆
|メロディ:★☆☆☆☆
|重要度:★★★★☆
|マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Tyranny and Mutation|暴虐と変異:ティラニィ・アンド・ミューテーション

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オリジナルアルバム 2作目 – (1973年)

前作を踏襲した路線ながら、よりヘヴィ&ハードさを増した仕上がりの傑作アルバム。

|ヘヴィ度:★★★★☆
|ハード度:★★★★☆
|メロディ:★☆☆☆☆
|重要度:★★★★★
|マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Secret Treaties|オカルト宣言:シークレット・トリティアーズ

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オリジナルアルバム 3作目 – (1974年)

これまでの作風にメロディとポップネスを上乗せした作風で、もちろんこれも充実の必聴盤。

|ヘヴィ度:★★★★☆
|ハード度:★★★★☆
|メロディ:★★★★☆
|重要度:★★★★★
|マニア度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤 実験作

Agents of Fortune|タロットの呪い:エージェント・オブ・フォーチュン

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オリジナルアルバム 4作目 – (1976年)

おなじみの名曲Preaper(死神)を含む名曲ぞろいで、BÖCのカタログでも最も知名度の高い代表作。

|ヘヴィ度:★★★☆☆
|ハード度:★★★☆☆
|メロディ:★★★★☆
|重要度:★★★★★
|マニア度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作

Spectres|スペクターズ

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オリジナルアルバム 5作目 – (1977年)

前作を踏襲した作風で同様に粒ぞろいの名盤。もうひとつの代表曲Godzzira(ゴジラ)収録。

|ヘヴィ度:★★★☆☆
|ハード度:★★★☆☆
|メロディ:★★★★★
|重要度:★★★★★
|マニア度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作
Spectres
ハードロック¥1,833Blue Öyster Cult

Mirrors|ミラーズ

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オリジナルアルバム 6作目 – (1979年)

ピークを超えた転換期にあたり、よりポップさを増した作風で賛否が分かれるが質は高い。

|ヘヴィ度:★★☆☆☆
|ハード度:★★☆☆☆
|メロディ:★★★☆☆
|重要度:★★★☆☆
|マニア度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★

賛否両論 通好み スルメ盤
Mirrors
ハードロック¥1,833Blue Öyster Cult

Cultösaurus Erectus|カルトサウルス・エレクタス

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オリジナルアルバム 7作目 – (1980年)

前作と同路線だが、ヘヴィネスは増して実験性もある通好みの隠れた名盤。

|ヘヴィ度:★★☆☆☆
|ハード度:★★★☆☆
|メロディ:★★★☆☆
|重要度:★★☆☆☆
|マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★

賛否両論 通好み スルメ盤

Fire of Unknown Origin|呪われた炎:ファイア・オブ・アンノウン・オリジン

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オリジナルアルバム 8作目 – (1981年)

NWOBHMを意識したメロディックハードの傑作で、彼らの新たなピークとなった傑作アルバム。

|ヘヴィ度:★★☆☆☆
|ハード度:★★★☆☆
|メロディ:★★★★★
|重要度:★★★★★
|マニア度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤

The Revölution by Night|ザ・レヴォリューション・バイ・ナイト

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オリジナルアルバム 9作目 – (1983年)

引き続き同じくヘヴィ&ハードなメロディック路線で、前作より引きは弱いが高品質で通好み。

|ヘヴィ度:★★☆☆☆
|ハード度:★★★★☆
|メロディ:★★★☆☆
|重要度:★★☆☆☆
|マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤

Club Ninja|クラブ・ニンジャ

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オリジナルアルバム 10作目 – (1985年)

80年代ポップ的な音作りで評判は良くないが、名曲もありBÖCでなければ名盤とされていてもおかしくない。

|ヘヴィ度:★★☆☆☆
|ハード度:★★★★☆
|メロディ:★★★★☆
|重要度:★★☆☆☆
|マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Imaginos|イマジノス

BLUE_ÖYSTER_CULT_Imaginos

オリジナルアルバム 11作目 – (1988年)

知名度は低いが初期のダークなヘヴィネスを取り戻した傑作で、メタルリスナーにもなじみやすい。

|ヘヴィ度:★★★★☆
|ハード度:★★★★★
|メロディ:★★★★☆
|重要度:★★★☆☆
|マニア度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Imaginos
ハードロック¥1,833Blue Öyster Cult

Cult Classic|カルト・クラシック

BLUE_ÖYSTER_CULT_Cult_Classic

ベストアルバム – (1994年)

Heaven Forbid|ヘヴン・フォービッド

BLUE_ÖYSTER_CULT_Heaven_Forbid

オリジナルアルバム 12作目 – (1998年)

キャリアの集大成的な作風だが、時代に合わせてヘヴィネスも増して全盛期に匹敵する作品。

|ヘヴィ度:★★★★☆
|ハード度:★★★★★
|メロディ:★★★☆☆
|重要度:★★★☆☆
|マニア度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

Curse of the Hidden Mirror|カース・オブ・ザ・ヒドゥン・ミラー

BLUE_ÖYSTER_CULT_Curse_of_the_hidden_mirror_cover

オリジナルアルバム 13作目 – (2001年)

前作と同路線で高品質なことも変わらないが、やや落ち着いた作風でインパクトには欠ける。

|ヘヴィ度:★★★☆☆
|ハード度:★★★★☆
|メロディ:★★★☆☆
|重要度:★★☆☆☆
|マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤

The Symbol Remains|ザ・シンボル・リメインズ

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オリジナルアルバム 14作目 – (2020年)

◎ BLUE ÖYSTER CULTはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!

BLUE ÖYSTER CULTは初期とそれ以降で大きく作風が異なります。また、どの時期にしても「元祖ヘヴィメタル」の名につられて一般的な様式美ヘヴィメタルを期待して聴くと、後期するので要注意です。
初期作品ではMOTOEHEADなどのハードロックンロールやガレージロックなどがOKなら、中期以降には無いアグレッションに満ちた“Tyranny and Mutation(2nd)”、歴史的な名曲が詰まった黄金期の代表作ということなら“Agents of Fortune(4th)”“Spectres(5th)”がオススメ。
もっと一般的なヘヴィメタル/ハードロックに近い音が聴きたければ、美メロ満載な“Fire of Unknown Origin(8th)”、お得意のクトゥルー系暗黒神話を元にしたダークな“Imaginos(11th)”、ヘヴィ&ハードな“Heaven Forbid(12th)”あたりがいいでしょう。

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