★ IRON MONKEY(アイアン・モンキー)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|極悪劇重サウンドで90年代英国随一のカルトバンドとなったブリティッシュ・スラッジコアのオリジネイター!!…必聴アルバムは?

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エクストリームミュージックの名門レーベルイヤーエイクにも名を連ねてい、米国トレンド導入への反感が激しい英国で米国系スラッジコア/スラッジメタルを展開した伝説のカルトバンド!!

IRON MONKEY(アイアン・モンキー)は、英国イングランドのスラッジコア/スラッジメタルバンド。

ドゥームデスからスタート!?

英国のダウナー系エクストリームメタルシーンは、CATHEDRAL(カテドラル)やPARADISE LOST(パラダイス・ロスト)のお膝元ということもあり、それらのフォロアーにあたるドゥームメタルやゴシックドゥームが主流を占めていました。

IRON MONKEYは、それら中のいちバンドとしてハードコアルーツのドゥームデスサウンドを展開していた、IRONSIDE(アイアンサイド)のメンバーを中心に結成されたグループ。

英国でアメリカ発祥のスラッジを展開!?

かつての英国音楽シーンは、アメリカンメインストリームの対抗心やアンチ気風が強いことから、米国ヘヴィミュージックの最新フォーミュラが根を張ることはまれでした。

その中でも、あくまでもレアケースながら米国トレンドを取り入れたバンドはときおり登場しており、IRON MONKEYもそのひとつ。
イギリスではただでさえ少数派のアメリカンスタイルのサウンドの中でも、さらにレアなスラッジコア/スラッジメタルのダウナーサウンドを追求したグループとして知られています。

IRON MONKEYの音楽性は!?

IRON MONKEYのサウンドはは、一般にスラッジコア/スラッジメタルにカテゴライズされます。

サウンドの傾向としては、パイオニアにあたるEYEHATEGOD(アイヘイトゴッド)らサザンスラッジ勢に多かった、グルーヴメタルを基調にブルース/サザンロックの要素も感じさせるスタイルよりも、GRIEF(グリーフ)やBUZZOV•EN(バズオヴン)などの、ノイズロック/ジャンクロック系のヘヴィ・オルタナティヴ・ロックやハードコアがベースになった都市型スラッジサウンドに近いスタイルです。

同時に、同郷のCATHEDRALをルーツとする90年代型ドゥームメタルや、英国では異例のUSヘヴィ・オルタナティヴの系譜にあたるサウンドで間を馳せたFUDGE TUNNELなどからの影響も感じられるものでした。

解散とその後の活動!?

IRON MONKEYはインディーズレーベルからアルバムデビューを果たしていましたが、同郷のCATHEDRALや米国のSLEEPらが在籍していた英国エクストリームミュージックの名門レーベル、イヤーエイク(EaracheRecords)に認められ、アルバムも再リリースとともにメジャーデビューを果たします。このアルバムは日本盤もリリースされていました。

1999年にアルバム2枚を残して解散。メンバーはそれぞれ個別に活動を続けていましした。それらの参加グループは多数に及びますが、知名度の高いものとしてはドラムのジャスティン・グリーブスはELECTRIC WIZARDへの参加が挙げられます。

解散前に一時参加していたギタリストのスチュ・オハラは、UKストーナーの代表格ACRIMONYのメンバーでもあり、解散後にはACRIMONYに戻ったほか、その関連バンドのBLACK EYE RIOTやSIGIRIYAでの活動も行なっています

なお、ヴォーカルのジョニー・モロー2002年に急死しており、これは心臓発作が原因と公表されています。

IRON MONKEYの立ち位置は!?

IRON MONKEYは、ドゥーム/スラッジムーヴメントの中でも最後発に近いフォロアーともみなされ、またスラッジについては本場とは言いかねるUKバンドということもあってか、リアルタイムでは一般の評価や知名度については、アメリカのパイオニア勢と比較するとそれほど高いものではありませんでした。

しかし、時間の経過とともに現在ではUKヘヴィ・ダウナー・サウンドの重鎮に近い扱いも受けるようになっています。

IRON MONKEY奇跡の再結成!?

長く解散状態にあったIRON MONKEYのですが、2017年にはスラッジ再評価の傾向を追い風に再結成。新作アルバムもリリースし、活動を継続しています。

再結成後は、オリジナルメンバーのジム・ラッシュビー(Jim Rushby)と、デビュー以前に解雇された初期メンバーであり、80年代にはハードコアスラッシュバンドCEREBRAL FIX(セリブラル・フィクス)で、現在はデスメタルバンドのRAVENS CREED(レイヴンズ・クリード)でも活動しているスティーヴ・ワトソン(Steve Watson)が中心となっています。

IRON MONKEY|DISCOGRAPHY

Iron Monkey|アイアン・モンキー

IRON_MONKEY_Iron_Monkey

オリジナルアルバム – 1作目 (1997年)

UKエクストリーム・ミュージックの名門レーベル、“イヤーエイク”からのリリースとなったデビューアルバム。

CATHEDRALをはじめとしたドゥームメタルの影響が強い、引きずり系リフを主体とした劇スローなサウンドは、スラッジコアの中でも特に整合感が強く端正な印象を受けます。

一本調子にならないよううな工夫も見られ、スラッジの代名詞とも言えるスクリーミングシャウト主体の絶叫ヴォーカルを除けば、ドゥームメタルとしても通用しそうなサウンドがが特徴的で、初聴の印象に反して同様のスタイルの中ではかなり聴きやすいとも言えます。

スラッジ度:★★★★☆|ダウナー度:★★★★☆|オルタナ度:★★☆☆☆
ハーコー度:★★☆☆☆|ジャンク度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 スルメ盤

Our Problem|アワー・プロブレム

IRON_MONKEY_Our_Problem

オリジナルアルバム – 2作目 (1998年)

この2作目は前作からかなり大きな変化が見られるアルバムで、、ドゥームメタル的なスローリフ主体の曲は大きく減退して、ニューヨークのヘヴィオルタナや、ボストンあたりのポストハードコアなどを想起させる、ヘヴィグルーヴ系の曲が中心。

全体的にアップテンポの割合が大幅にあがっており、ファストチューンも増加。曲によっては後のRAGING SPEEDHORNあたりに通じるような印象もあります。

さらにはややテクニカルな変則リズムを導入した曲も目につきます。一方で、SLEEPを想起させるようなストーナーよりのダウナーチューンも見られるなど、多様性は大幅にアップしています。

同様のスタイルに多い、バリエーションの乏しさから単調に流されてダレるという事態は回避されており、変化に富んだな楽曲を楽しめる好盤に仕上がっています。

スラッジ度:★★★☆☆|ダウナー度:★★☆☆☆|オルタナ度:★★★★☆
ハーコー度:★★★★☆|ジャンク度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 実験作

We’ve Learned Nothing|ウィーヴ・ラーンド・ナッシング

IRON_MONKEY_Weve_Learned_Nothing

ミニアルバム:EP (1999年)

Ruined by Idiots: Live and Unleashed|ルインド・バイ・イディオッツ:アンド・アンリーッシュド

IRON_MONKEY_Ruined_by_Idiots_Live_and_Unleashed

コンピレーションアルバム (2002年)

9-13|ナイン-サーティーン

IRON_MONKEY_9-13

オリジナルアルバム – 3作目 (2017年)

オルタナ/ノイズ志向のバンドを多く擁するアメリカの名門エクストリームレーベル『リラプス』からのリリースとなった、まさかの17年越しの奇跡の復活を遂げての、再結成第一弾となるアルバム。

ブランクも何のそので、基本的にはおおむね解散前の2ndと変わりのないサウンドを展開しており、アップテンポの曲を主体に時折テクニカルな展開で変化を見せ、スロー&ダウナーな曲で締めるあたりも同様です。

ヴォーカルを引き継いだジム・ラッシュビーの歌唱は、前任者ほどヒステリックではないもののそれを意識した絶叫型シャウトにやや低音の咆哮型を交えるスタイルで無難にこなしており、“一人RAGING SPEEDHORN”といった趣もあります。

サウンドも、かつてのアングラ感を出そうとしたのか、ややジャンク風味の音づくりに“あえて”しているような印象もあります。

もっとも、スラッジ再評価の流れからの伝説のバンド再結成ということでもあるので、聴き手が求めるであろう往年のスタイルを意識するのは当然ともいえますし、それを水準以上でカタチにしてもいるのも確かですが、もう少し大胆なアプローチも欲しかったところです。

スラッジ度:★★★☆☆|ダウナー度:★★☆☆☆|オルタナ度:★★★☆☆
ハーコー度:★★★★☆|ジャンク度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤
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