★ SEPULTURA(セパルトゥラ) ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|新進気鋭の突進型スラッシャーからトライバル・ヴルーヴの重鎮の座を経てさらに進化を続けるブラジルの英雄……必聴のオススメアルバムは?

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デスメタルに接近した新世代スラッシュメタルから、革新的なトライバル・グルーヴメタルへと華麗なる転身!一躍シーンの最先端に躍り出たブラジルの国民的メタルバンド!

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SEPULTURA(セパルトゥラ)は、ブラジルのスラッシュメタル/グルーヴメタル・バンド。

SEPULTURAはブラジリアン・メタルの代表格!?

80年代の後半には、ブラジルのヘヴィメタルシーンにも注目が集まるようになってゆきますが、SEPULTURAはその中でもパイオニアに近いポジションにありました。

同じスラッシュ系のSARCÓFAGOや、クロスオーバー/ハードコア系のR.D.P.(Ratos de Porão)、パワーメタル系のVIPERなどとともに、ブラジリアン・ヘヴィミュージック・シーンの中核として活動を続けてきました。

これら、ブラジリアン・メタル/ブラジリアン・ヘヴィミュージックの中でも、SEPULTURAは代表格/筆頭格にあたる存在となっており、自国開催のオリンピックで演奏を披露するなど、ある意味では国民的バンドとも呼び得るポジションにあります。

ブラジリアン・スラッシュメタルとしてのSEPULTURA!?

SEPULTURAは、スラッシュメタルからスタートしており、一般的にはスラッシュメタルのジャンルに属するグループと見なされています。

結成が1984年でアルバムデビューが1986年で、ムーヴメントのパイオニアであるアメリカはベイエリア・スラッシュの老舗と比較すると後発扱いとなりますが、これは、もうひとつのスラッシュメタルの一大産地であるドイツの、パイオニア的なグループ勢には匹敵しうるキャリアと言えます。

キャリアの初期には、マイナーなブラジルシーンに属していたことや、プリミティヴな作風であること以前に、クオリティや独自性が伴っていなかったことから、一般にB級バンドとして扱われていましたが、90年前後に一気に急成長を遂げたことにより、スラッシュ界期待の新鋭として一線級のグループの仲間入りを果たします。

デスメタルとしてのSEPULTURA!?

80年代におけるデスメタルの定義は現在のものとは異なり、明確に確立された音楽性を持ったジャンルではなく、あくまでもスラッシュメタルの中のいちサブジャンルに過ぎないものであり、死にまつわるネガティヴなテーマ性を歌詞や世界観に持ったスラッシュメタルを指していました。

初期のSEPULTURAも、こういった理由からデスメタルとカテゴライズされることも多く、また、プリミティヴでハードコアな過激さを追求する傾向の強いブラジリアン・スラッシュの特性もあって、デスメタルのプロトタイプとして扱われることもあります。

グルーヴメタル/ポストスラッシュとしてのSEPULTURA!?

ムーヴメントとしてのスラッシュメタルが終息を迎えた90年代には、多くのスラッシュメタルバンドに先駆けて、当時のヘヴィグルーヴのムーヴメントに呼応して、PANTERAら先駆者のスタイルとも異なった、独自のグルーヴメタル・アプローチを展開するようになります。

こちらでも後発組ながら、フォロワーにとどまらない独自のサウンドが高く評価され、一気にシーンのトップに躍り出て、PANTERAらオリジネイターと肩を並べるまでに成長を遂げました。

これにより、同様のアプローチをとるグループを意味する『ポストスラッシュ』の最右翼として認められ、後続のにも多大な影響を及ぼすほどの存在と認められており、これ以降のSEPULTURAは、グルーヴメタル/ポストスラッシュにカテゴライズされることも多くなります。

トライバル・メタル/ラテン・メタルとしてのSEPULTURA!?

グルーヴメタル路線へと転じたSEPULTURAは、その発展系の新興ヘヴィミュージックとして当時注目を集めつつあった、初期のニューメタルの要素も取り入れます。

その『Roots(6th)』アルバムでは、同時にブラジルの伝統部族の音楽や、ラテン音楽を大胆に取り入れたスタイルを展開。
『トライバル・メタル』や『ラテン・メタル』と呼ばれるようになるジャンルを確立して、その先駆者となり、また、後に後続バンドも続出する『エスノ・メタル』のアプローチにも、先鞭をつける結果となったたことにより、ヘヴィメタルの枠を超えて世界的な注目を集める存在にもまで成長を遂げます。

ティーンズ・メタルとしてのSEPULTURA!?

主に80年代の中盤から後半にかけてのメタル業界の一部で、バンド全体…あるいはその一部が10代のメンバーであることを、セールスポイントとしてアピールするマーケティング手法が見られ、ある種の『ティーンズ・メタル』系バンドのプチブームのような動きにもなっていました。

これらの代表的な例には、BRIAR,DEATH ANGEL,VIPERなどが挙げられますが、SEPULTURAもまた、デビュー時にはメンバー全員が10代という若手グループだったことから、その一環として語られることもありました。

マックス・カヴァレラの脱退とSEPULTURAの分裂!?

ギター兼ヴォーカルとして、結成以来SEPULTURAのフロントマンをつとめてきたマックス・カヴァレラは、1996年のライヴ公演の当日に息子の事故死の知らせが入ったために、出演を拒否してマネージャーである妻と共に会場を去ります。

これが原因となって、バンドとマックス・カヴァレラの間に不信感と確執が生じたことにより、マックス・カヴァレラがSEPULTURAを脱退、後にSOULFLYを結成しメンバーを家族や身内だけで固めたバンド体制をつくり上げます。

SEPULTURAは、新ヴォーカリストのデリック・グリーンを迎えて活動を続けていましたが、2006年にはマックス・カヴァレラの実弟イゴール・カヴァレラ(Dr.)も後を追うように脱退。

イゴールはマックスとのユニットCAVALERA CONSPIRACYなどで活動を続け、それ以降のSEPULTURAは、創設メンバーのアンドレアス・キッサー(Gt.)とパウロ・ジュニア(Ba.),そしてグリーンを中心として活動を続けています。

バンド再編〜現在の音楽性は!?

マックス・カヴァレラ脱退後に、新体制となったSEPULTURAは、スラッシュメタル,ヘヴィグルーヴ,トライバル/ラテンサウンドを音楽性の基本に据えたスタイルを展開。

その中で、ニューメタルへの接近、ハードコア要素の強化、オルタナティグ・ロックへの接近、スラッシュメタル・リヴァイヴァル、ポストハードコア路線、プログレメタル・アプローチなど、その時代ごと…あるいはアルバムごとに異なるアプローチを試みて、試行錯誤を繰り返しています。

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