Contents
- 1ダークでイーヴルでドゥーミィな極悪系メタリック・ハードコア・サウンドで、現代メタルコアの火付け役となった、N.S.H.C.(ニュースクールハードコア)のリビング・レジェンド!!
- 1...1現代メタルコアサウンドの創始者!?
- 1...2ヘヴィでダークな異形のハードコア!?
- 1...3極悪系サウンドの代名詞に!?
- 1...4衰えない熱量と止まらない進化!?
- 1.1INTEGRITY|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Those Who Fear Tomorrow|ゾーズ・フー・トゥモロゥ
- 1.1.2Systems Overload|システム・オーヴァーロード
- 1.1.3Humanity is the Devil|ヒューマニティ・イズ・ザ・デヴィル
- 1.1.4Seasons in the Size of Days|シーズンズ・イン・ザ・デイズ
- 1.1.5Integrity 2000|インテグリティ 2000
- 1.1.6Closure|クローザー
- 1.1.7To Die For|トゥ・ダイ・フォー
- 1.1.8The Blackest Curse|ザ・ブラッケスト・コース
- 1.1.9Suicide Black Snake|スイサイド・ブラック・スネイク
- 1.1.10Howling, for the Nightmare Shall Consume|ハウリング, フォー・ザ・ナイトメア・シャル・コンシューム
- 1.1INTEGRITYはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
ダークでイーヴルでドゥーミィな極悪系メタリック・ハードコア・サウンドで、現代メタルコアの火付け役となった、N.S.H.C.(ニュースクールハードコア)のリビング・レジェンド!!
INTEGRITY(インテグリティ)は、米国オハイオ州クリーブランドを拠点とするメタリックハードコアバンド。
現代メタルコアサウンドの創始者!?
INTEGRITYは、N.S.H.C.(ニュー・スクール・ハード・コア)ムーヴメントの黎明期から活動を続ける、シーンを代表するグループのひとつ。
このN.S.H.C.は、ヘヴィグルーヴやデスメタルをベースに、メタリックな質感や叙情的なギターソロの導入などで、大きくヘヴィメタルに接近した90年代版のクロスオーバーで、現在まで続くメタルコアの原点でシーンの母体でもあります。
INTEGRITYは、N.S.H.C.シーンの中では最古参の世代に属しており、それらの原点となる基本スタイルの一例を確立させ、後続の世代に影響を与えてシーンを牽引し続けた、N.S.H.C.の原点に近いパイオニアとしても知られています。
ヘヴィでダークな異形のハードコア!?
INTEGRITYのサウンドは、特にデスメタルやブラックメタル、ドゥームメタル/スラッジコアなどに通じるダークネス&イーヴル(陰鬱で病んだ狂気と邪悪さ)を感じさせる点が大きな特徴。
N.S.H.C.のパイオニア世代の中でも、特にヘヴィメタル的な美意識が際立つグループで、シーンの中でもやや特異な異端にも近い存在でした。
また、初期のシーンに散見されたラップメタル・テイストこそのちに払拭されるものの、同様のジャンルの中では比較的幅広いバックグラウンドを持っているグループです。
特にノイズミュージックやアバンギャルドミュージックからの影響は大きく、楽曲にもそれがしばしば反映されています。
これらの作風は、80年代英国クラスト(コア)シーンで、やはりダークなメタリックサウンドを展開していた、AMEBIX(アメビックス)に通じるものとも言えます。
極悪系サウンドの代名詞に!?
N.S.H.C.のグループには、デスメタルやドゥームメタルなどをベースにした、アンダーグラウンドでエクストリーム・メタルなサウンドとヴォーカルスタイルから、日本のメディアなどでは『極悪系ハードコア』などの異名で表現されるものもありました。
INTEGRITYは、特にイーヴルでノイジーな質感のエクストリーム・サウンドと、ヴォーカリストのドワイド・ヘリオン(Dwid Hellion)による、ステリックでダーティなハイトーンシャウトも相まって、その『極悪系』の代表格とも目されていました。
衰えない熱量と止まらない進化!?
中心人物ドワイド・ヘリオン以外のメンバーは、90年代末のメンバー総入れ替え以降というもの、かなり頻繁に変更されています。
その結果、ほぼヘリオンによるプロジェクトに呼んで差し支えない体制となりましたが、現在に至るまで活動は継続されており、作品のリリースについても、シングルやスプリットが中心ながら精力的に行っています。
なお、2000年代の到来とともにINTEGRITY 2000〜INTEG2000とバンド名を変更させていましたが、期間限定のようなかたちに終わり、翌年には元のINTEGRITYへと改められています。