★ VICIOUS RUMORS(ヴィシャス・ルーマーズ)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ドラマティックなサウンドでアメリカンパワーメタル全盛期を築いたベイエリアの本格派バンド!!…必聴アルバムは?

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ブリティッシュヘヴィメタルの伝統を受け継くドラマティックサウンドで、80年代のパワーメタル/スピードメタルの黄金期を彩ったアメリカンパワーメタルムーヴメントのの立役者!!

VICIOUS RUMORS(ヴィシャス・ルーマーズ)は、ベイエリアスラッシュメタルの聖地として知られるサンフランシスコを拠点としたパワーメタルバンド。

スラッシュメタルシーンとのつながりが深く、音楽的にもリンクするものが多いアメリカンパワーメタルシーンの中では、ヘヴィメタル黎明期のブリティッシュヘヴィメタルやNWOBHMを米国流にローカライズした、オールドスクールなアメリカンヘヴィメタルの特性を色濃く受け継いだスタイルを持ち味にしていました。

スラッシーなリフにキャッチーな歌メロをフィーチャーしたポップででメロディアスなスタイルを持つ、いわゆる“ジャーアンパワーメタル”がパワーメタル/スピードメタルの世界的なスタンダードとなってゆく中、オールドスクールでストロングなサウンドのアメリカンパワーメタルバンドの代表格として、METAL CHURCH(メタル・チャーチ)とともにメジャーレーベルからの配給も獲得し、シーンの中で存在感を示していました。

80年代から活動を続ける多くのパワーメタルバンドと同様に、グランジやグルーヴメタルのメインストリーム化やデスメタルの台頭などを背景とした1990年前後のメタルシーンの大変革の波にのまれ、初期のオールドスクールなアメリカンパワーメタルサウンドから、グルーヴメタルやグランジなどのダークなヘヴィサウンドを取り入れた作風へと変化。
その結果オールドファンからの支持を失い失速気味となり、またフロントマンであるカール・アルバート-の事故死という不幸にも見舞われますが、同期のバンドの解散/活動休止が相次ぐ中でも地道な活動を続けて生き延びます。
その後も、アルバムリリースの間が空く時期はありましたが、メンバーの入れ替えが多くバンド体制が安定しないウィークポイントを抱えながらも、初期に近いパワーメタルスタイルへと立ち返って活動を継続。2010年代以降は、比較的コンスタントにアルバムリリースを重ねています。

 

VICIOUS RUMORS|DISCOGRAPHY

Soldiers of the Night|ソルジャー・オブ・ザ・ナイト

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オリジナルアルバム – 1作目 (1985年)

早弾きギタリスト専門のイメージも強いレーベル、シュプラネル・レコーズ(Shrapnel Records)からのデビュー作。
初期のブリティッシュヘヴィメタルやNWOBHMに近いサウンドという評価は間違いではありませんが、意識的なローカライズによるものにせよ無意識的なチューニングが形になったものにせよ、かなりアメリカナイズされたサウンドになっています。
ただし、スラッシュメタル世代ならではのUSパワーメタルやドイツ風のメロディックパワーメタルなどとは異なり、あくまでもオールドスクールなヘヴィメタルに根ざしたアメリカンパワーメタルサウンドです。オールドスクールならでは作風がプラスに働いて、ファストチューン以外でも飽きさせない多様性をつくりだしています。

パワメタ度:★★★☆☆|オースク度:★★★☆☆|モダン度:★☆☆☆☆
ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 通好み

Digital Dictator|デジタル・ディクテーター

VICIOUS_RUMORS_Digital_Dictator

オリジナルアルバム – 2作目 (1988年)

オールドスクール寄りの前作から、モダンなパワーメタルに接近したスタイルとなり、ファストチューンにはスラッシーな質感さえ漂うようになりました。スピーディーなT-03, T-08, T-10や、ややアップテンポのT-06は魅力的でシンプルにカッコイイと思えますが、ミッドチューンはあまりに退屈で、完全に出来栄えの良し悪しがアップ/ローで両極化しています。

パワメタ度:★★★★☆|オースク度:★★★☆☆|モダン度:★★☆☆☆
ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

代表作 スルメ盤 実験作

Vicious Rumors|ヴィシャス・ルーマーズ

VICIOUS_RUMORS_Vicious_Rumors

オリジナルアルバム – 3作目 (1990年)

作風からアルバムの特徴までほぼ前作と同様。アップテンポ〜スピーディーなT-03, T-07, T-08, T-10が確かな満足を与えてくれる反面、それ以外のミッドチューンが壊滅的につまらないという、余計なところまで完全に前作を踏襲しています。

パワメタ度:★★★★☆|オースク度:★★★☆☆|モダン度:★★☆☆☆
ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

スルメ盤

Welcome to the Ball|ウェルカム・トゥ・ザ・ボール

VICIOUS_RUMORS_Welcome_to_the_Ball

オリジナルアルバム – 4作目 (1991年)

VICIOUS RUMORS史上の最高傑作であるだけでなく、オールドスクール寄りのUSパワーメタルの中でも有数の名盤と呼ぶにふさわしいアルバムです。
ファストチューンの素晴らしさもさることながら、特に大きいのは彼らの弱点だったミッドチューンの弱さが克服されていること。当時幅を効かせつつあったグルーヴメタルを研究してグルーヴの何たるかを理解したのか、決してその影響がダイレクトに表出しているわけではないのですが、これまでは捨て曲に近かったミッドテンポの楽曲が魅力的なものとなっています。
冒頭イントロなど余計な様式美的装飾はスポイルされ、ストロングスタイルのモダンパワーメタルに生まれ変わっているあたりは好みが分かれておるかもしれませんが、本作まではいわゆるモダンヘヴィサウンドではなく正統派パワーメタルと呼べるものなので、全メタルファンが一聴に値する作品と言えるでしょう。

パワメタ度:★★★★★|オースク度:★★☆☆☆|モダン度:★★★☆☆
ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★★★|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤

Word of Mouth|ワード・オブ・マウス

VICIOUS_RUMORS_Word_of_Mouth

オリジナルアルバム – 5作目 (1994年)

この時期のパワー/スラッシュ系バンドの御多分にもれず、ヘヴィヴルーヴサウンドを取り入れたミッド〜スローチューン中心のアルバム。もろにPANTERAな音作りやフレージングも見られ、またスラッシュ的なシンガロングコーラスも多用してタフなイメージづくりも行われています。
一聴するとセルアウト感満載の印象で、実際にトレンドを意識したのは否定しようがありませんが、曲調自体はヘヴィなパワーメタルとして認められる範囲に収まっていますし、何よりパワー/スラッシュ系の中ではめずらしくヴルーヴが何たるかを理解しているのは大きな長所。
結果的に、ローテンポのトラックはやや地味ではあるもかなり様になっており、散々な出来だった過去作のミッドチューンと比較すれば上出来。やや少なめのファストチューンもかなり織り込まれており、アルバム通して飽きさせないナカナカの仕上がりです。

パワメタ度:★★★★☆|オースク度:★☆☆☆☆|モダン度:★★★★☆
ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Something Burning|サムシング・バーニング

VICIOUS_RUMORS_Something_Burning

オリジナルアルバム – 6作目 (1996年)

Cyberchrist|サイバークライスト

VICIOUS_RUMORS_Cyberchrist

オリジナルアルバム – 7作目 (1998年)

Sadistic Symphony|サディスティック・シンフォニー

VICIOUS_RUMORS_Sadistic_Symphony

オリジナルアルバム – 8作目 (2000年)

Warball|ウォーボール

VICIOUS_RUMORS_Warbal

オリジナルアルバム – 9作目 (2006年)

Razorback Killers|レサーバック・キラーズ

VICIOUS_RUMORS_Razorback_Killers

オリジナルアルバム – 10作目 (2011年)

Electric Punishment|エレクトリック・パニッシュメント

VICIOUS_RUMORS_Electric_Punishment

オリジナルアルバム – 11作目 (2013年)

Concussion Protocol|コンカション・プロトコル

VICIOUS_RUMORS_Concussion_Protocol

オリジナルアルバム – 12作目 (2016年)

Celebration Decay|セレブレーション・ディケイ

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オリジナルアルバム – 13作目 (2020年)

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