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★ PESTILENCE(ペスティレンス) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ジャズ・メタル/メタリック・フュージョンの黎明期を支えたダッチ・デス・シーンのテクニカルなベテランバンド!!…必聴アルバムは?

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Contents

PESTILENCE|DISCOGRAPHY

Malleus Maleficarum|マレウス・マレフィマルム

PESTILENCE_Malleus_Maleficarum

オリジナルアルバム – 1作目 (1988年)

スラッシュ・メタルのの特徴を色濃く残した、プレ・デスメタル/アーリー・デスメタル時代ならではの、まさにデスメタルのプロトタイプと呼ぶべきサウンド。

〈SLAYER〉や〈KREATOR〉といった先人達からの影響も端々に感じられ、とりたてて際立った出来栄えとはいえませんが、デスメタルがスラッシュメタルから派生したものであり、エクストリームなスラッシュメタルとオールドスクールなデスメタルが紙一重、…ということを理解するにはよいサンプルです。

|王道デス度:★★★★☆
|プログレ度:★☆☆☆☆
|独自性:★★☆☆☆
|テクニカル度:★★☆☆☆
||マニア度:★★★★☆
|総合評価:★★★☆☆

通好み スルメ盤 実験作

「Malleus Maleficarum」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Consuming Impulse|コンシューミング・インパルス

PESTILENCE_Consuming_Impulse

オリジナルアルバム – 2作目 (1989年)

80年代後半のデスメタル黎明期の、ダッチ・デスメタル/ヨーロピアン・デスメタルを代表し得る立ち位置の1枚。

オーソドックスなオールドスクール・デスメタルそのもの…といったサウンドで、ここでのヴォーカル・スタイルや軽いテクニカル志向には、同時期のチャック・シュルディナーの〈DEATH〉を思わせる部分もあり、今後の展開の前触れとも感じさせます。

際立った個性は見られないものの、適度な緩急を持った楽曲のクオリティ自体は上々で、中でもT-06は名曲といえる出来栄えです。

後にテクニカル路線へと舵を切った時期の、PESTILENCEの実験的サウンドを快く思わない、保守的な原理主義リスナーからは「これぞ最高傑作」との呼び声も高く、ブルータルなデスメタル/デスラッシュ路線としての代表作と言えます。

|王道デス度:★★★★★
|プログレ度:★☆☆☆☆
|独自性:★★☆☆☆
|テクニカル度:★★★☆☆
|マニア度:★★★☆
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤

「Consuming Impulse (Re-Issue)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Testimony of the Ancients|テスティモニー・オヴ・ジ・エインシェンツ ~古人の証言~

PESTILENCE_Testimony_of_the_Ancients

オリジナルアルバム – 3作目 (1991年)

〈CYNIC〉や〈ATHEIST〉での活躍で知られるトニー・チョイを迎えて、本格テクニカル路線への一歩を踏み出した、ターニングポイントにあたるアルバム。

とはいえ、テクニカル・デスメタルというラベルから想像される、複雑で目まぐるしい曲展開や予測のつかない変則的な構成…いわゆる“プログレ”的なエッセンスはそれほど濃厚なわけではありません。
あくまでも、オールドスクールでストレートなデスメタルの枠内であることを前提として、副食的に変則的なアイデアや小技を盛り込んでいくスタイルですが、欧州勢のその手のアルバムとしては上位に来る1枚と言えるでしょう。

本作は、通常のデスメタル・ナンバーの間に、インストの小曲が交互に挟まれる構成となっていますが、このインストも単なるつなぎに終わらずひとつの聴きどころにもなっているので、ここは、曲単位ではなくアルバム・オリエンテッドな作品と捉えたいところです。

|王道デス度:★★★★★
|プログレ度:★★★☆☆
|独自性:★★★☆☆
|テクニカル度:★★★★☆
||マニア度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作

「Testimony of the Ancients (Re-Issue)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Spheres|スフィアーズ ~存在の証明~

PESTILENCE_Spheres

オリジナルアルバム – 4作目 (1993年)

前作のトニー・チョイから、現在は〈OBSCURA〉の主要メンバーとして知られるヨルン・パウル・テセリンへと、ベーシストの交代が行なわれた本作ですが、「ジャズ・メタル/メタリック・フュージョンとも呼び得るプログレ・デス」…といった作風は、そのパイオニアという意味でもクオリティにおいても、同時期の〈CYNIC〉や〈ATHEIST〉にも匹敵する出来栄えで、同様のスタイルの代表格として共に並び称されています。

音楽性においてはフロリダ勢との共通要素も多々あるものの、地域性や文化背景が影響した音楽的な傾向か、それらと比較すると陰鬱でヒネくれた変態性が際立つサウンドになっています。
ストレートなオールドスクール・デスメタルから逸脱したことで、オールドファンからの評価は割れがちですが、それでも〈CYNIC〉や〈ATHEIST〉と比較するとデスメタル・テイストは強めです。

いずれにせよ、本格的なテクニカル・デスとしては前作と並び、PESTILENCEのアルバムとしても最高峰に位置する本作は、『ジャズメタル/メタリック・フュージョン』系を深掘りするならば、聴き逃すわけにはいかない重要作です。

|王道デス度:★★★☆☆
|プログレ度:★★★★☆
|独自性:★★★★☆
|テクニカル度:★★★★☆
|マニア度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作

「Spheres (Re-Issue)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Chronicles of the Scovrge|クロニクルズ・オブ・ザ・スカヴァージ

PESTILENCE_Chronicles_of_the_Scovrge

ライヴアルバム (2006年)

Resurrection Macabre|リザレクション・マカブレ

PESTILENCE_Resurrection_Macabre

オリジナルアルバム – 5作目 (2009年)

テクニカル路線の功労者、トニー・チョイを再び迎えての復活第1弾。

本作では、前作『Spheres(4th)』での、ジャズ・デメスタル/メタリック・フュージョン系のアプローチを捨て、『Testimony of the Ancients(3rd)』の頃に近い、オーソドックスなブルータル・テクニカル・デスに落ち着いています。

及第点には達している作品ではあるのですが、ここにきての復帰作で、現在では新鮮味も特異性も薄まった、普通のストレートなテクニカル・デスを展開するという選択には疑問が残ります。
このスタイル一筋を愚直に続けてきたというのであればともかく、彼らの場合、前作ですでに完全に新たなステージに到達しているだけに、攻めの姿勢に欠ける印象が否めません。

一見すると安全パイのようで、実際のところオールド・ファンもプログレ期のファンも唸らせるには至らず、かといって、新規ファンを掴めるようなフックやわかりやすさも無いという、なんとも中庸なだけのアルバムとなっています。

|王道デス度:★★★★★☆
|プログレ度:★★☆☆☆
|独自性:★★☆☆☆
|テクニカル度:★★★★☆
|マニア度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 お布施

Doctrine|ドクトリン

PESTILENCE_Doctrine

オリジナルアルバム – 6作目 (2011年)

Obsideo|オブシディオ

PESTILENCE_Obsideo

オリジナルアルバム – 7作目 (2013年)

「Obsideo」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

The Dysentery Penance|ザ・ディセンテリィ・ペナンス

PESTILENCE_The_Dysentery_Penance

初期デモ音源・ライヴ (2015年)

Presence of the Past|プレゼンス・オブ・ザ・パスト

PESTILENCE_Presence_of_the_Past

ライヴアルバム (2015年)

Reflections of the Mind|リフレクションズ・オブ・ザ・マインド

PESTILENCE_Reflections_of_the_Mind

リマスターベスト (2016年)

プロデュースをはじめ、エンジニアリング/マスタリングなどで、耽美/プログレ系エクストリームメタルを多く手掛ける、スウェーデンのミュージシャン、ダン・スウォノの手によるリマスタリングが施された、ベストアルバム。

Presence of the Pest (Live at Dynamo Open Air 1992)|プレゼンス・オブ・ザ・パスト:ライヴ・アット・ダイナモ・オープン・エアー1992

PESTILENCE_Presence_of_the_Past

ライヴアルバム (2016年)

Hadeon|ハデオン

PESTILENCE_Hadeon

オリジナルアルバム – 8作目 (2018年)

「Hadeon」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Twisted Truth|トゥイステッド・トルース

PESTILENCE_Twisted_Truth

コンピレーションアルバム (2018年)

The Roadrunner Albums|ザ・ロードランナー・アルバム

PESTILENCE_The_Roadrunner_Albums

コンピレーションアルバム (2020年)

Exitivm|エクシティヴィエム

PESTILENCE_Exitivm

オリジナルアルバム – 9作目 (2021年)

Exitivm
デスメタル / ブラックメタル¥1,528Pestilence
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