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★ SKID ROW(スキッド・ロウ) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|あのPANTERAとも肩を並べたグラムメタル・シーンで最もヘヴィでアグレッシヴなバンド!!…必聴アルバムは?

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グラムメタル・ムーヴメントが燃え尽きる直前に輝きを放ったアイドル・バンドは、ストロング・スタイルの90年代型ヘヴィメタルへと変貌を遂げて時代の寵児に!?

SKID ROWのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

SKID ROW(スキッド・ロウ)は、アメリカ合衆国ニュージャージー出身のメタル/ハードロック・バンド。

アイドル人気で一躍スターダムに!?

SKID ROWは、中心人物であるレイチェル・ボラン(Ba.)と、ジョン・ボン・ジョビの幼馴染としても知られるデイヴ・スネイク・セイボ(Gt.)が中心となって結成されました。

追って加入したフロントマンのセバスチャン・バックは、その端整なルックスとパワフルな歌唱が注目を集め、アイドル人気とそれにとどまらない評価を獲得したことで、バンド人気のブースターとしての役割を果たします。

グラムメタルの最後の輝き!?

SKID ROWは、グラムメタル・ムーヴメントの中では最終盤にあたる時期にデビューしており、シーンの中でもかなりの後発グループに属しています。

ヴーム末期の後発グラムメタル・バンドとしては、一時はグラムメタル・シーンの主流を“バッドボーイ系ロックンロール”に一新するほどの巨大な存在となった、〈GUNS N’ ROSES〉を別格とすれば、異例の人気を獲得した出世頭とも言えるグループでした。

同名バンドから権利を買い取る!?

SKID ROWを巡る大きなトピックのひとつに、1970年前後のアイルランドにも同名のバンドが存在していたことが挙げられます。

この〈元祖SKID ROW〉は、〈THIN LIZZY〉やソロで…そして後年はブルーズマンとして活躍した、アイリッシュ・ギターヒーローのゲイリー・ムーアがでデビューしたバンドとしても著名で、そのアルバムはプログレ/ジャズロックのクラシックとして世に多く流通しています。
そのため、少なくないリスナーが音楽ソフト購入の際に、混乱したり取り違えた経験を持っています。

また、〈元祖SKID ROW〉が名義の権利を所有していたことから、両陣営の間で名義をめぐって協議が行われており、後発である彼らは名義使用料を払ってSKID ROW名義を使用することで決着となりました。

最もヘヴィなグラムメタル!?

SKID ROWは、ロックンロール・テイストを持つポップなハードロック・サウンドとメタリックな質感を持った、典型的なグラムメタルとしてデビューしています。

しかし、当初よりシーンに中でも特にヘヴィなサウンドを持ち味としており、グラムメタルに否定的なリスナーからも比較的人気の高いグループとなっていました。

その後、グラムメタルへのカウンターとして勢力を拡大したスラッシュメタルや、次のヘヴィ・ミュージックのトレンドとして盛り上がりを見せていたグランジやグルーヴメタルの台頭を視野に入れ、いち早くそれら90年代型のヘヴィネスをも取り入れた、よりヘヴィでメタリックなサウンドに移行して好評を得ます。

オルタナメタル路線が不評!?

グラムメタル・ブームの完全な終息を迎えた後、シーンの趨勢を静観しつつアクションを起こす機会を探すため、SKID ROWはしばらくインターバルを設けますが、95年にはグラムメタルを脱却してグランジ/グルーヴメタルを大幅に取り入れた作品をリリースします。

これは賛否両論で、好意的な評価もあったものの、同様のアプローチを選んだ多くグループと同様に、オールドファンの不評を買うこととなって失速する結果になりました。

ヴォーカリストの脱退で解散!?

失速気味となったSKID ROWは、内部でも問題が勃発します。フロントマンのセバスチャン・バックが要望した〈KISS〉リユニオンの前座を、バンドが拒否したことで関係が悪化。バックはそれを理由に脱退してしまいます。

このため、1996年からはしばらくの間活動休止なり、メンバーは各々が個別の活動を展開していました。

新ヴォーカルを迎えて再始動!!

1999年には、後任のフロントマンとしてジョニー・ソーリンガーを迎えて活動再開。2枚のアルバムをリリースしています。

しかし、SKID ROWは前任者バックのアイドル人気に支えられた面も大きかっただけに、後のグラムメタル・リバイバルの際にも、それに便乗して完全復活とはなりませんでした。

更なるメンバーチェンジを重ねて活動中!?

活動再開以来、ソーリンガーをフロントマンに活動を続けていましたが、ソーリンガーは2015年に突如解雇されます。

その後、80年代グラムメタル・ブームの中で脚光を浴びた、ノルウェーの〈TNT〉のフロントマンとして知られるトニー・ハーネルのスポット参加を経て、2016年からはイギリスの新世代パワーメタルバンド〈DRAGONFORCE〉を脱退したZPサートを、パーマネントなヴォーカリストとして迎えます。

現在もその体勢で活動を継続しており、新作のアナンスもありましたが現時点ではリリースは発表されていません。(2022年現在)

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