Contents
- 1強烈すぎる個性でクロスオーバースラッシュとアメリカンゴシックメタルを制覇したUSゴスの帝王!
- 1.1TYPE O NEGATIVE|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Slow, Deep and Hard|スロウ,ディープ・アンド・ハード
- 1.1.2The Origin of the Feces (Not Live at Brighton Beach)|ザ・オリジン・オブ・ザ・フェイセズ(ノット・リヴ・アット・ブライトン・ビーチ)
- 1.1.3Bloody Kisses|ブラッディー・キッシズ
- 1.1.4October Rust|オクトーバー・ラスト
- 1.1.5World Coming Down|ワールド・カミング・ダウン
- 1.1.6Life Is Killing Me|ライフ・イズ・キリング・ミー
- 1.1.7Dead Again|デッド・アゲイン
- 1.1.7.1◎ TYPE O NEGATIVEはこれを聴け!?ライターおすすめアルバム!
強烈すぎる個性でクロスオーバースラッシュとアメリカンゴシックメタルを制覇したUSゴスの帝王!
TYPE O NEGATIVE(タイプ・オー・ネガティヴ)はニューヨークのクロスオーバースラッシュバンドCARNIVORE(カーニヴァ)のピーター・スティール(Petrus Steele)を中心に結成されたバンド。
元ホラーパンクバンドMISFITS(ミスフィッツ)のグレン・ダンジグ(Glenn Danzig)が追求していたドゥーミィな暗黒アメリカンロックの方法論をヒントにしつつ、米国が考えるゴシックな欧州耽美サウンドとハードコアスラッシュ,オルタナティヴロックをミックスさせた独自のスタイルを作り上げ、カルトな人気を獲得します。
ピーターが女性誌にモデルとして取り上げられたのを機に、一般受けしやすいポップネスを大々的に導入してブレイクして、それがスタンダードなスタイルに。
初期からのハードコアなリスナーからは不評を買いますが、欧州にも逆輸入されて特にフィンランドなどで人気を得て北欧ゴシックスタイルにも影響を及ぼしています。
後期はハードコアテイストも取り戻して、初期のファンからの支持も取り戻します。
TYPE O NEGATIVE|DISCOGRAPHY
Slow, Deep and Hard|スロウ,ディープ・アンド・ハード
オリジナルアルバム – 1作目 (1991年)
|耽 美 度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
通好み スルメ盤 実験作
The Origin of the Feces (Not Live at Brighton Beach)|ザ・オリジン・オブ・ザ・フェイセズ(ノット・リヴ・アット・ブライトン・ビーチ)
オリジナルアルバム – 2作目 (1992年)
|耽 美 度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
通好み スルメ盤
Bloody Kisses|ブラッディー・キッシズ
オリジナルアルバム – 3作目 (1993)
TYPE O NEGATIVEのブレイクスルーとなった作品で、そのキャリア史上の最高傑作。耽美と狂気と混沌が渦巻きながらプログレ的ともいえる構築美を持ったゴシック絵巻が繰り広げられます。
|耽美度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作
October Rust|オクトーバー・ラスト
オリジナルアルバム – 4作目 (1996)
ポップネスにあふれたTYPE O NEGATIVE最大のヒット作でもあり、その後の停滞期を招く原因にもなった両刃の剣でもある作品。
|耽 美 度:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆
代表作 入門盤 賛否両論
World Coming Down|ワールド・カミング・ダウン
オリジナルアルバム – 5作目 (1999)
停滞期の1枚で悪くはないが絶賛するほど良くもない。
|耽 美 度:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 スルメ盤
Life Is Killing Me|ライフ・イズ・キリング・ミー
オリジナルアルバム – 6作目 (2003)
停滞期の1枚で悪くはないが絶賛するほど良くもない。
|耽 美 度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆
賛否両論 スルメ盤
Dead Again|デッド・アゲイン
オリジナルアルバム – 7作目 (2007)
ラストアルバム。いくぶん初期のハードコアテイストも取り戻して、これからが期待できたはずだったのが残念なことに…。
|耽 美 度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆
入門盤 通好み スルメ盤
◎ TYPE O NEGATIVEはこれを聴け!?ライターおすすめアルバム!
TYPE O NEGATIVEの代表作となると、やはり“Bloody Kisses(3rd)”と“October Rust(4th)”につきます。
一般的にはポップネスを大きく増した作風でビギナーにも馴染みやすいOctober Rustの方が高い評価を得ていますが、プログレッシヴで実験的な作風とシリアスなゴシックサウンド融合したBloody Kissesこそ、ゴシックファンのみならずハードコア時代からのオールドファンの人気も高い最高傑作です。
これ以降の作品はその2作の間を行き来する作風になりますが、完成度では“Dead Again(7th)”が突出しています。より深掘りしたければ過渡期で作りは荒いですが、“Slow, Deep and Hard(1st)”や“The Origin of the Feces(2nd)”の方が興味深いのではないでしょうか?
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