Contents
- 1エキサイト必須のエキサイティング・メタルサウンドが熱心なファンに支持をされ続ける、ストロングスタイルのカナディアン・パワー/スピードメタルバンド!!
- 1...1カナディアンメタル・ツートップの一角!?
- 1...2EXCITERはスピードメタル?パワーメタル?
- 1...3EXCITERはスラッシュメタルでもあった!?
- 1...4結局のところ基本は古典的ヘヴィメタル!?
- 1...5熱心なファンのサポートでサヴァイヴ!?
- 1...6オリジナルメンバーで仕切り直し!?
- 1.1EXCITER|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Heavy Metal Maniac|ヘヴィ・メタル・マニアック
- 1.1.2Violence & Force|ヴァイオレンス・アンド・フォース
- 1.1.3Long Live the Loud|ロング・ライヴ・ザ・ラウド
- 1.1.4Unveiling the Wicked|アンヴェイリング・ザ・ウィキッド
- 1.1.5Exciter|エキサイター
- 1.1.6Kill After Kill|キル・アフター・キル
- 1.1.7The Dark Command|ザ・ダーク・コマンド
- 1.1.8Blood of Tyrants|ブラッド・オブ・タイランツ
- 1.1.9New Testament|ニュー・テスタメント
- 1.1.10Thrash, Speed, Burn|スラッシュ, スピード, バーン
- 1.1.11Death Machine|デス・マシーン
EXCITER|DISCOGRAPHY
Heavy Metal Maniac|ヘヴィ・メタル・マニアック
オリジナルアルバム – 1作目 (1983年)
〈METALLICA〉や〈SLAYER〉のデビュー作と同年のリリースで、まさにスラッシュメタル黎明期という時代性を考えれば、当時ならばそれらと同枠に括られるのも理解できる過剰さ/過激さが感じられます。
ただし、現在の感覚で言えば、初期〈ANTHRAX〉などと同様にスラッシュメタルとして語るにはエクストリミティが足りず、あくまでも限りなく従来のヘヴィメタルに近いサウンドです。
ただし、〈METALLICA〉とはセンスやアプローチでが重なる部分もあり、グルーヴィーなT-04やエモーショナルなT-06などは黄金期の〈METALLICA〉に影響を与えたと言われても納得できるほどです。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スラッシュ度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★
代表作 入門盤 実験作
Violence & Force|ヴァイオレンス・アンド・フォース
オリジナルアルバム – 2作目 (1984年)
前作同様に、パワーメタル/スピードメタルの枠に収まるスタイルでありながら、ファストチューンはスラッシュ並の破壊力を持ったアグレッシヴなサウンドを持っています。
そのファストチューンは高水準で、前作をも上回る名曲が並んでいるのですが、ミッドチューンは前作と比較すると今一歩。
それさえクリアされれば、規格外の名盤になれそうなところなのですが力及ばずで、アルバムトータルで見るとそれで相殺されてしまい、前作と同程度の普通の名盤どまりとなっています。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スラッシュ度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤
Long Live the Loud|ロング・ライヴ・ザ・ラウド
オリジナルアルバム – 3作目 (1985年)
ややオールドスクールなヘヴィメタルテイストの強い作風ですが、アルバムとしての傾向はこれまでと同様。熱量あふれるファスト/スピードチューンの輝きと比較すると、ミッドチューンは相変わらず魅力にかけてパッとしません。
それでも、差し引きすればプラスに傾くので、ストロングスタイルのパワー/スピードメタルが好みなら、押さえておいても損はないでしょう。
一般的には代表作とされがちですが、この時期のアルバムは軒並み高水準で本作が突出しているわけでもありません。メタラー好みのジャケットに、印象が左右されているのかもしれません。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スラッシュ度:★☆☆☆☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★
代表作 入門盤
Unveiling the Wicked|アンヴェイリング・ザ・ウィキッド
オリジナルアルバム – 4作目 (1986年)
スラッシーなクランチリフを交えたパワーメタルとなっており、破れかぶれなスピードや突進力は後退したためスピードメタル・フリークからの評価は分かれます。
しかし、これまでのアルバムで大きな穴となっていたミッドチューンの弱さがかなり完全されており、トータルでのクオリティは盛り返しています。
バンドのイメージを考えると代表作に推すのはむづかしいところがありますが、早さにこだわるのでなければ最高傑作と見做すことが可能なほどのポテンシャルを持つ、特上のパワーメタルアルバムです。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|スラッシュ度:★★★☆☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★
殿堂入り 入門盤 賛否両論
Exciter|エキサイター
オリジナルアルバム – 5作目 (1988年)
Kill After Kill|キル・アフター・キル
オリジナルアルバム – 6作目 (1992年)
The Dark Command|ザ・ダーク・コマンド
オリジナルアルバム – 7作目 (1997年)
Blood of Tyrants|ブラッド・オブ・タイランツ
オリジナルアルバム – 8作目 (2000年)
New Testament|ニュー・テスタメント
オリジナルアルバム – 9作目 (2004年)
Thrash, Speed, Burn|スラッシュ, スピード, バーン
オリジナルアルバム – 10作目 (2008年)
Death Machine|デス・マシーン
オリジナルアルバム – 11作目 (2010年)