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★ METAL CHURCH(メタル・チャーチ) ディスコグラフィー ★ スラッシーでパワフルなサウンドでアメリカンパワーメタルを牽引したストロングスタイルの実力派!!…必聴アルバムは?

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ソリッドでパワフルなストロング・スタイルのパワーメタルでシーンを牽引し続けた、パワーメタルとスラッシュメタルが密接なアメリカを象徴するUSパワーメタルのトップグループ!!

METAL CHURCHのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

METAL CHURCH(メタル・チャーチ)は、アメリカ合衆国はカリフォルニア州サンフランシスコで結成され、現在はワシントン州拠点とするパワーメタル・バンド。

アメリカン・パワーメタルの代表的グループ!?

アメリカンのパワーメタル/スピードメタル・シーンは、それらの本場とのイメージの強いドイツをも上回る層の厚さを持っていますが、マイナー・バンドやB級バンドの割合が多く、特に日本における知名度では、ジャーマン・パワーメタル税に大きく遅れを取っています。

その中でMETAL CHURCHは、〈VICIOUS RUMORS(ヴィシャス・ルーマーズ)〉らと並んで特に高い知名度を持ち、アメリカンのパワーメタル代表するグループに位置付けられています。

パワーメタルとスラッシュメタルの間に!?

パワーメタルとスラッシュメタルは、本来が非常に密接な関係にある近縁ジャンルで、両ジャンルの間はグラデーション状になっています。
その中間部に位置する、あるいは双方の特徴を持つスタイルに対しては、近年では『パワー・スラッシュ』というサブジャンル名も用いられています。

初期の〈ANTHRAX〉〈EXODUS〉〈OVERKILL〉などのように、スラッシュメタル界隈の中でもパワーメタルに近いサウンドを展開していたグループ珍しくありませんし、〈HEATHEN〉などのように両ジャンルに大きくリンクするグループもは少なくありません。

スラッシュメタルのシーンにも縁が深い!?

METAL CHURCHもまた、スラッシュメタルに通じるアグレッションやスラッシーなリフワークを持ち味としていたこともあり、キャリアの最初期はスラッシュメタルとして扱われることもありました。

また、METAL CHURCHは、ベイエリア出身ということからスラッシュメタル人脈ともつながりが深く、〈METALLICA〉のドラマーのラーズ・ウルリッヒがMETAL CHURCHのオーディションを受けていたというエピソードは、それを象徴するものとしてよく知られていますし、スラッシュメタルのツアーに同行することも少なくありませんでした。

METAL CHURCHのバンド体制は!?

METAL CHURCHは、バンドの創設メンバーの一角であり、現在唯ひとり残った、デビュー以来のオリジナル・メンバーである、ギタリストのカート・ヴァンダーフーフを中心としたグループです。

バンドの体制は変則的かつ不安定な面があり、1996年〜1998年と2009年〜2012年の二度の活動休止期間を挟んでいるほか、メンバーの入れ替えも少なくありません。

バンドの中核であるカート・ヴァンダーフーフも例外ではなく、アルバムデビューから最初の活動休止までの間はほぼ固定メンバーで活動していた時期でしたが、2ndアルバムリリース後の1986年からは、ヴァンダーフーフは表舞台からは退き、曲づくり中心のバンドのブレインとなり、ギタリストとしてはゲスト参加のみに終始していました。

METAL CHURCHの音楽性は!?:第1期〜第2期 80年代〜90年代中期

METAL CHURCHの音楽性は、現在のパワーメタル/スピードメタルの主流となっている、ドイツ式のいわゆる『ジャーマン・パワーメタル』に端を発する、キャッチーなメロディを軸に据えた『メロデック・パワーメタル』とは一線を画すもので、メロディに頼り過ぎないストロング・スタイルのアメリカン・パワーメタルの一形態です。

最初期には、スラッシュメタルとも共通要素の多い、スラッシーでアグレッシヴなスタイルを持ち味としていましたが、後には、より普遍的なヘヴィメタルの要素の色濃いパワーメタルを展開するようになります。

しかし、1990年前後のヘヴィミュージックの変革期を乗り越えずことはできず、失速気味となり、ヴォーカリストのマイク・ハウの脱退も引き金となって、そのまま1995年には解散となります。

METAL CHURCHの音楽性は!?:第3期 再結成後 1999年〜

199年の再結成後は、グルーヴメタル的な作風やハードロック寄りの作風など、解散前の全盛期とは異なるアプローチもを試みてきました。

その後に、スラッシュメタル・リヴァイヴァルの動きが活発になった時期からは、再び最初期への原点回帰を意識したような、スラッシーなパワーメタルを展開するようになっています。

しかし、作品クオリティの面でもセールス面でも、全盛期の勢いを取り戻すことはできず、フロントマンのデビッド・ウェインの逝去などもあって2009年には再び解散となりますが、2012年には再起を決して再び活動をスタートし、それ以降は比較的コンスタントな作品リリースを続けています。

なおヴァンダーフーフは、サイドプロジェクトの〈PRESTO BALLET〉でも、METAL CHURCと並行して活動を続けており、こちらではプログレッシヴ・メタル/プログレハード路線を展開しています。

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