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CARCASS(カーカス)ディコグラフィー|このアルバムがスゴイ!?|UKデスメタル/グラインドコアのカリスマ…必聴アルバムは?

CARCASS_logo_P グラインドコア

UKエクストリームメタル界でも類い稀な個性と先見性を持つグラインドコア/デスメタルバンド!

CARCASS(カーカス)NAPALM DEATH(ナパーム・デス)と並ぶUKグラインドコアシーンのパイオニア的な存在で、ハードコア〜クラストの流れとNWOBHM〜スラッシュの流れの両方をルーツに持ったサウンドが特徴です。

アングラ感が強いパンキッシュなグラインドコアからスタートしますが、次第にデスメタル要素を強めながらもアルバムごとにアプローチを変えつつ常にエクストリームメタルシーンをリードしてきたバンドです。

Reek of Putrefaction|腐乱屍臭 / リーク・オブ・ピュートゥリファクション

CARCASS_reek_of_putrefaction

オリジナルアルバム – 1作目 (1988年)

40分弱で22曲。オーセンティックなグラインドコア以外の何モノでもありません。
スカスカな音質で作風も勢い重視と、ハードコア的と言うかハードコアマニア好みのサウンドではありますが、ややデスメタルに近い整合感も見られます。

楽曲は玉石混交で、アイデアに光るものが見られる曲もあれば勢いだけの曲もありと言う印象ですが、出落ち的な一発ネタで終わっていないのはさすが。

コレこそが至高と言う性癖の人がいるのも確かですし、実際これはこれでアリですが1枚で十分。バンドとしてはまだまだ発展途上であくまで過渡期の作品です。

総合評価:☆☆☆★★|王道デス度:☆☆☆★★|マニア度:☆☆☆☆☆
通好み

Symphonies of Sickness|真・疫魔交響曲 / シンフォニー・オブ・シックネス

CARCASS_symphonies_of_sickness

オリジナルアルバム – 2作目 (1989年)

ヒネクレた楽曲の構成,変則的でテクニカルな要素,メロディック/テクニカルなギターソロなど、これ以降の作品に見られるCARCASSの基本要素が出そろったアルバム。

曲の長さも1stの2〜3倍(バンド比)になり、「パンク的な初期衝動での勢い一発ではなく、あくまでアイデアで勝負する」というミュージシャンシップもはっきり現れています。

デスメタル度も全作品中でもっとも高く、前作のパンク的チープさを偏愛するマニアはここで離れてしまいますが、そうでないリスナーにとっては、CARCASSとしてのスタイルが本格的に確立された、初期のグラインドコアスタイルでの到達点とも言える作品です。

総合評価:☆☆☆☆★|王道デス度:☆☆☆☆★|マニア度:☆☆☆☆★
殿堂入り 代表作 通好み スルメ盤

Necroticism – Descanting the Insalubrious|屍体愛好癖 / ネクロティズム – ディスキャンティング・ザ・インサルーブリアス

CARCASS_necroticism_descanting_the_insalubrious

オリジナルアルバム – 3作目 (1991年)

のちにARCH ENEMY(アーチ・エネミー)で一旗上げるマイケル・アモット(Gt.)が加わってツインギターとなり、黄金期のメンバーがそろったこともあってハートワーク以前の作品では最もメタルリスナーからのメタルリスナーからの評価が高い一枚。

単なるデスメタルでもグラインドコアでもなく、ハードコアやスラッシュメタルなどのカテゴリーにも縛られない独自のCARCASSサウンドは、シーンでもひときわ個性的でユニークな異色の存在です。

楽曲もアイデア豊かで曲もよく作りこまれていて、一聴してCARCASSとわかる強烈なオリジナリティに溢れています。

音楽的な試みはとしてはある程度成功して個性につながっていますが、それが作品として面白さに直結しているかと言うのはまた別問題で、曲単位で見てもアルバム単位でも見てもサウンドの魅力としては前作の方が上ですね。

UKエクストリームバンドが真面目に作品を作る時に顔を出しがちな、“英国バンド的煮えきれなさ”が足を引っ張って、いまいち突き抜けてくれないのが最大のが弱点です。

総合評価:☆☆☆★★|王道デス度:☆☆☆★★|マニア度:☆☆☆★★
代表作 通好み 実験作

Heartwork|ハートワーク

CARACASS_heartwork

オリジナルアルバム – 4作目 (1993年)

オーソドックスなヘヴィメタル/ハードロックのエッセンスを振りかけ、メロディも強調したことで、楽曲のフックやケレン味が段違いに増したCARCASSのブレイク作品。

メタル業界でメロデスを新ムーヴメントとして盛り上げようとしていた時期にリリースされ、前作から参加のマイケル・アモット(Gt.)の影響でベタなメタル的分かりやすさが強調されたことも相まって日本でも大ヒットとなりました。

メロディ要素の強いデスメタルではありますが、いわゆる“メロデス”(=スウェーディシュスタイルのメロディックデスメタル)ではありません。

ベースとなるスタイルは前作までを踏襲していて、メロディはあくまで一要素として用いているのも従来通り。あくまで、タイトルチューンのT-05が異色作なというだけで、「メロデスの最高峰」などという的外れのアオリを意識しすぎるとアルバム全体を捉え損ねます。

これも評価の分かれる作品ではありますが完成度自体は文句なし。マイケル・アモットもここでは役割をわきまえているので効果的に働いています。

総合評価:☆☆☆☆☆|王道デス度:☆☆☆★★|マニア度:☆☆☆★★
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

Swansong|スワン・ソング

CARCASS_Swansong

オリジナルアルバム – 5作目 (1996年)

黄金期のメンバーが抜け解散が決まった状況でリリースされた作品で、前作を上回る問題作がこちら。

前作からのEPに収録されていた「Rot’n’Roll」にその予兆はありましたが、ヘヴィメタリックなハード・ロックンロールと言ったスタイルになっています。

その結果力作にもかかわらず、初期のグラインドコア路線の支持者だけでなく、前作から入ってきたメロデスファンにまで総スカンを食らうことになります。

当時は、Cathedral(カテドラル)に影響でストーナーメタルバンドSPIRITUAL BEGGARS(スピリチュアル・ベガーズ)をスタートしたマイケル・アモットだけでなく、ビル・スティアー(Gt.)ジェフ・ウォーカー(Ba.+Vo.)までもがレイドバックしたサウンドを志向していたことは、この以降の作品を聞けば明白。その音楽的嗜好の影響がこの作風につながったのでしょう。

派手さはないものの個性的なセンスは相変わらずの名曲も多い優れたアルバムで、のちにデッスンロール(デスロール)の元祖的な作品として再評価を受けることになります。

総合評価:☆☆☆☆★|王道デス度:☆☆★★★|マニア度:☆☆☆★★
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Surgical Steel|サージカル・スティール

CARCASS_surgical_steel

オリジナルアルバム – 6作目 (2013年)

ARCH ENEMY(アーチ・エネミー)での歌姫商法がウハウハでCARCASSどころではない、マイケル・アモットを除いたメンバーで制作した再結成アルバム。

HeartWork(ハートワーク)SwanSong(スワンソング)を足したような作風で意外性は皆無ですが、多くのファンに求められているものを高品質/高品位で形にした作品です。

CARCASSの作品と考えると、あまりにも“置きに行った”感の強い作風には不満も残りますが、再結成以降の名刺代わりという意味では申し分のない完成度の一枚。

HeartWorkでブレイクした頃は「この名作は全てマイケル・アモット加入の功績」などとズレたことを言うリスナーもいましたが、音楽性も完成度も基本は従来のメンバーによるものだということを証明しただけでも価値があったと言えるでしょう。

総合評価:☆☆☆☆★|王道デス度:☆☆☆★★|マニア度:☆☆☆★★
入門盤 スルメ盤

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