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★ CYNIC(シニック) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|フロリダデスメタルシーンが生んだ突然変異!ジャズ/フュージョンをベースにしたテクニカルプログレッシヴメタルの最高峰!!…必聴アルバムは? 

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DEATHのテクニカル路線にも大きく貢献し、メタリック・フュージョンの騎手へと成長を遂げたデスメタルの聖地フロリダを代表するプログレッシヴ・デスメタル・バンド!!

CYNICのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

CYNIC(シニック)は、アメリカにおけるデスメタルの聖地フロリダを中心に活動していた、テックデス(テクニカル・デスメタル)/プログレメタル・バンド。

デスメタル界の腕利きミュージシャンが集結!!

CYNICは、80年内の結成時から基本的にはUSデスメタル・シーンに属するグループであり、メンバーもポール・マスヴィダル(Paul Masvidal[Gt., Vo. etc])とショーン・レイナート(Sean Reinert[Dr.Key.])を中心に、デスメタルシーンに連なる人脈で構成されていました。

USテクニカルデスの老舗として知られるPESTILENCE(ペスティレンス)やATHEIST(エイシスト)で活動していたトニー・チョイ(Tony Choy)や、MALEVOLENT CREATION(マルヴォレント・クリエイション), MONSTROSITY(モンストロシティ),SOLSTICE(ソルスティス)といった通好みバンドを渡り歩いた、マーク・ファン・エル(Mark Van Erp)なども、一時的な在籍経験があります。

また、マスヴィダルとレイナートはチャック・シュルディナーのDEATH(デス)に在籍した経験があり、その4thアルバム『Human』でのテクニカル路線の追求に大きく貢献したことによって、ミューシャンズ・ミュージシャン的存在として大きく注目を集めます。

ジャズ/フュージョン・テイストのテクニカル・サウンド!?

CYNICのサウンドは、その時期や時代によってテックデス(テクニカル・デスメタル)やプログレッシヴメタルなどにカテゴライズされるほか、デスメタルに本格的なメロディをフィーチャーした先駆者でもあることから、北欧メロデスとはルーツが異なるメロディック・デスメタルの文脈でも語られるバンドです。

時期によって作風は変われど、ジャズ/フューションをバックグラウンドに持ち、それを大々的にフィーチャした技巧的なメタリックフュージョン/ジャズメタルサウンドが基本的なスタイルとなっています。

その作風から、MESHUGGAHと共に、ヘヴィメタルシーンにジャズロック/ジャズメタルサウンドの再評価をもたらした存在として認知されています。

デビュー当初はマニア人気止まり!?

デモ作品の完成度の高さに加え、チャック・シュルディナーのDEATHに参加したマスヴィダルとレイナートの活躍が注目されたこともあって、CYNICはアルバムデビュー前からエッジなリスナー達の注目を集めており、彼らのデビューアルバムは、当時の新人デスメタルバンドとしてはかなり大きな扱いを受けていました。

その1作目『Focus』は各シーンで高く評価されますが、時代が早すぎたためか、マニアや識者を中心とした通好み人気以上の成果にはつながらず、待望のデビューを果たしたにもかかわらず、その1枚を残して解散してしまいます。

ロック/メタル界隈でのジャズブームが追い風に!!

この時期、ロックシーンでのジャズ/フュージョンの再評価や、それにともなったMESHUGGAHの世界的なブレイクなどもあって、メタルシーンでもジャズ/フュージョンを取り入れたサウンドがクールなものとして認知されるようになります。

CYNICのメンバーは解散後は個別の活動を続けていましたが、それらの後続バンドに影響を与えた存在としてCYNICの存在も再評価の動きが高まってゆき、その機運が再結成へとつながります。

再結成後の不安定な活動と相次ぐメンバーの死!!

再始動後のCYNICは、寡作ながらマイペースでコンスタントな活動を続けていましたが、マスヴィダルとレイナートの意見の相違もあって2015年には再び解散。

2018年にはマスヴィダル主導でもう1度活動を再開していますが、2020年にはレイナートとマローンが相次いで他界するという不幸に見舞われました。

セッションメンバーを迎えてアルバムは完成へとこぎつけたものの、正式な活動は棚上げ状態となっていましたが、2021年にはその新作アルバムがようやくリリースされ、健在ぶりを示しています。

次ページはCYNICのディスコグラフィ&レビューを紹介!!▼リンクはページ下!▼

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