★ KILLING JOKE(キリング・ジョーク)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|インダストリアル・メタルとサイケデリック・トランスのプロトタイプを確立したUKポストパンクの異端派!!…必聴アルバムは?

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メタル・シーンにおいてはMETALLICAも跪くカリスマとして、UKインダストリアル/メタリック・サイケトランスの歴史を築いた、ニューウェイヴ/ポストパンクの最重要カルト・バンド!!

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KILLING JOKE(キリング・ジョーク)は、イングランドを拠点に、インダストリアル/インダストリアル・メタルを代表するグループ。

UKインダストリアル/インダストリアル・メタルの立役者!?

KILLING JOKEは、1970年代末からニューウェイヴ/ポスト・パンクのシーンにおいて活動を始めており、1996年〜2002年の活動停止期間を除いては、その時期ごとに音楽性を変化させつつ現在も活動を続けている古参グループです。

一般的にKILLING JOKEは、最初期の『インダストリアル(ロック)』、90年代以降の『インダストリアル・メタル』のジャンルでとして認識されています。

ただし、80年代には、ゴシックテイストのポップロックや、よりニューウェイヴの主流に近い『シンセポップ/エレポップ/テクノポップ』などのアプローチも試みており、それらのジャンルの枠で語られることもあります。

METALLICA効果でメタルシーンでも知名度アップ!?

ニューウェイヴ/ポストパンク・シーンの中でも好事家向けの存在だったKILLING JOKEが、ヘヴィメタル界隈でも高い知名度を持つようになった要因は、バンド本来のヘヴィメタリックなサウンドによる部分もありますが、主にMETALLICAがカバー曲に取り上げた影響が大きいと見られています。

METALLICAは、1987年にリリースした、トリビュート・カバー集のハシリにも近いEP『The $5.98 EP – Garage Days Re-Revisited(メタルガレージ)』において、NWOBHM系の楽曲と並んでKILLING JOKEの1st収録曲『The Wait』を取り上げており、これが閉鎖的/保守的な一般のメタルリスナーにまでも、その存在を広める契機にもなりました。

KILLING JOKEの音楽性は!?:80年代:インダストリアル時代

80年代の『インダストリアル』『インダストリアル・ロック』のジャンルは、後の『インダストリアル・メタル』と異なり、ノイズやアバンギャルドな電子音楽などの実験音楽の特徴や、サイケデリックやアンビエントの要素も持った、より実験性の強いnものでした。
KILLING JOKEは、それらのグループに限定して見れならば、比較的明快なロック的ダイナミクスやカタルシスを感じさせるスタイルを個性としていたと言えます。

『インダストリアル』特有のノイジーな電子音/サンプリングに加え、アフロビート・ファンク・トライバルなどを元にしたダンサブルなリズムワークなどのが、KILLING JOKEの特徴となっていますが、この時期のおいては、何よりメタリックでソリッドな質感を持つヘヴィサウンドが大きな持ち味となっていました。

この時期におけるKILLING JOKEのサウンドは、アメリカのSWANS(スワンズ)などと並んで、ニューウェイヴ/インダストリアル・ロックのジャンルとしては最もヘヴィなスタイルに位置しており、これによって、ヘヴィメタルやハードコアのシーンにおいても、少なからず影響力を与える存在となりました。

KILLING JOKEの音楽性は!?:80年代:シンセポップ・テクノポップ時代

デビューアルバム以降のKILLING JOKE作品は、メタリックなヘヴィネスは次第に後退を見せるようになり、当時のニューウェイヴ/ポスト・パンク界隈に見られた、ゴシックロック的な耽美テイストや、エスニック&トライバルなエッセンス、ダンサブルなビートなどの、各要素を強調させるアプローチを試みるようになります。

その傾向は、アルバムを重ねるごとに強まってゆき、80年代の後半には、よりポップでスタイリッシュにソフィスティケートされた、ニューウェイヴの主流的サウンドを展開するようになります。
この時期のKILLING JOKEの音楽性は、『シンセポップ/テクノポップ/エレポップ』などと呼ばれる、電子音/シンセ・サウンドをフィーチャーたポップロックのジャンルとしてもカテゴライズされています。

KILLING JOKEの音楽性は!?:90年代:インダストリアル・メタル時代・第一期

90年代に入ると、この時期の『インダストリアル・メタル』ジャンルの台頭を背景に、そのルーツのひとつとしてのKILLING JOKE再評価が進んだこともあり、それを視野に入れて、再びヘヴィメタリックなサウンド・アプローチを展開するようになります。

同時に、この時期にユース(Ba.)が傾倒していた、サイケデリック・トランスやサイケなアンビエントなどの影響もサウンドに表出すようになり、それらのアレンジによるEDM系リミックス曲のリリースも行われています。

その後、1996年〜2002年の活動停止期間に突入して、メンバー個別の活動へと移るため、90年代の活動はアルバム2枚のみで終わりとなりました。

なお、この時期のユースは、自らのレーベル『ドラゴンフライ(Dragonfly Records)』で、サイケデリック・トランス/ゴアトランス/アンビエント作品のディストリビューションを行うほか、音源制作やDJ活動も行っています。
そのため、サイケデリック・トランス/ゴアトランスのシーンにおいては、顔役のひとりでありレジェンドでもあるという位置付けで、知らぬ人はいない存在となっていました。

KILLING JOKEの音楽性は!?:00年代:インダストリアル・メタル時代・第二期

2002年に活動を再開したKILLING JOKEは、エクストリーム・ミュージックがメインストリームの一角を占めるようになった、シーンの趨勢を反映して、よりヘヴィメタリックでアグレッシヴな『インダストリアル・メタル』を展開するようになります。

同時に、サイケデリック,ゴシック,トライバル,シンセポップ,トランス etc…といった、デビュー以来導入を試みてきた様々な音楽エッセンスをも再び取り入れた、キャリアの総決算的なアプローチも見せるようになりました。

この音楽性の変化や、エクストリーム・ミュージックの一般層への浸透も重なり、ヘヴィメタルやニューメタル/メタルコアなどのファンも含めた、より幅広い新規リスナーを獲得することにも成功します。

意外な安定感のKILLING JOKEのバンド体制!?

KILLING JOKEの創設メンバーの中で、デビュー以来の活動期間において継続的に在籍を続けているのはジャズ・コールマン(Vo.Key)とジョーディー・ウォーカ(Gt.)のみで、ユース(Ba.)とポール・ファーガソン(Dr.)はバンドを離れていた期間が長く、その期間は何度かのメンバー交代を重ねています。

その間の代替要員としては、ベースには主にポール・レイヴン(MINISTRY,GODFLESH,PRONG 他)で、一時的にデイブ・タイフ・ボール(PHILLIP BOA,VOODOOCULT 他)が在籍。
ドラムにはマーティン・アトキンス(WARRIOR SOUL,MURDER, Inc. 他)やジェフ・ダグモア(セッション・ドラマー)らが起用されていました。

その後、2008年にユースとファーガソンも復帰し、以来このデビュー当時の顔ぶれによってコンスタントな活動を続けています。
アルバムを含めた新作のリリースは2015年来止まっていましたが、2022年の3月には、7年ぶりとなる新曲収録のEPがリリースされています。

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