★ NEVERMORE(ネヴァーモア)ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|テクニカルなプログレスラッシュから転身!ダークメタルスタイルを創り上げたアートなパワーメタルバンド!!…必聴アルバムは?

NEVERMORE_logo グルーヴメタル

ダークなパワースラッシュバンドSANCTUARYを母体とした、グルーミィな独自の耽美性とメロディにモダンなヘヴィネスに満ちたテクニカルなパワーメタルサウンドでダークパワーメタルを確立させた個性派バンド!!

NEVERMORE(ネヴァーモア)は、アメリカのスラッシュ/パワーメタルバンドSANCTUARY(サンクチュアリィ)がリニューアルしたグループ。
SANCTUARYはデビュー作のプロデュースをMEGADETHのデイヴ・ムステインが手がけたことで話題になったグループで、スラッシュメタルを通過したスラッシーなリフワークと、オースドスクールなハイトーンヴォーカル、そしてダークでテクニカルなヘヴィメタルサウンドが特徴的な、ミドルテンポ主体のパワーメタルを持ち味としていました。

NEVERMOREも基本的にはSANCTUARYのスタイルが受け継がれていますが、グルーヴメタル,デスメタル,ドゥームメタル,ゴシックメタルなど当時のヘヴィメタルの最新モードを取り入れたモダンな作風に進化しており、特にゴシックメタルに通じるグルーミーな耽美性やメロディが印象的な要素となっています。

その作風から彼らのサウンドはダークメタル/ダークパワーメタルと呼ばれており、これはオーソドックスなヘヴィメタル/パワーメタルから逸脱しない範囲で、ドゥームメタルの陰鬱でダウナーなスタイルやゴシックメタルのメランコリックな耽美サウンドを試みる一派を指すジャンル名にもなっています。

わかりやすいキャッチネスを持っていたりカタルシスを得やすいメロディや疾走感など、ヘヴィメタル的なケレン味には欠ける通好みな作風ということもあって大々的にブレイクすることはありませんでしたが、根強いワンの支持を集めてコンスタントな活動を継続していましたが、2011年には活動停止となりメンバーはそれぞれの活動を続けています。

NEVERMORE|DISCOGRAPHY

Nevermore|ネヴァーモア

NEVERMORE_Nevermore

オリジナルアルバム 1作目 – (1995年)

NEVERMOREのカタログの中では最もヘヴィな作品で、ドゥームメタルとグルーヴメタルに由来する陰鬱なヘヴィネスに覆われた作風は、ABSTRAKT ALGEBRAあたりにも通じるもの。
米国産のドゥームmeetsグルーヴのクロスーオーバーというと初期のUS南部系スラッジコアがイメージされますが、ゴシックメタル由来の耽美センスを含めた彼ら本来の欧州的な美意識によって、それとは全く異なるサウンドに仕上がっています。もっともそれは当時のモダンヘヴィネスアプローチのヘヴィメタルには時折見られスタイルでもあるのですが、さすがにその中ではかなり突出した完成度を持っています。
全盛期の作品と比較すると作風の幅が狭いため時折フラットに感じられることもあるとはいえ、要所要所でテクニカルなエッセンスやゴシッック的な耽美パートを織り込むなど工夫を凝らしてあり、いわゆる“ダークメタル”の完成には至らないもののその萌芽は感じられます。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|メロディ:★★★★☆
大作度:★★★★☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆
代表作 通好み スルメ盤

In Memory|イン・メモリー

NEVERMORE_In_Memory

EP:ミニアルバム – (1996年)

ドゥーミィテイストが濃厚だった前作と比較するとオーソドックスなヘヴィメタルに近づいており、楽曲の幅も広がっていくぶん一般受けしやすくなったこともあって、このあたりからメディアやショップにピックアップされることもが増え知名度を高めてゆきます。
やや凝ったつくりの楽曲が多くなったことでプログレメタルファンにも目をつけられたほどで、確かにユニークな部分もああちこちに見ることができるのですが、音楽的ビジョンが完全に定まっておらずアイデアも消化不良気味なためやや散漫な印象も強く、過渡期特有の迷いからくる煮え切らなさは拭い去れません。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|メロディ:★★★★☆
大作度:★★★★☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆
殿堂入り 通好み 実験作

The Politics of Ecstasy|ザ・ポリティクス・オブ・エクスタシー

NEVERMORE_The_Politics_of_Ecstasy

オリジナルアルバム 2作目 – (1996年)

ドゥーミィテイストが濃厚だった前作と比較するとオーソドックスなヘヴィメタルに近づいており、楽曲の幅も広がっていくぶん一般受けしやすくなったこともあって、このあたりからメディアやショップにピックアップされることもが増え知名度を高めてゆきます。
やや凝ったつくりの楽曲が多くなったことでプログレメタルファンにも目をつけられたほどで、確かにユニークな部分もああちこちに見ることができるのですが、音楽的ビジョンが完全に定まっておらずアイデアも消化不良気味なためやや散漫な印象も強く、過渡期特有の迷いからくる煮え切らなさは拭い去れません。

ヘヴィネス:★★★☆☆|プログ度:★★★☆☆|ブルタル度:★★☆☆☆
ダウナー度:★★★★☆|耽美度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆

通好み スルメ盤

Dreaming Neon Black|ドリーミング・ネオン・ブラック

NEVERMORE_Dreaming_Neon_Black

オリジナルアルバム 3作目 – (1999年)

前作を踏襲したような作風ではありますが、これまでの試行錯誤がようやく花開いて手探り感が強かった作風から完全に一皮むけました。
特に、ミニアルバムIn Memoryで見せたゴシックメタル的なアプローチがスパイスとなったことで、やや散漫でムラの多いつくりの前作から一転して一本筋が通っただけでなく、楽曲のクオリティについてもひとつ上のステージに達してしており、初期の集大成にして彼らのキャリアの中でも一二を争う完成度を誇り代表作にもあげられるアルバムとに仕上がりました。プログレ風のテクニカル要素も、空回りせずに効果的なアクセントになっています。

ヘヴィネス:★★★☆☆|プログ度:★★☆☆☆|ブルタル度:★★☆☆☆
ダウナー度:★★★☆☆|耽美度:★★★★☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み

Dead Heart in a Dead World|デッド・ハート・イン・ア・デッド・ワールド

NEVERMORE_Dead_Heart_in_a_Dead_World

オリジナルアルバム 4作目 – (2000年)

前作でひとつの頂点を迎えたデビュー以来のドゥーミィ&グルーミィ路線にひと段落をつけて、次のフェーズへのステップアップとなったアルバムで、ここからはヘヴィメタルの枠をはみ出さない範囲でより多面性を持った作風を展開してゆきます。
スローナンバーからアップテンポまでが並んだ作風に変わりはないものの、ここではゴシック的な陰鬱さはかなり薄まり全体的に明快で曲もよってはほの暖かささえ感じさせますし、これまで以上に曲調が幅広くカラフルな仕上がりです。
この作品がターニングポイントとなって次作での覚醒へとつながった重要作なのは確かですし、これまでになく聴きやすいアルバムでもあるのですが、持ち味でもあるダークな楽曲がいまひとつ中庸で突き抜けきれず、むしろポップナンバーのT-06やT-07あたりの方が印象に残るほどで、良くも悪くも普通のメタル/ハードロックに収まっています。

ヘヴィネス:★★★☆☆|プログ度:★★★☆☆|ブルタル度:★★★★☆
ダウナー度:★☆☆☆☆|耽美度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論 実験作

Believe in Nothing|ビリーヴ・イン・ナッシング

NEVERMORE_Believe_in_Nothing

ミニアルバム – (2001年)

Enemies of Reality|エネミィズ・オブ・リアリティ

NEVERMORE_Enemies_of_Reality

オリジナルアルバム 5作目 – (2003年)

ドゥーム/ヘヴィグルーヴ/ゴシックとダーク方面での多様性を追求していた彼らが、前作での明快さやアップテンポなノリの良さを獲得して腹に作風の幅を広げましたが、そのスタイルをさらに推し進めつつ曲の雰囲気はダークな方面に傾けることで、前作なったちぐはぐさが払拭されました。
そのため、メロデス風の楽曲の導入などさらなる新機軸もありながらも統一感はさほど損なわれず、彼らが築いた“ダークパワーメタル”のイメージの中でさらなる多様化を見せており、総合的なクオリティも向上してDreaming Neon Black以来の彼らの第二のピークといえるアルバムとなっています。一般的にもこれがEVERMOREのスタイルして広く定着しており、作風の変化もこれ以降は見られません。

ヘヴィネス:★★★★☆|プログ度:★★★☆☆|ブルタル度:★★★★☆
ダウナー度:★★☆☆☆|耽美度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

This Godless Endeavor|ディス・ゴッドレス・エンデヴァー

NEVERMORE_This_Godless_Endeavor

オリジナルアルバム 6作目 – (2005年)

本作から本格的にデスメタル, メロデス系の楽曲が導入されたことでアップテンポナンバーも充実しており、また、テクニカル路線はこれまで以上にプログレメタル的な楽曲が見られるようになりました。デス/メロデスサウンド導入については今更という印象もあり、特にT-03のAT THE GATEそのままのリフなどは賛否は分かれるかもしれませんが、結果的にはそれによって前作以上にバリーション豊かになり表情豊かな作風となっています。
とはいえ基本的なスタイルがかなりガッチリと固まっているので全体的な印象にほとんど変化はありません。よく言えば多少攻めたことをやってもブレない安定感とも取れますが、逆に言うとメロデスのようなカンフル剤を使うほど頭打ちになってきたということかもしれません。

ヘヴィネス:★★★☆☆|プログ度:★★★☆☆|ブルタル度:★★★☆☆
ダウナー度:★★☆☆☆|耽美度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 賛否両論 実験作

The Year of the Voyager|ザ・イヤー・オブ・ザ・ヴォイジャー

NEVERMORE_The_Year_of_the_Voyager

EP (1984年) オリジナルアルバム 7作目 – (2008年)

Manifesto of Nevermore|マニフェスト・オブ・ネヴァーモア

NEVERMORE_Manifesto_of_Nevermore

ベストアルバム – (2009年)

The Obsidian Conspiracy|ザ・オブシディアン・コンスピラシィ

NEVERMORE_The_Obsidian_Conspiracy

オリジナルアルバム 8作目 – (2010年)

NEVERMOREの最後のオリジナルアルバムとなった作品ですが、今回も作風に大きな変化はありません、
しかし、ラストアルバムということもあってかこれまでの総決算といった充実度で、完成度においてはカタログの中で最上位に位置する仕上がりですし、楽曲も多彩でどれもよく練られておりフックも満載で、ビギナーや彼らのサウンドが苦手なリスナーにも馴染みやすいでしょう。
前作でデス/メロデス導入した楽曲は見られず、苦し紛れの付け焼き刃に頼ることなく本来のボキャブラリーと純粋なアイデアのみで多様性を実現しています。そのオーソドックスなヘヴィメタルに近い明快な作風は4作目のDead Heart in a Dead Worldに近い印象もありますが、完成度においては本作はそれを大きくリードしており、ギターが一人抜けたこともそれほど気になることはありません。

ヘヴィネス:★★★☆☆|プログ度:★★★☆☆|ブルタル度:★★★★☆
ダウナー度:★★☆☆☆|耽美度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 実験作
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