Contents
- 1激動の“R(アラウンド)1990”にオルタナ/ミクスチャー戦国時代を勝ち抜き覇権を掴み取った先鋭的な変態アングラバンドは、ド定番のアリーナ・バンドとなってメインストリームの第一線で活躍!!
- 1...1USオルタナティヴロックのアイコン!?
- 1...2ミクスチャーのロッックのパイオニア!!
- 1...3ファンクロックの改革者!?
- 1...4ファンクロックの枠を超えて!?
- 1.1THE RED HOT CHILI PEPPERS|DISCOGRAPHY
- 1.1.1The Red Hot Chili Peppers|レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
- 1.1.2Freaky Styley|フリーキー・スタイリー
- 1.1.3The Uplift Mofo Party Plan|ザ・アップリフト・モフォ・パーティ・プラン
- 1.1.4Mother's Milk|マザーズ・ミルク:母乳
- 1.1.5Blood Sugar Sex Magik|ブラッド・シュガー・セックス・マジック
- 1.1.6One Hot Minute|ワン・ホット・ミニット
- 1.1.7Californication|カリフォルニケーション
- 1.1.8By the Way|バイ・ザ・ウェイ
- 1.1.9Stadium Arcadium|スタジアム・アーケディアム
- 1.1.10I'm with You|アイム・ウィズ・ユー
- 1.1.11The Getaway|ザ・ゲッタウェイ
- 1.1.12Unlimited Love|アンリミテッド・ラヴ
- 1.1.13Return of the Dream Canteen|リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン
激動の“R(アラウンド)1990”にオルタナ/ミクスチャー戦国時代を勝ち抜き覇権を掴み取った先鋭的な変態アングラバンドは、ド定番のアリーナ・バンドとなってメインストリームの第一線で活躍!!
THE RED HOT CHILI PEPPERS(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)は、アメリカ合衆国カリフォルニアを拠点とするロックバンド。
バンド名の長さから、一般的にはチリ・ペッパーズ、日本ではレッチリなどの略称でも呼ばれています。
USオルタナティヴロックのアイコン!?
THE RED HOT CHILI PEPPERSは、1990年前後に全盛を極めたアメリカン・オルタナティヴ・ロックの先駆け的な存在のひとつ。
その黎明期から黄金時代の先頭を走り続けたことで、シーンの中でも最も高い世界的知名度を誇るビッグネームであり、そのUSオルタナ・シーンを象徴する、アイコン的なグループとして認められています。
ミクスチャーのロッックのパイオニア!!
THE RED HOT CHILI PEPPERSの音楽性は、ファンクを中心としたブラックミュージックをロックとクロスオーバー/ミックスさせたもので、ジャンルとしてはファンクロック(メタル)やラップロック(メタル)としてもカテゴライズされています。
日本では“ミクスチャー・ロック”と呼ばれているそれらのジャンルのバンドの中でも、FAITH NO MOREなどと共に最古参のひとつに数えられるグループです。
ファンクロックの改革者!?
ファンクを取り入れたロックと、そのメソッド自体は70年代からすでに存在しており、THE RED HOT CHILI PEPPERSがその先駆けというわけではありません。
さらに、80年代になるとファンクはレゲエやスカなどと同様に、アンダーグラウンドからメインストリームまでの幅広いロックバンドが、競って取り入れるようになります。
THE RED HOT CHILI PEPPERSも、当初は80年代のポストパンクの延長といえるようなスタイルからスタートしていました。
しかし、当時最先端のブラック・ミュージックだったヒップホップのラップを意識したヴォーカル・スタイルや、ハードコア/スラッシュメタル以降の現代的なヘヴィネスをも取り入れることで、90年代の幕開けを飾る最新型“ミクスチャー・ロック”として、シーンを牽引していくポジションに躍り出ます。
ファンクロックの枠を超えて!?
90年代の半ばを過ぎると、“R1990”のグランジを含めたアメリカン・オルタナティヴ・ブームも一段落し、RAGE AGAINST MACHINEや初期のニューメタル系ラップメタルのような、さらなるモダンでヘヴィなチューニングが施された、最新型“ミクスチャー・ロック/メタル”が続々と登場する状況になります。
THE RED HOT CHILI PEPPERSは、それら新世代のエクストリミティにガチンコで対抗する道には進まず、メロディとオーソドックスな歌唱をフィーチャーした、オーセンティックで普遍的なアメリカンロックを主軸としたスタイルにシフトします。
結果的には、これによって一般層までも取り込んで幅広いリスナーを獲得し、メインストリームのアリーナバンドと呼ぶべきステージにのし上がることに成功。現在に至るまで、トップバンドとして揺るがない地位を築いています。