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★ IN FLAMES(イン・フレイムス) ディコグラフィー ★ ゼロ年代の欧米メタルシーンを一変させたスウェディッシュ・メロデスの聖地イエテボリ・シーンのフラッグシップ!!…必聴アルバムは?

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CEREMONIAL OATH|セレモニアル・オース|DISCOGRAPHY

CEREMONIAL_OATH_Logo

CEREMONIAL OATHは、その前身となった〈DESECRATOR〉などのキャリアも含めるならば、スウェディッシュ・デスメタルのパイオニアとは呼ばないまでも、シーンにおいては比較的古参の部類に含まれるグループのひとつ。

後に〈IN FLAMES〉の中核をなすアンダース・フリーデン(Vo.),イェスパー・ストロムブラードと、創設者のひとりであるアンダース・アイワーズが在籍していたことから、〈IN FLAMES〉ファミリーツリーの根元に位置しその母体とも見なされるグループです。

また、同じ1993年にアルバムデビューを果たした〈DARK TRANQUILLITY〉や〈DESULTORY〉ほど本格的ではないとはいえ、比較的早い時期にメロディや耽美要素を取り入れたアプローチを展開したことで、メロデスのプロトタイプのひとつにも数えられています。

〈IN FLAMES〉組の他のメンバーも〈HAMMERFALL〉の結成や〈TIAMAT〉〈CEMETARY〉への参加など、別途個別の活動へと進んだため、1996年までに2枚のフルアルバムを残して解散…と短命に終わりました。

後に〈IN FLAMES〉らビッグネームの原点として注目が集まったこともあって、2012年に再結成され、現在もアクティヴな状態とされてはいますが、新作のリリースなどはなされず単発のリユニオンのみにとどまっており、実質的には開店休業状態にあります。

Lost Name of God|ロスト・ネーム・オブ・ゴッド

CEREMONIAL_OATH_Lost_Name_of_God

ミニアルバム:EP (1992年)

The Book of Truth|ザ・ブック・オブ・トゥルース

CEREMONIAL_OATH_The_Book_of_Truth

スタジオ・フルアルバム – 1作目 (1993年)

|ブルタル度:★★★★★
|メロエモ度:★★☆☆☆
|耽美度:★★☆☆☆
|トレン度:★★★☆☆
|ポップネス:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 通好み スルメ盤 実験作

Carpet |カーペット

CEREMONIAL_OATH_Carpet_1

スタジオ・フルアルバム – 2作目 (1995年)

|ブルタル度:★★★★☆
|メロエモ度:★★★☆☆
|耽美度:★★☆☆☆
|トレン度:★★★☆☆
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤
The Carpet
デスメタル / ブラックメタル¥1,071Ceremonial Oath

DIMENSION ZERO|ディメンション・ゼロ|DISCOGRAPHY

DIMENSION_ZERO_Logo

〈IN FLAMES〉のグレン・ユングストロームとイェスパー・ストロムブラードを中心に、〈MARDUK〉や〈LUCIFERION〉やで活動していたメンバーを加えて結成されたグループ。
活動は断続的で、1995年の結成以来、何度かの解散〜再結成を繰り返しつつ、1枚のEPと3枚のフルレンス・アルバムをリリースしています。

一説ではDIMENSION ZEROは、エクストリームな作風が〈IN FLAMES〉目指す方向性にそぐわないと言う理由でアウトテイクとなっていた、ユングストロームの手によるマテリアルに日の目を見せることを目的したサイド・プロジェクトとされています。

確かに、デビューEPに収録された楽曲は概ねそれが納得できる作風でしたが、5年ものブランクの後に立て続けにリリースされたアルバムにおいては、その時期のスウェディッシュ・シーンで勢いを増していた「デスラッシュ/ネオスラッシュ」のブームに触発され、遅れをとるものかとばかりに路線変更。
デスラッシュ・ムーヴメントの中核にあったかつてのライバル〈AT THE GATES〉と、その後継バンド〈THE HAUNTED〉のフォロアーとしか呼べない存在へと変貌を遂げます。

なお、DIMENSION ZERO結成のきっかけとなったユングストローム本人は、2ndアルバムリリース後にバンドを離脱したため、結成当初のバンドの意義は完全にを失われています。
2014年の活動再開以来バンドはアクティブな状態とされていますが、新曲のリリースを含め特に目立った動きはありません

Penetrations from the Lost World|ペネトレイション・フロム・ザ・ロスト・ワールド

DIMENSION_ZERO_Penetrations_from_the_Lost_World

ミニアルバム:EP (1997年)

|ブルタル度:★★★★☆
|メロエモ度:★★☆☆☆
|耽美度:★★☆☆☆
|トレン度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤

Silent Night Fever|サイレント・ナイト・フイーバー

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スタジオ・フルアルバム – 1作目 (2002年)

|ブルタル度:★★★★☆
|メロエモ度:★★☆☆☆
|耽美度:★☆☆☆☆
|トレン度:★★★★★
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論

This Is Hell|ディス・イズ・ヘル

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スタジオ・フルアルバム – 2作目 (2003年)

He Who Shall Not Bleed|ヒー・フー・シャル・ノット・ブリード

DIMENSION_ZERO_He_Who_Shall_Not_Bleed

スタジオ・フルアルバム – 3作目 (2007年)

HAMMERFALL|ハンマーフォール|DISCOGRAPHY

HAMMERFALL_Logo

〈IN FLAMES〉〈DARK TRANQUILLITY〉〈CEREMONIAL OATH〉の、ファミリーツリーを形成する3大メロデスバンドのメンバーが集結したたことで、一躍シーンの話題をさらったパワーメタル・バンド。

しかし蓋を開けてみると、バンドマスターのオスカー・ドロニャック(Gt. 元CEREMONIAL OATH)を除く立ち上げメンバー全員がデビュー以前にバンドを離れており、ファミリーからは〈IN FLAMES〉のグレン・ユングストローム(Gt.)が急遽デビューアルバムにスポット参加するに終わります。

ただし、当初バンドの中核のひとりだったイェスパー・ストロムブラードのみ、脱退後もソングライターとして関わっており、初期3作品においては楽曲の大半に連名でクレジットされていました。

音楽性は、80年代に一時代を築いたジャーマン・パワーメタル=メロディック・パワーメタルの様式を受け継いだパワフルでキャッチーなパワー/スピードメタル。
同様のスタイルのグループは、90年代突入後も世界各国で続々と登場し、地道な活動を続けていましたが、1997年にデビューを果たしたHAMMERFALLは、ほぼ同時期に登場した〈PRIMAL FEAR〉〈METALIUM〉らとともに、次世代グループのによるパワーメタル復興の旗手として活躍し、シーン拡大に貢献しました。

なお、ストロムブラードが曲づくりから離れた後は、HAMMERFALLは完全にドロニャックとフロントマンのヨアシム・カン主導となり、〈IN FLAMES〉や〈DARK TRANQUILLITY〉とは直接的な関係のないグループとなっています。

Glory to the Brave|グローリー・トゥ・ザ・ブレイヴ

HAMMERFALL_Glory_to_the_Brave

スタジオ・フルアルバム – 1作目 (1997年)

|パワメタ度:★★★★★
|メロエモ度:★★☆☆☆
|スピード:★★★★☆
|シンフォ度:★☆☆☆☆
|ポップネス:★★★★☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Legacy of Kings|レガシィ・オブ・キングス

HAMMERFALL_Legacy_of_Kings

スタジオ・フルアルバム – 2作目 (1998年)

Renegade|レネゲイド

HAMMERFALL_Renegade

スタジオ・フルアルバム – 3作目 (2000年)

CYHRA|サイラ|DISCOGRAPHY

CYHRA_Logo

〈IN FLAMES〉を脱退していたイェスパー・ストロムブラード と、やはりモダンメタル・バンド〈AMARANTHE〉から脱退したジェイク・Eによって2016年に結成されたグループで、活動初期には〈IN FLAMES〉での盟友ピーター・アイワーズも参加していました。

それ以外の現メンバーも、すでに他のグループでキャリアを積んだミュージシャンで、現在は〈MEKONG DELTA〉などで活躍するアレックス・ランデンバーグ、フィンランドの鬱メタルバンド〈SHINING〉の在籍したユージ・ヴァロヴィルタという面々。

音楽性は〈AMARANTHE〉に近いモダンなメロディック・メタルと、ニューメタル系のポストグランジをミックスしたような作風で、〈IN FLAMES〉や〈AMARANTHE〉とは異なりデスヴォイスは用いておらず、楽曲もよりオーセンティックなメロディック・メタルに近いスタイルです。

Letters to Myself|レターズ・トゥ・マイセルフ

CYHRA_Letters to Myself

スタジオ・フルアルバム – 1作目 (2017年)

|ブルタル度:★★☆☆☆
|メロエモ度:★★★☆☆
|耽美度:★★☆☆☆
|トレン度:★★★★☆
|ポップネス:★★★★☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤

No Halos in Hell|ノー・ヘイローズ・イン・ヘル

CYHRA_No Halos in Hell

スタジオ・フルアルバム – 2作目 (2019年)

THE HALO EFFECT|ザ・ヘイロー・エフェクト|DISCOGRAPHY

The Halo Effect_Logo

THE HALO EFFECTは、〈IN FLAMES〉をすでに離脱していたメンバーによって2020年に新たに結成されグループで、2022年にはデビューアルバムもリリースされています。

メンバーは、〈IN FLAMES〉デビュー以来の中核だったイェスパー・ストロムブラード(Gt.)を筆頭に、そのキャリア黄金期を支えたリズム隊ピーター・イワース(Ba.)とダニエル・スヴェンソン(Dr.)、さらに3rdアルバムにスポット参加したニクラス・エンゲリンと、デビューアルバムでヴォーカリストを務めた〈DARK TRANQUILLITY〉のミカエル・スタンネを加えた顔ぶれです。

90年代スウェディッシュ・メロデス全盛期の『イエテボリ・スタイル』への原点回帰が、バンドのコンセプトと公言されているように、アメリカのマーケットをターゲットにニューメタルやメタルコアの要素を強めた〈IN FLAMES〉に対する、カウンターを意識した音楽性が特徴。

ストロムブラードについては、〈IN FLAMES〉との関係は良好とアナウンスされていますが、ここでは事実上の正統的な“アナザーIN FLAMES”として、本家に対抗するかのようなサウンドを展開しています。

Days of the Lost |デイズ・オブ・ザ・ロスト

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スタジオ・フルアルバム – 1作目 (2022年)

|ブルタル度:★★★★☆
|メロエモ度:★★★☆☆
|耽美度:★★★☆☆
|トレン度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤
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