★ THE ALMIGHTY(ジ・オールマティ)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|90年代のMOTORHEAD!?メタルシーンに新世代ハードロックンロールを布教した男気系スコティッシュバンド!!…必聴アルバムは? 

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THIN LIZZY(現BLACK STAR RIDERS)の二代目ヴォーカリストを襲名したリッキー・ウォーイックがフロントマンを務め、90年代ハードロックンロールブームの先陣を切ったスコットランドのド硬派バンド!!

THE ALMIGHTY(ジ・オールマティ)はスコットランドのロックバンドで、現在はTHIN LIZZYの残党組のスコット・ゴーハムらによるTHIN LIZZYのオフィシャル後継バンドBLACK STAR RIDERS(ブラック・スター・ライダーズ)で故フィル・ライノットの代役としてヴォーカルを務める、リッキー・ウォーイック(Ricky Warwick)と、旧友のスタンプ・モンロー、フロイド・ロンドンよって結成されました。

ハードロック/ヘヴィメタル, パンク/ハードコア, オルタナティヴロックなどを股にかけたロックサウンドが持ち味ですが、一般的にはハードロック/ヘヴィメタルフィールドのバンドとして認識されています。

ウォーイックがポジティヴパンクの中でも特にハードで硬派なサウンドで知られるNEW MODEL ARMYと縁が深かったことからもわかるように、当時ハードロックに接近していたのゴシックロック/ポジティヴパンクに近しい存在で音楽性にもそれが反映されていました。

その後、80年代末期にハードロックサウンドに移行してグラムメタル全盛期の米国メインストリームで注目を集めた、THE CULT(ザ・カルト)のブレイクに続けとばかりに、米国シーンもターゲットに入れたグランジに通じるダークでヘヴィなテストを取り入れたサウンドで米国でも評価され、MEGADETHらヘヴィメタルシーンのビッグネームにも注目される存在となります。

続いては、MOTORHEAD(モーターヘッド)にも通じるパンキッシュなハード・ロックンロールサウンドに移行、同時期のシンプル&ハードなロックンロールリバイバルの火付け役になり、日本でもハードロック/メタル界隈で大ブレイクします。
しかし、そこからさらにハードロック/メタルクラスタが嫌うメロディックパンク/ポップパンクを意識したスタイルに以降したことで、日本はを含めたこれまでの支持層歯もちろんんこと、米国トレンドへのアンチ傾向が強いUKシーンでも評判を落とそのまま解散。のちに復活するも起死回生とはならず、アルバムリリースごとに低迷の度合いを深めながらシーンからフェイドアウトしてゆきます。

THE ALMIGHTY解散後、ウォーイックは再結成THIN LIZZYのヴォーカルに起用されたことを機に、BLACK STAR RIDERでもヴォーカリストに座に収まることとなります。

THE ALMIGHTY|DISCOGRAPHY

Blood, Fire and Love|ブラッド, ファイア・アンド・ラヴ

THE_ALMIGHTY_Blood,_Fire_and_Love

オリジナルアルバム – 1作目 (1989年)

米国的なポップメタルサウンドと、ゴス/ポジパンがルーツらしい翳りのあるサウンドをミックスしたような作風で、当時グラムメタル風のハードロックサウンドに以降して、最新アルバムSonic Templeで米国のメインストリームでヒットを飛ばしていたTHE CULTに近いスタイルです。
一方で、T-01のようにMOTORHEAD風のハードロックンロールもこの時点から確認できますし、今後に続く本質的なスタイルは完成しています。基本的にはUSポップメタルに通じるサウンドですが、脳天気過ぎないポップロックンロールとしてはなかなかの力作です。

メタル度:★★★☆☆|ロッキン度:★★★★☆|オルタナ度:★★☆☆☆
パンク度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

通好み スルメ盤

Blood, Fire and Live|ブラッド, ファイア・アンド・ライヴ

THE_ALMIGHTY_Blood,_Fire_and_Live

ライヴアルバム (1990年)

1stアルバムリリース時のライヴ音源。ライヴバンドとしてならしているだけあって、熱の入ったライヴならではのサウンドが聴けますが、当然1st収録曲のみのセットリストなので、すでにベスト選曲のライヴ盤が幾つかリリースされた今となっては1st原理主義者意外にはあまり必要性は感じられません。
この時点でライヴ盤リリースというあたりに、彼らに対する期待の大きさだけはうかがえます。

メタル度:★★★☆☆|ロッキン度:★★★★☆|オルタナ度:★★☆☆☆
パンク度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

通好み スルメ盤

Soul Destruction|ソウル・ディストラクション

THE_ALMIGHTY_Soul_Destruction

オリジナルアルバム – 2作目 (1991年)

前作を踏襲しつつも、さらに米国メインストリームを意識したサウンド。グラムメタルからグランジへの移行期ということもあって両方を視野に入ているものの、どちらかというとグランジ要素よりはグラムメタル系のポップネスが勝っており、前作の薄暗さとは対照的な脳天気な明るさが印象的。
前作に続き、冒頭のT−01にMORTORHEADバリのハードロックンロールを配置していますが、これがバンドを代表する超名曲。この尋常でない格好よさを持つ1曲のためだけにでも、アルバムを入手する価値があります。それ以外の曲は、前後のアルバムと比較するとかなり凡庸。

メタル度:★★★☆☆|ロッキン度:★★★★☆|オルタナ度:★☆☆☆☆
パンク度:★☆☆☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

通好み スルメ盤

Powertrippin’|パワートリッピン

THE_ALMIGHTY_Powertrippin

オリジナルアルバム – 3作目 (1993年)

グランジ&ヘヴィグルーヴ全盛期を迎えた時期のだけにその影響は垣間見えますが、元がモダンなセンスな器用さには欠けるオーソドックスなロックンロールバンドなので、どちらかというと同時期のヘヴィネス路線のMÖTLEY CRÜEやSKID ROWに近いスタイルです。
とはいえ、ポップネスはこれまで通りに前作のぬるいサウンドから変身を遂げた、ヘヴィ&ソリッドなタフなスタイルが彼らの資質に合っていたようで、楽曲クオリティもサウンドの魅力も大きく向上しており、結果的にここから解散の間まで続く彼らの黄金期の幕開けを飾るアルバムとなります。

メタル度:★★★★☆|ロッキン度:★★★★☆|オルタナ度:★★★☆☆
パンク度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤 実験作

Crank|クランク

THE_ALMIGHTY_Crank

オリジナルアルバム – 4作目 (1994年)

これまではアルバムの内1〜2曲にとどめられていた、MOTORHEADを直系のルーツとしたハードロックンロールナンバーを主体としたアルバム。熱量に満ちあふれた徹頭徹尾ハイテンションでハード&ヘヴィなロックンロールが並び、その多くが水準を大きく上回る名曲ぞろいという規格外の超名盤で、セールス的には前作に及びませんでしたが、THE ALMIGHTYの創作キャリアとしてはピークにあたる作品です。
この少し後に世界的に巻き起こるハードロックンロールブームの先駆けとも言えるアルバムで、この存在がTHE HELLACOPTERSらスウェーデンの北欧爆走R&Rなどの後続バンドにも、大きな影響を与えたことは間違い無いでしょう。

メタル度:★★★★☆|ロッキン度:★★★★★|オルタナ度:★★★☆☆
パンク度:★★★★☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Just Add Life|ジャスト・アド・ライフ

THE_ALMIGHTY_Just_Add_Life_b

オリジナルアルバム – 5作目 (1996年)

前作で彼らを日本のメタルファンにまでも知らしめた、メタルエッジなヘヴィネスと突進力にあふれたMOTORHEAD直系の楽曲も健在ですがその比率は大きく減退し、ポップでパンキッシュなロックンロールナンバーに取って代わりました。その中にはメロディックパンク/ハードコアに近い作風も見られ、この変化について当時の世界的なメロコアブームの影響を否定することは難しいでしょう。
そのことから目前作で飛びついたメタラーは一気に手のひらを返し、結果的にTHE ALMIGHTY活動停止の遠因にもなっています。しかし、全盛期のアルバムだけあって、作風は変われどクオリテティ面では前2作に匹敵する水準を維持しており、復活後の凡庸な作品群とは比ぶべくもありません。
なお、ライヴアルバムとの2枚組も存在しています。

メタル度:★★★☆☆|ロッキン度:★★★★★|オルタナ度:★★★★☆
パンク度:★★★★☆|ポップネス:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 入門盤 賛否両論 通好み 実験作

The Almighty|ジ・オールマイティ

THE_ALMIGHTY_The_Almighty

オリジナルアルバム – 6作目 (2000年)

Psycho-Narco|サイコ-ナルコ

THE_ALMIGHTY_Psycho_Narco

オリジナルアルバム – 7作目 (2001年)

Wild and Wonderful|ワイルド・アンド・ワンダフル

THE_ALMIGHTY_Wild_and_Wonderful

オリジナルアルバム – 8作目 (2002年)

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