Contents
- 1ラッピングヴォーカルの元祖とも呼ばれるアイルランドの英雄にしてカリスマフロントマンのフィル・ライノット率いるトラッドからブラックミュージックまで飲み込んだ個性派ハードロックグループ!!
- 1..1Thin Lizzy|シン・リジィ
- 1..2Shades of a Blue Orphanage|シェイズ・オブ・ア・ブルー
- 1..3Vagabonds of the Western World|ヴァガボンド・オブ・ザ・ウェスタン・ワールド
- 1..4Nightlife|ナイトライフ
- 1..5Fighting|ファイティング
- 1..6Jailbreak|ジェイルブレイク
- 1..7Johnny the Fox|ジョニー・ザ・フォックス
- 1..8Bad Reputation|バッド・レピュテイション
- 1..9Black Rose|ブラック・ローズ
- 1..10Chinatown|チャイナタウン
- 1..11Renegade|レネゲイズ
- 1..12Thunder and Lightning|サンダー・アンド・ライトニング
- 1..12.1◎ THIN LIZZYはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
ラッピングヴォーカルの元祖とも呼ばれるアイルランドの英雄にしてカリスマフロントマンのフィル・ライノット率いるトラッドからブラックミュージックまで飲み込んだ個性派ハードロックグループ!!
THIN LIZZY(シン・リジィ)は、アフリカ系ハーフのカリスマヴォーカリスト、フィル・ライノットとブライアン・ダウニーを中心とした、アイルランドのハードロックグループ。
デビューは1971年とハードロックバンドでも古参の部類ですが、ヒット曲を産んだことでブレイクして名を上げるのは70年代半ばで、のちにヘヴィメタル的アプローチも行っていたことから、ハードロックとヘヴィメタルをつなぐグループのひとつと目されています、
ブルーズ,トラッドフォーク,ソウル/ファンク,サイケデリックなど、幅広いバックグラウンドを感じさせる多彩な作風が特徴で、時代ごとアルバムごとに異なる音楽性がフィーチャーされていることから、聴き手によって作品ごとの大きく評価が変わりがちです。
フィルの逝去によってこれからという時にバンドは幕を閉じることになりますが、00年代になって中心メンバーが同じくアイリッシュバンドだったオールマイティーのリッキー・ウォイックをフロントマンに迎えて、ブラックスターライダースを始動。実質的なTHIN LIZZY再結成バンドとして活動を続けています。
Thin Lizzy|シン・リジィ
オリジナルアルバム 1作目 – (1971年)
重要度:★★★☆☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆
通好み スルメ盤
Shades of a Blue Orphanage|シェイズ・オブ・ア・ブルー
オリジナルアルバム 2作目 – (1973年)
重要度:★☆☆☆☆|マニア度:★★★★★|総合評価:★★☆☆☆
賛否両論 スルメ盤 実験作 お布施
Vagabonds of the Western World|ヴァガボンド・オブ・ザ・ウェスタン・ワールド
オリジナルアルバム 3作目 – (1973年)
重要度:★★☆☆☆|マニア度:★★★★★|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Nightlife|ナイトライフ
オリジナルアルバム 4作目 – (1974年)
重要度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
代表作 通好み スルメ盤 実験作
Fighting|ファイティング
オリジナルアルバム 5作目 – (1975年)
重要度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆
代表作 入門盤 賛否両論 通好み
Jailbreak|ジェイルブレイク
オリジナルアルバム 6作目 – (1976年)
一般的にTHIN LIZZYの代表作としてあげられる作品。よく知られる有名曲が並ぶ。
重要度:★★★★★|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★★
代表作 入門盤
Johnny the Fox|ジョニー・ザ・フォックス
オリジナルアルバム 7作目 – (1976年)
一般的評価はそれほど高くないが、バリエーションに富んでヘヴィな楽曲も多く元祖ラップヴォーカルも聴ける隠通好みの逸品。
重要度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み
Bad Reputation|バッド・レピュテイション
オリジナルアルバム – 3作目 (1995)
重要度:★★★☆☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 通好み スルメ盤
Black Rose|ブラック・ローズ
オリジナルアルバム 9作目 – (1979年)
ゲイリー・ムーア(Gt.)参加で人気が高い作品。ヘヴィ&ハードな勢いは無いが充実度は高い。
重要度:★★★★★|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★☆
代表作 入門盤
Chinatown|チャイナタウン
オリジナルアルバム 10作目 – (1980年)
知名度は低いが、ヘヴィメタル人気の高まりを反映してかヘヴィでハードな楽曲が充実した隠れ名盤。
重要度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み
Renegade|レネゲイズ
オリジナルアルバム 11作目 – (1981年)
前作や次作ほどでは無いがヘヴィメタルに接近したハードな作風。T-01は隠れた名曲。
重要度:★★★☆☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆
代表作 入門盤 通好み スルメ盤
Thunder and Lightning|サンダー・アンド・ライトニング
オリジナルアルバム 12作目 – (1983年)
ジョン・サイクスを迎えたラストアルバムにして、ヘヴィメタル路線の決定版としてメタラー人気が高い名盤。
重要度:★★★★★|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作
◎ THIN LIZZYはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
ヘヴィメタルリスナー向けのファーストTHIN LIZZYなら、ほぼ満場一致でNWOBHM期全盛期のリリースでメタルスタイルとなった名盤“Thunder and Lightning(12th)“で決まりでしょう。
それ以外で知名度が高いアルバムなら、ポップな名曲がそろった代表作の“Jailbreak(6th)”と、名ギタリストゲイリー・ムーア参加で人気の高い“Black Rose: A Rock Legend(9th)”といったところですが、メタラー向けなら、やや知名度は劣るものの“Thunder and Lightning”の直近2作でやはりハード&ヘヴィなナンバーが光る“Chinatown(10th)”と“Renegade(11th)”の方がオススメです。