Contents
- 1ウルトラヘヴィなダウナーサウンドからEDM色を強めて軽快なビッグビートサウンドでブレイクした英国の個性派!
- 1.1PITCHSHIFTER|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Industrial|インダストリアル
- 1.1.2Submit|サブミット
- 1.1.3Desensitized|ディセンシタイズド
- 1.1.4Remix War|リミックス・ウォー
- 1.1.5Infotainment?|インフォタメント?
- 1.1.6www.pitchshifter.com|www.ピッチシフター.コム
- 1.1.7Deviant|デヴィアント
- 1.1.8PSI|ピー・エス・アイ
- 1.1.8.1◎ PITCHSHIFTERはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
ウルトラヘヴィなダウナーサウンドからEDM色を強めて軽快なビッグビートサウンドでブレイクした英国の個性派!
PITCHSHIFTER(ピッチシフター)は、英国の名門エクストリームミュージックレーベルイヤーエイクのインダストリアル枠としてデビューしたイギリス出身のグループ。
当時のレーベルメイトでもあったGODFLESHにも通じるスローで高圧力/重低音なサウンドを持ち味とした、エクストリーム・インダストリアルメタルとしてデビューしましたが、グルーヴの強化やEDM系ビートの導入などを試み自分たちのスタイルを模索してゆき、アルバムごとに作風を変えつつ強烈な個性を持った作品をリリースしてゆきます。
最終的には、世紀末の英国シーンを席巻していたThe ProdigyやThe Chemical Brothersなどに代表される、ロック的なダイナミズムとメリハリのきいた展開を持つEDM“ビッグ・ビート”を意識した作風を確立します。
同時にメジャーレーベル移籍も果たし、そのサウンドが評価されて英国のみならず米国をはじめとして世界て的に活動するグループに成長しますが、ブレイク時の作風にこだわり過ぎたため勢いが続かず、ビッグ・ビートの衰退とともに失速して開店休業状態に陥ります。
近年になって、リユニオンツアーや新曲ドロップを続けるなど、地道ながら本格的な復活をも視野に入れたような動きを見せています。
PITCHSHIFTER|DISCOGRAPHY
Industrial|インダストリアル
オリジナルアルバム – 1作目 (1991年)
独自性:★★☆☆☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆
代表作 通好み スルメ盤
GODFLESHにに近いアプローチだが、音色には独自のものがある。
Submit|サブミット
ミニアルバム – (1992年)
Industrialアルバムと同路線。完成度はそれを上回る。
Desensitized|ディセンシタイズド
オリジナルアルバム – 2作目 (1993年)
グルーヴを大幅導入して躍動感が生まれる。傑作。
独自性:★★★★★|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤 実験作
Remix War|リミックス・ウォー
リミックスアルバム – (1994年)
BiohazardやTherapy?を迎えたリミックスアルバム。
実験度:★★★★☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★★★
通好み スルメ盤 実験作
Infotainment?|インフォタメント?
オリジナルアルバム – 3作目 (1996年)
前作のヘヴィグルーヴ路線にEDMサウンドをミックス。これも名盤。
独自性:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
www.pitchshifter.com|www.ピッチシフター.コム
オリジナルアルバム – 4作目 (1998年)
ビッグビート路線の皮切り。クリエイティブ面ではここがピーク。
独自性:★★★★★|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★☆
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作
Deviant|デヴィアント
オリジナルアルバム – 5作目 (2000年)
4thの再生産第1弾。人気はこのあたりがピーク。
実験度:★★☆☆☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
代表作 入門盤 賛否両論 お布施
PSI|ピー・エス・アイ
オリジナルアルバム – 6作目 (2002年)
4thの再生産第2弾。さすがに飽きられる。
実験度:★☆☆☆☆|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★☆☆☆
入門盤 賛否両論 お布施
◎ PITCHSHIFTERはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
PITCHSHIFTERが大きくブレイクした作品でカタログ中でも最も知名度が高いのは、EDMを取り入れてビックビート/デジロック路線に舵を切った“www.pitchshifter.com(4th)”。それ以降は同じ作風のままトーンダウンしてゆきますが、このアルバムについてはクオリティも上々ですし、聴きやすく幅広い層に受けしやすいポップネスを持ついう点でもビギナーにはうってつけです。
ただし、彼らの本領が発揮されているのはそれ以前の作品で、ヘヴィでエクストリームな個性的インダストリアルメタルの“Desensitized(2nd)”は全キャリア中でも最高傑作の誉れ高いアルバムですし、メタルクラスタにはこちらの方がなじみやすいかもしれません。その2作の個性を合わせた作風を持ち間を埋める“Infotainment?(3rd)”も、代表作に挟まれ影は薄いですが彼ら独自のセンスが炸裂した個性的過ぎる必聴盤です。