Contents
- 1腕ききプロデューサー、バカテク・ミュージシャン、レコード会社社長…いくつもの顔を持つジャーマンメタルの鬼才が変態テクニカル・サウンドを追求する、異色のクラシカル・プログレッシヴ・スラッシュメタル・バンド!!
- 1...1ジャーマンメタルの鬼才ラルフ・ヒューベルトとは!?
- 1...2MEKONG DELTAはテクニカル・スラッシュ!?
- 1...3RAGEのメンバーら有名実力派ミュージシャンが参加!?
- 1...4ライヴで再現不可能とされた超絶技巧サウンド!?
- 1...5活動休止〜復活〜現在の活動状況!?
- 1.1MEKONG DELTA |DISCOGRAPHY
- 1.1.1Mekong Delta|メコン・デルタ
- 1.1.2The Music of Erich Zann|ザ・ミュージック・オブ・エーリッヒ・ツァン
- 1.1.3The Principle of Doubt|ザ・プリンシパル・オブ・ダウト
- 1.1.4Dances of Death (And Other Walking Shadows)|ダンセズ・オブ・デス(アンド・アザー・ウェイキング・シャドウズ)
- 1.1.5Live at an Exhibition|ライヴ・アット・アン・エキシビジョン
- 1.1.6Kaleidoscope|カレイドスコープ
- 1.1.7Classics|クラシックス
- 1.1.8Visions Fugitives|ヴィジョンズ・フュージティヴス
- 1.1.9Pictures at an Exhibition|ピクチャー・アット・アン・エキシヴィジョン
- 1.1.10Lurking Fear|ラーキング・フィアー
- 1.1.11Wanderer on the Edge of Time|ワンダラー・オン・ザ・エッジ・オブ・タイム
- 1.1.12Intersections|インターセクションズ
- 1.1.13In a Mirror Darkly|イン・ア・ミラー・ダークリィ
- 1.1.14Tales of a Future Past|テイルズ・オブ・ア・フューチャー・パスト
腕ききプロデューサー、バカテク・ミュージシャン、レコード会社社長…いくつもの顔を持つジャーマンメタルの鬼才が変態テクニカル・サウンドを追求する、異色のクラシカル・プログレッシヴ・スラッシュメタル・バンド!!
MEKONG DELTA(メコン・デルタ)は、ドイツのスラッシュメタル/プログレメタル・バンド。
ジャーマンメタルの鬼才ラルフ・ヒューベルトとは!?
実質的にMEKONG DELTAは、中心人物のラルフ・ヒューベルト(Ralph “Ralf” Hubert)によるプロジェクト体制のグループです。
ヒューベルトは、MEKONG DELTAでのミュージシャンとしての活動のほか、プロディーサーやエンジニアとしても、KREATORをはじめ多数のバンドを手がけてきた、ジャーマンメタル・シーンの人物のひとり。
そのほかにも、HOLY MOSES, LIVING DEATHなど、個性的なバンドを取り扱ってきたドイツのインディペンデント・ヘヴィメタル・レーベル、『アーグ(Aaarrg Records)』のオーナーとしても知られています。
MEKONG DELTAはテクニカル・スラッシュ!?
MEKONG DELTAは、スラッシュメタルのシーンにおいては、特に技巧的で実験的なスタイルで知られており、テクニカル・スラッシュの代表的グループのひとつに数えられています。
また、テクニカル・スラッシュ界隈の中でも、特にクラシック音楽とプログレッシヴ・ロックの影響が強く、それがダイレクトにバンド・サウンドへ反映されており、ムソルグスキーなどのクラシック音楽家やプログレッシヴ・ロック・グループのカバーも度々試みてきました。
しかし、クラシック志向のヘヴィメタルが陥りがちな、キーボードをフィーチャーしたネオクラシカル系パワー/スピードメタルの類型的なサウンドに陥ることはなく、独自のメソッドによる独自のサウンドをつくり上げています。
RAGEのメンバーら有名実力派ミュージシャンが参加!?
MEKONG DELTAは、デビュー後しばらくは覆面バンドとして活動しており、その時期には、RAGEやLIVING DEATHといったジャーマン・メタルシーンのトップグループのメンバーも匿名で参加していました。
当初はヒューベルトは、MEKONG DELTAのブレインとしてバンドの総指揮を行っていましたが、当時ベース&ヴォーカルを担当していたピーヴィー・ワグナー(RAGE)の脱退を期に、ヒューベルト自身もビョルン・エルクンド(Björn Eklund)名義で参加、ワグナーに代わってベーシストをつとめるようになります。
ライヴで再現不可能とされた超絶技巧サウンド!?
初期のMEKONG DELTAは、作品リリースのみの活動に終始していたこともあり、“複雑怪奇”と評されることもあった変則的なテクニカルサウンドに対して、「ライヴでの再現は不可能」と主張する声も少なくありませんまでした。
しかし、まさにその声に対抗するかのようなタイミングで、ライヴツアーも実行に移され、そこでアルバムと全く違わぬテクニカル・サウンドを展開されたことで、ライヴでの演奏の再現に対して疑念を抱いていたリスナーを驚愕させます。
この際のライヴ音源は、後にライヴアルバムとしてもリリースされ、得体の知れないB級バンドと見下していた一般メタルリスナーにまでも、その力量のほどを知らしめることになりました。
活動休止〜復活〜現在の活動状況!?
MEKONG DELTAは、ヒューベルトの音楽活動からセミリタイア状態となり、海外放浪生活を送るようになったことから、90年代の末期ごろから長いあいだ活動が途絶えていました。
しかし、スラッシュメタル・リヴァイヴァルの動きが盛んになっていた、2007年には活動を再開して新作もリリース。
その後も、決してハイペースではないものの、アルバム・リリースを含むコンスタントな活動を続けています。