★ FEAR FACTORY(フィアー・ファクトリー)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|エクストリームな『サイバーメタル』でニューメタルの扉を開いた革命的インダストリアル・メタル新世代!……必聴のオススメアルバムは?

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インダストリアルとデスメタルのハイブリッドを別次元の高みに押し上げた『エクストリーム・サイバー・メタル』で、ニューメタル時代の代表的フォーミュラとなった90年代最重要ヘヴィバンドのひとつ!

 

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FEAR FACTORY(フィアー・ファクトリー)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のロスアンゼルスを拠点とする、インダストリアル・メタル・バンド。

FEAR FACTORYの音楽ジャンルは!?

FEAR FACTORYは、一般にインダストリアル・メタル、あるいはニューメタルのジャンルにカテゴライズされていますが、その音楽スタイルは複合ジャンルのハイブリッドによって形成されたものであり、他にもデスメタル,グルーヴメタルのジャンルの中でも扱われています。

FEAR FACTORYのサウンドの特徴は、エクストリームメタルをベースとして、そこにサイバーなテクスチャーやスペーシーなエフェクト、ニューウェイヴ/ポストパンク由来のメロディなどを加えた、『サイバーメタル』とでも呼ぶべきサウンド。
そして、デスヴォイスやそれに近いダーティなシャウトと、浮遊感のあるクリーンヴォイスを使い分けるヴォーカル・スタイルにあります。

FEAR FACTORYサウンドの特徴は!?

FEAR FACTORY特有の、デスヴォイス寄りのシャウトとヘヴィでアグレッシヴなサウンド通常パートから一転して、サビのパートではニューウェイヴ/エレポップ的なスペーシーで浮遊感のあるサウンドをバックに、クリーンヴォイスでエモーショナルなメロディーを歌い上げるというスタイル。
これは当時のニューウェイヴサウンド・リバイバルを背景にしたものとも言えますが、これも後にニューメタル/メロデス/メタルコアなどの定番フォーミュラとなります。

また、FEAR FACTORYは、デスヴォイスとスペーシーなクリーンヴォイスを組み合わせたヴォーカルスタイルの、草分け的な存在とみなされており、初期にもそのアプローチが確認できますが、あくまでも本格的なデスヴォイスがメインであり、それが歌唱パートの大半を占めていました。

デスメタルとしてのFEAR FACTORY!?

FEAR FACTORYのデビュー時は、インダストリアルメタル第一世代の影響で、その手法を取り入れたデスメタル,グラインドコア,ブラックメタルなどのエクストリームメタルが、アンダーグラウンドのシーンで続出した時期にあたります。

FEAR FACTORYもまたその中のひとつであり、最初期の音楽性もデスメタルやグラインドコアからの影響が濃厚なスタイルでした。
そのため、インダストリアル風味の変わり種のデスメタル亜種と見なされており、主にデスメタルのジャンルの中で取り扱われて、活動シーンもそれらと重なっていました。

 

また、現在は一般化したデスヴォイスとスペーシーなクリーンヴォイスを組み合わせたヴォーカル・スタイルについても、FEAR FACTORYは草分け的な存在とみなされており、初期にもそのアプローチが確認できます。
ただし、最初期においては本格的なデスヴォイスがメインであり、それが歌唱パートの大半を占めていました。

インダストリアル・メタルとしてのFEAR FACTORY!?

メタルの外の異ジャンで生まれた初期のインダストリアル・メタルは、従来のヘヴィメタルのメソッドに当てはまらない刺激的なメタルサウンドとして、メタル・シーンでも注目を集めます。
中でも、シーンの代表格MINISTRYのハードコアでエクストリームな音楽性の影響もあり、エクストリーム・ミュージック界隈の反応が際立っていました。

そのため、いち早くそのアプローチを取り入れたのもエクストリーム・ミュージック系のグループで、結果的に、デスメタル/グラインドコア/ブラックメタル/スラッシュメタルのシーンを中心に、インダストリアルメタルへ参入するバンドが多数登場することになりす。

FEAR FACTORYもその中のひとつで、インダストリアル・メタルのシーンにおいては、“第1世代”のパイオニア勢の影響を受けて活動をスタートした“第2世代”にあたります。

インダストリアル“第2世代”としてのFEAR FACTORY!?

インダストリアル・メタルの“第1世代”は、演奏楽器よりもプログラミング/サンプリングを主体とした、従来のロック/メタルのメソッドとは異なった曲づくりが主流をなしていました。

しかし、ヘヴィメタルから派生した“第2世代”であるFEAR FACTORYは、“第1世代”ではドラムマシーンの使用が多いドラムパートも含めたフルメンバーのバンド構成と、そのバンドサウンドを前提としたオーソドックスなロック/メタル文法による曲づくり/音づくりを基本としています。
これは、“第2世代”以降のインダストリアル・メタルのグループの多くに共通する特徴となっています。

グルーヴメタルとしてのFEAR FACTORY!?

ニューメタル・ムーヴメントの黎明期に頭角を現して、その代表格にも数えられるFEAR FACTORYですが、デビュー時期を考慮すると、むしろそれ以前にすべてのヘヴィミュージック・シーンも巻き込んで隆盛を極めた、『ヘヴィグルーヴ』ムーヴメントの世代に属しています。

作品によっては、ミッドテンポの楽曲が主体となったものもありますが、KORN以降のニューメタルバンドとは異なり、グルーヴメタルをベースにその名残を残した作風を個性としていました。

ニューメタルとしてのFEAR FACTORY!?

のちにニューメタルのひとつのスタンダードとなる、独自のサイバーなインダストリアルメタルを打ち出して、ニューメタル・ムーヴメントの黎明期に頭角を現したFEAR FACTORYは、ニューメタルのシーンをリードする先駆者のひとつと見なされるようになりました。

この、FEAR FACTORYがつくり上げた『サイバーメタル』とも呼ぶべきスペーシーな新世代インダストリアル・メタルは、ニューメタルシーンの主要フォーミュラとして、インダストリアル志向のバンドのみならず、多くのニューメタル・バンドが取り入れています。

同じ位置付けにあるグループにはKORN,WHITE ZOMBIEなどがあり、これらも同様にニューメタルのサウンドの基礎をつくり、そのスタイルが後続バンドによって踏襲されている、パイオニアニアあたる重要グループです。

ニューウェイヴ・リバイバルとしてのFEAR FACTORY!?

FEAR FACTORYサウンドの特徴のひとつに、80年代のテクノポップ/シンセポップなどの影響を受けた、メロディや音づくりがあります。

これは、ニューウェイヴ/ポストパンクをルーツに持つ、インダストリアル・メタル“第1世代”やゴシックメタルなどを踏襲したものであるのと同時に、90年代の中盤頃から活性化して00年代にはメインストリームも席巻した、80年代リバイバル・ニューウェイヴ・リバイバルの機運も背景にあるものです。

FEAR FACTORYが後続に与えた影響は絶大!?

FEAR FACTORYの音楽性が、後に続く新規グループや、新機軸に意欲的な既存の先鋭的ミュージシャンに及ぼした影響は絶大なものです。

ニューメタルシーンには同様のアプローチが蔓延しましたし、停滞していたインダストリアル・メタルのシーンにおいても起爆剤にもなったほか、その影響はEDM界隈にも波及しています。

また、レジェンド級のベテランであるBLACK SABBATHのギーザー・バトラーは、自身のプロジェクトのフロントマンにバートン・C・ベルを起用して、FEAR FACTORYにヒントを得たアプローチを展開しましたし、スティーヴ・ヴァイの元を離れて自身のスタイル模索していたデヴィン・タウンゼンドにとっては、方向性を示す重要な指針となるなど、現役ミュージシャンにも影響を与えていました。

FEAR FACTORYのいびつなバンド事情!?

FEAR FACTORYの創設メンバーは、バートン・C・ベル(Vo.),ディーノ・カザレス(Gt.),レイモンド・ヘレラ(Dr.)の3人ですが、2ndアルバムからは、そこにクリスチャン・オールド・ウォルバーズ(Ba.)が加わり、黄金期のメンツが整います。
その後、2002年〜2003年と2006年〜2009年の活動休止時期を除けば、現在に至るまで作品リリースを含めて比嘉的コンスタントな活動を続けていました。

しかし、メンバー間では運営や音楽性をめぐって確執が尽きない不安定な状況が続き、活動休止を挟んだ再始動の度に、メンバーのいずれかがバンドから離脱、あるいは排除されています。

2003年の最初の休止明けにはカザレスがバンドと袂を分かつ道を選びましたが、2009年に2度目の活動再開は、ヘレラとウォルバーズを排除した状態でカザレスとC・ベルによって行われています。
しかし2020年には、FEAR FACTORY創設以来常に在籍を続けていたC・ベルまでもが、バンドからの脱退する音になります。
後年は、メンバー自身が「FEAR FACTORYとしての活動はただの仕事」と公言するほどに、ビジネスライクなバンドとなっていました。

FEAR FACTORYメンバーの現在の活動!?

カザレスとの確執でバンドから排除されたヘレラとウォルバーズは、ARKAEAを結成するも、アルバム1枚で活動を終えます。
その後ヘレラは、バンド在籍時から手掛けていたビデオゲームや映像メディアをはじめとした、各種媒体を音楽活動のメインにすえています。
一方、ウォルバーズは再結成されたBEOWÜLFやVIO-LENCEのほかPOWERFLOなどに参加。
最後に離脱したC・ベルも、他のバンドのゲスト参加などが音楽活動の中心となっています。

現在のFEAR FACTORYは、唯一のオリジナルメンバーであるカザレス主導で活動を続けていますが、今後の展開は不透明です。

 

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