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★ W.A.S.P.(ワスプ) ディスコグラフィー ★ コンセプチュアルな正統派メタルサウンドと血のりが飛び交うステージで名を成したLAグラムメタル・シーンの知的な異端派!!…必聴アルバムは?

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Contents

W.A.S.P.|DISCOGRAPHY

W.A.S.P.|ワスプ:魔人伝

WASP_WASP

オリジナルアルバム 1作目 – (1984年)

ブリティッシュ・ヘヴィメタルをルーツに持つ、ファスト&アグレッシヴなサウンドが基本にあるのは確かですが、それに加えて、キャッチー&ポップかるパワフルなアメリカ・ロックが同居した作風です。
キワモノな外見とは裏腹に、USヘヴィメタルの王道をと言ってもいいハードロッキンなヘヴィメタルが聴けるアルバムです。

デヴュー作ながら、黄金期W.A.S.P.の魅力の全てが濃密なまでにつまった、完成度においてもいきなりピークに到達しており、シングルヒットを狙える楽曲が目白押し。
バンドの代表作としても必ずその名が挙がるだけでなく、80年代アメリカン・ヘヴィメタル名盤と言える1枚です。

|アメメタ度:★★★★☆
|ブリメタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|キワモノ度:★★★★☆
|キャッチー度:★★★★★
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤
W.A.S.P.
ハードロック¥1,222W.A.S.P.

The Last Command|ザ・ラスト・コマンド

WASP_The_Last_Command

オリジナルアルバム 2作目 – (1985年)

前作と同様の、上質なアメリカン・ヘヴィメタルを聴かせてくれるものの、アメリカンロック/ロックンロール・テイストが濃厚になり、ややメインストリームのグラムメタルに接近した印象も与える楽曲が目立つようになりました。

代表作たる名盤デビューアルバムと比較すると、楽曲のフックとアベレージいう点では一歩及ばないのは事実ですが、それはあくまでも前作がズバ抜けすぎていることによるものです。

前作との比較無しに単体で評価すれば、普通の感覚ならば単なる良作以上の評価を受けてしかるべきレベルで、それどころか、前作の存在さえなければ「最高傑作」や「奇跡の名盤」と呼ばれていてもおかしくありません。

|アメメタ度:★★★★★
|ブリメタ度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|キワモノ度:★★★★☆
|キャッチー度:★★★★★
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤
The Last Command
ハードロック¥1,222W.A.S.P.

Inside the Electric Circus|インサイド・ザ・エレクトリック・サーカス

WASP_Inside_the_Electric_Circus

オリジナルアルバム 3作目 – (1986年)

ロッキンな前作から一転して、ややオーソドックスなヘヴィメタル・テイストを強めたアルバム。

80年代のグラムメタルシーンを見渡せば、水準以上どころかトップクラスに位置するクオリティの作品ではありますが、彼らに求められるレベルを考えると、名盤である1stと比較するまでもなく、やや低調と言わざるをえません。

本作から恒例に近いものとなる“名曲カバー”が2曲収録。RAY CHARLESのT-03『I Don’t Need No Doctor』はほぼオリジナルを生かしたナイスなアレンジですし、URIAH HEEPのT-08『Easy Living』のチョイスも、多くのグラムメタルシーンのバンドには稀有なセンスで、アンチ・グラムメタルなリスナーも一目置かざるを得ないところです。

しかし、その2曲が全曲中で最も輝いているという事実に、このアルバムの全てが現れているのはなかなか皮肉です。そんな中、T-02, T-07はかなりの健闘を見せた佳曲と呼べる仕上がりです。

|アメメタ度:★★★★☆
|ブリメタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|キワモノ度:★★★★☆
|キャッチー度:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤

The Headless Children|ザ・ヘッドレス・チルドレン

WASP_The_Headless_Children

オリジナルアルバム 4作目 – (1989年)

これまでのキワモノ的なコンセプトとイメージを払拭し始めた時期のアルバムで、これまでになくヘヴィでシリアスな作風となりました。
楽曲もおおむね水準以上でアベレージは上々ですが、作風の変化からW.A.S.P.最大の持ち味である、ポップネスとキャッチネスはかなり控えめとなっています。

そのため、ややフックに欠けるという大きな弱点はありますが、より王道的なヘヴィメタルに接近したサウンドを展開しているため、デビュー以来の“キワモノ路線”に抵抗を感じて聴かず嫌いしていたリスナーこそ入りやすいアルバムと言えるでしょう。

また本作では、前作でカバーで取り上げたURIAH HEEPのキーボーディスト、ケン・ヘンズレーをゲストに迎えて、フリークぶりを発揮しています。

恒例の名曲カバーT-02『The Real Me』は、コンセプトアルバム/ロックオペラの大先輩THE WHOの曲。

|アメメタ度:★★★☆☆
|ブリメタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|キワモノ度:★☆☆☆☆
|キャッチー度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 賛否両論 通好み 実験作

The Crimson Idol|ザ・クリムゾン・アイドル

WASP_The_Crimson_Idol

オリジナルアルバム 5作目 – (1992年)

当初は、ブラッキーのソロプロジェクトとしてリリースされる予定だったという作品。

当時のメタルシーンのコンセプトアルバム/メタルオペラとしては、QUEENSRŸCHEの代表作『Operation Mind Crime』に匹敵するアルバムとされ、近年もリレコーディング・バージョンがリリースされるなど、今なお評価の高いアルバムです。

キワモノを嫌う日本で特に高評価でベストに挙げるファンも多く、また、ヨーロッパ各国でもチャート上位のランキングも記録するほどの人気でしたが、本国アメリカでは、メタルブームが集結したこともあって、チャート争いからは完全に脱落し、残念ながら大きなセールスには結びつきませんでした。

特にT-04はバンド史上でも一二を争う曲なだけでなく、オールドスクールなヘヴィメタル・ナンバーとしても史上でも上位に位置する名曲です。

ダークでシリアスな作風は黄金期とは異なるもので、その時期の頂点である1stと比較すると名曲の多さで一歩及ばないものの、総合力ではそれに匹敵する充実度と言えます。

|アメメタ度:★★★☆☆
|ブリメタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|キワモノ度:★☆☆☆☆
|キャッチー度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
The Crimson Idol
ハードロック¥1,528W.A.S.P.

First Blood, Last Cuts|ファースト・ブラッド, ラスト・カッツ

WASP_First_Blood,_Last_Cuts

ベストアルバム – (1993年)

Still Not Black Enough|スティル・ノット・ブラック・イナフ

WASP_Still_Not_Black_Enough

オリジナルアルバム 6作目 – (1995年)

前作“The Crimson Idol(5th)”と同様に、ブラッキー・ローレスのソロとしてリリースする予定だったという作品。
作風も前作同様で、ダークでシリアスなヘヴィメタルというブラッキーW.A.S.P.路線ですが、残念ながらあらゆる面で1枚劣る仕上がりとなっています。

ローレスの弱点であるリフやメロディ、フレーズの手札の少なさが足を引っ張っているのは毎度のことですが、何より、前作の“Chainsaw Charlie (Murders in the New Morgue) ”のような、アルバムの軸となる問答無用のキラーチューンを欠いているのが痛恨。
また、むやみにバラード・ナンバーが多いのも、メタルアルバムとしての魅力を損なっています。

恒例のカバー曲であるT-02、JEFFERSON AIRPLANEの『Somebody to Love』が、最も印象に残るほどで、「名曲カバーにアルバム全部が食われる」という悪い例を増やしています。

|アメメタ度:★★☆☆☆
|ブリメタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|キワモノ度:★☆☆☆☆
|キャッチー度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤

K.F.D.|キル・ファック・ダイ

WASP_Kill_Fuck_Die

オリジナルアルバム 7作目 – (1997年)

バンド黄金期の二枚看板のひとりだった、ギタリストのクリス・ホルムスが復帰しての、本格的な再始動アルバム。
このアクションは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったマリリン・マンソンが、“フェイヴォリット・バンド”のひとつとしてW.A.S.P.Pを挙げたことによって、再評価の機運が高まったことがキッカケとなっています。

ブラッキー体制とは異なりショックロック路線へと回帰していますが、完全な原点回帰というわけではありません。
マリリン・マンソンの影響による、ドラムマシンを用いたインダストリアル・メタルを意識した音づくりや、ユーモアを欠いたシリアス気味のホラーテイスト、ダウンテンポでダウナー気味、ややフック弱目の淡白な作風など、初期とは印象が異なる部分も見られ、従来のファンには評価が分かれるところでしょう。

とはいえ、ダークな作風自体は以前からの彼らの持ち味でもありますし、音づくりの変化からくる違和感さえ気にならなければ、普通に高水準なヘヴィメタル・アルバムとして楽しめる仕上がりです。

|アメメタ度:★★★★☆
|ブリメタ度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|キワモノ度:★★★★★
|キャッチー度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

 Helldorado|ヘルドラド

WASP_Helldorado

オリジナルアルバム 8作目 – (1999年)

引き続きクリス・ホルムスが参加した、ショックロック/メタル・リバイバル路線のアルバム。

前作とは異なり、インダストリアル風味のモダンテイストは払拭され、初期のハードロッキンなテイストを強めたアメリカン・メタル・サウンドは、90年代以降では最もストレートな作風です。
往年のように陽的でアッパーな曲も見られ、また、歌詞の内容もロック的露悪趣味なイメージを取り戻しています。

相変わらずリサイクルも多く強烈なフックにも欠けるため、純粋なクオリティでは、このスタイルの中でのトップ・グレードには届きませんが、及第点は軽くクリアした無難な出来栄えではあります。
その中でもT-02やT-03、T-08やT-09といったMOTORHEADばりのハード・ロックンロールはかなり魅力的で、本作の目玉と言えるでしょう。

いずれにせよ、良くいえば原点回帰ですが、悪く言えば単なるリハッシュ(焼き直し)とも取れるものなので、聴き手がどちらと捉えるかが評価の分かれ目ともなります。
また、近年のブラッキー体制でのシリアスな作風を好むか、初期の俗悪路線を好むかによっても、評価が左右されるところです。

|アメメタ度:★★★★★
|ブリメタ度:★★★★☆
|キロッキン度:★★★★★
|キワモノ度:★★★☆☆
|ャッチー度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

入門盤 賛否両論

Unholy Terror|アンホリィ・テラー

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オリジナルアルバム 9作目 – (2001年)

「Unholy Terror」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

The Neon God: Part One – The Rise|ザ・ネオン・ゴッド:パート・ワン – ザ・ライズ

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オリジナルアルバム 11作目 – (2004年)

「The Neon God, Pt. 1: The Rise」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

The Neon God: Part Two – The Demise|ザ・ネオン・ゴッズ:パート・トゥ – ザ・デマイズ

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オリジナルアルバム 12作目 – (2004年)

「The Neon God, Pt. 2: The Demise」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Dominator|ドミネイター

WASP_Dominator

オリジナルアルバム 13作目 – (2007年)

Dominator
ハードロック¥1,377W.A.S.P.

Babylon|バビロン

WASP_Babylon

オリジナルアルバム 14作目 – (2009年)

Golgotha|ゴルゴサ

WASP_Golgotha

オリジナルアルバム 15作目 – (2015年)

ReIdolized (The Soundtrack to the Crimson Idol)|リアイドルズ(ザ・サウンドトラック・トゥ・ザ・クリムゾン・アイドル)

WASP_ReIdolized_The_Soundtrack_to_the_Crimson_Idol

オリジナルアルバム 16作目 – (2018年)

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