Contents
- 1グルーヴメタル,ミクスチャー,デスメタル全てを飲み込んだスーパーハイブリッドサウンドを武器にロス・ロビンソンの最終兵器として新世紀ニューメタルシーンに新たな波を起こしたマスクマンユニット!!
- 1.1SLIPKNOT|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Mate Feed Kill Repeat|メイト・フィード・キル・リピート
- 1.1.2Slipknot|スリップノット
- 1.1.3Iowa|アイオワ
- 1.1.4Vol. 3: (The Subliminal Verses)|Vol. 3:(ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)
- 1.1.5All Hope Is Gone|オール・ホープ・イズ・ゴーン
- 1.1.6.5: The Gray Chapter|.5:ザ・グレイ・チャプター
- 1.1.7We Are Not Your Kind|ウィ・アー・ノット・ユア・カインド
グルーヴメタル,ミクスチャー,デスメタル全てを飲み込んだスーパーハイブリッドサウンドを武器にロス・ロビンソンの最終兵器として新世紀ニューメタルシーンに新たな波を起こしたマスクマンユニット!!
SLIPKNOT(スリップノット)は、KORN(コーン)をはじめLIMP BIZKIT(リンプ・ビズキット),DAFTONES(デフトーンズ)など、ニューメタルシーンの基礎をつくったいくつもの名バンドを送り出してきたロス・ロビンソンの最終兵器という触れ込みで登場し、過去のヘヴィミュージックのいいとこ取りともいえるハイブリッドサウンドと、メンバー全員がホラーキャラクター風のマスクを身につけたキャッチーなギミックが受けて一躍スターダムにのし上がりました。
SLIPKNOT(スリップノット)は、ローカルシーンのデスコア/メタルコアバンドとしてアルバムもリリースして活動していたところを、ロス・ロビンソンの目に止まったことによりメジャーデビューを果たします。
当時はほぼ無名のどマイナー新人バンドだったこともあって、正体不明の仮面軍団という匿名性と、初めて聴いたとは思えない様々なヘヴィサウンドの集合体だったことから、有名バンドのメンバーによる覆面プロジェクトではないかとの噂もまことしやかに囁かれていたほどです。
SLIPKNOTが生み出した、エクストリームメタルを基調として様々なエッセンスを詰め込んだ情報量の多い高密度サウンドは、ニューメタルの新たなモードとなり、同様のフォーマットに則ったサウンドを続々と生み出しますが、それによって一般層によるオーバーグラウンドシーンを耕し、これまでマニアックな音楽とされていたデスメタルなどのエクストリームミュージックがもメインストリームでも受け入れられる土壌を作ることとなります。
結果的に、メロデス勢とともに一般リスナー層へのエクストリームミュージックの広がりに貢献したことになりますし、やはりデスメタル/メロディックデスメタルを音楽性の柱としていたメタルコア勢のブレイクも、彼らの存在なくしてはあり得なかったかこれほどスムーズではなかったことでしょう。
また彼らやMARILYN MANSON(マリリン・マンソン),ビジュアル系ブラックメタル勢の活躍は、コスプレの一般化も相まってかつてはイロモノ扱いだったコスプレ系メタルバンドに市民権を与え、数々のフォロアーをシーンに登場させたほか、コスプレメタルのルーツ的存在だったGwarなどにも再びスポットを当てるという副産物も産みました。
SLIPKNOT|DISCOGRAPHY
Mate Feed Kill Repeat|メイト・フィード・キル・リピート
オリジナルアルバム 1作目(非公式) – (1996年)
メジャーデビュー前のローカルバンド時代にリリースされていた、非公式の幻の1stアルバム。
FAITH NO MORE(フェイス・ノー・モア)やPRIMUS(プライマス)などオルタナメタルの影響が強く、ジャズフレーズも取り入れたテクニカル志向のグルーヴィなデスコアで、未整理で雑多なジャンク感あふれるメタルサウンドは被り物メタルの大先輩のGWAR(グウォー)に近い印象もあります。
ブレイク後のわかりやすいポップネスはありませんが、マニアックなリスナーなら少なくとも2nd以降よりは楽しめるアルバムです。
カオス度:★★★★★|独自性:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆
賛否両論 通好み 実験作
Slipknot|スリップノット
オリジナルアルバム 1作目 – (1999年)
エクストリームな究極のハイブリッドニューメタルサウンドで新時代の扉を開き大ヒット。
カオス度:★★★★★|独自性:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作
Iowa|アイオワ
オリジナルアルバム 2作目 – (2001年)
彼ら本来のデスメタル/デスコア志向を押し出してメタル色を強めさらなるブレイク。
カオス度:★★☆☆☆|独自性:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
代表作 入門盤 賛否両論
Vol. 3: (The Subliminal Verses)|Vol. 3:(ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)
オリジナルアルバム 3作目 – (2004年)
メタル色を強めつつエモな歌モノ路線を取り入れ賛否両論。
カオス度:★★★☆☆|独自性:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論
All Hope Is Gone|オール・ホープ・イズ・ゴーン
オリジナルアルバム 4作目 – (2008年)
デスメタルに加えスラッシュメタル的なエッセンスも見せ、よりメロディを強調した作風に。
カオス度:★★★☆☆|独自性:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 実験作
.5: The Gray Chapter|.5:ザ・グレイ・チャプター
オリジナルアルバム 5作目 – (2014年)
前作同様オーソドックスなヘヴィメタルを意識した作風だが、メタルコアを意識した部分も。
カオス度:★☆☆☆☆|独自性:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論
We Are Not Your Kind|ウィ・アー・ノット・ユア・カインド
オリジナルアルバム 6作目 – (2019年)
これまでのメタル路線と初期のニューメタルをミックスした独自路線を目指す。
カオス度:★☆☆☆☆|独自性:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
代表作 入門盤 賛否両論 実験作