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★ WHITE ZOMBIE(ホワイト・ゾンビ) & ROB ZOMBIE(ロブ・ゾンビ) ディスコグラフィー ★ マルチクリエイターの鬼才ロブ・ゾンビが結成した最強サブカル・メタル・バンド!!…必聴アルバムは?

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Contents

WHITE ZOMBIE|DISCOGRAPHY

Soul Crusher|ソウル・クラッシャー

WHITE_ZOMBIE_Soul_Crusher

オリジナルアルバム 1作目 – (1987年)

グラムメタルの陰で活発化していた、ニューヨーク・アンダーグラウンドの、オルタナティヴ・ロック・シーンに属していた時期のデビューアルバム。

メジャー進出後とは全く異なる、ノイズロック/ジャンクロックに近いスタイルの、チープなアングラ・ローファイ・サウンドで、ヘヴィメタルテイストはそれほど強くありません。
また、ファンションについても、この時期はまだそれほど奇抜で派手なものではありませんでした。

音楽性においては、当時として特に新規性が強かったわけでもなく、また、経年によって価値が退化しないスタイルでも、現在でも通用する普遍性を持つサウンドでもありませんが、同様のジャンルの中ではクオリティは高い方で、聴きどころも多くユニークさも感じられます。

|メタル度:★★☆☆☆
|ジャンク度:★★★★☆
|ダンス度:★☆☆☆☆
|サイケ度:★★☆☆☆
|ゴシック度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み 実験作

Make Them Die Slowly|メイク・ゼム・ダイ・スロウリィ

WHITE_ZOMBIE_Make_Them_Die_Slowly

オリジナルアルバム 2作目 – (1989年)

この2ndアルバムでは、フリージャズ/アバンギャルド/エスノミュージックなどの界隈での活動で知られ、当時はオルタナティヴ・ロック/ミクスチャー・シーンでの活動も目立っていた、鬼才、ビル・ラズウェルを迎え、マーティン・ビシがエンジニアを務めるなど、プロダクションは一気に豪華過ぎるほどの布陣となりました。

音楽的には、やはりジャンク&ノイジーなサウンドではあるものの、やや整合感が強まったヘヴィメタリックな仕上がりになっており、毎度のように顔をのぞかせる、定番のヴォーカルラインやフレージングも見られます。

これについては、ロブ・ゾンビがスラッシュメタルをはじめとしたエクストリーム・メタルに傾倒しはじめたことが理由に挙げられており、そのために、パンク/オルタナ界隈では前作より評価が下がりがちな反面、ヘヴィメタル界隈ではそれが逆転する傾向にあります。

バンドと制作サイドに見解の相違があったようで、ケミストリーが発生しなかったことも影響してか、その顔ぶれから来る期待値を超えてゆくほどの出来栄えには至っていません。

|メタル度:★★★☆☆
|ジャンク度:★★★☆☆
|ダンス度:★★☆☆☆
|サイケ度:★★☆☆☆
|ゴシック度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み 実験作

La Sexorcisto: Devil Music Volume One|ラ・セクソシスト:デヴィル・ミュージック・ヴォリューム・ワン

WHITE_ZOMBIE_La_Sexorcisto_Devil Music_Volume_One

オリジナルアルバム 3作目 – (1992年)

リック・ルービン人脈のアンディ・ウォレスをプロデューサに迎えたメジャーデビュー作で、かつてのオルタナティヴ・ロックが完全にメインストリームの座に上りつめた時期だけに、過去作とはうって変わって、メインストリームでも通用し得る一線級のクオリティを持ったサウンドへと生まれ変わりました。

音楽性も、ジャンクなヘヴィメタルから、レトロなサイケデリック・テイストを持った、レイドバックしたヘヴィグルーヴ・サウンドへと変貌を遂げ、グルーヴメタル,ストーナーロック,グランジなどのジャンルともリンクする、普遍的でありながら極めで個性的、かつ特徴的でキャッチーなフックが満載のサウンドを確立しています。

音楽面の成長に加えて、ビジュアルやコンセプトの面でも明確な洗練やクオリティの向上が見られ、これまではただ単にチープでしかなかったものが、キッチュな魅力を漂わせたものとなっています。
これによって、スクリーミン・ロード・サッチやスクリーミング・ジェイ・ホーキンスなどの系譜に連なる、ショックロックの伝統を受け継ぐ存在となります。

また、本作のブレイクによって、ヘヴィミュージックのメインストリームで激戦区となっていた、アメリカン・ヘヴィグルーヴ・ムーヴメントに参戦、一気にその第一線へと躍り出て、トップを争うほどのポジションに上りつめて注目を集めました。

|メタル度:★★★★☆
|ジャンク度:★★☆☆☆
|ダンス度:★★★☆☆
|サイケ度:★★★★☆
|ゴシック度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 通好み 実験作

Astro-Creep:2000 – Songs of Love, Destruction and Other Synthetic Delusions of the Electric Head|アストロ-クリープ:2000 – ソングス・オブ・ラヴ, デストラクション・アンド・アザー・シンセティック・デリューションズ・オブ・エレクトリック・ヘッド

WHITE_ZOMBIE_Astro_Creep_2000_Songs_of_Love_Destruction_and_Other_Synthetic_Delusions_of_the_Electric_Head

オリジナルアルバム 4作目 – (1995年)

前作をも上回る規模の大ブレイクを果たし、世界的なメジャーバンドのステージへと上りつめたにもかかわらず、WHITE ZOMBIEとしてはラストアルバムとなった作品。

キャッチーなヘヴィグルーヴも含め、前作での特徴的な要素も部分的には踏襲されているものの、本作では音楽性は根本から一新され、アッパーでダンサブルなエレクトロニック・サウンドをフィーチャーした、本格的なインダストリアル・メタルへと変貌を遂げました。

打ち込み主体のインダストリアル・メタル第1世代とは異なり、バンドサウンドを基調として、そこに電子音によるSEやエフェクト類を付加するという、第2世代以降に特有のメソッドですが、第2世代の筆頭格となる存在だけに、その手法を元に独自のサウンドへと昇華しています。

本作をもって、FEAR FACTORY,PRONG,MARILYN MANSONらと肩を並べ、次世代インダストリアル・メタルを牽引してゆく存在と認められるにとどまらず、間も無く勃発するニューメタル・ムーヴメントにおいては、音楽性の基本モードとして活かされ、時代の音として定着することとなります。

また、WHITE ZOMBIE解散後のニューメタル時代のロブ・ゾンビのプロジェクト、ROB ZOMBIEにおいても、基本的には本作の延長線上にあるサウンドが主体となっています。

|メタル度:★★★★★
|ジャンク度:★☆☆☆☆
|ダンス度:★★★★☆
|サイケ度:★★☆☆☆
|ゴシック度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 実験作

Supersexy Swingin’ Sounds|スーパーセクシィ・スウィンギン’・サウンズ

WHITE_ZOMBIE_Supersexy_Swingin_Sounds

オリジナルアルバム 5作目 – (1996年)

FEAR FACTORYをはじめ、当時のインダストリアル・メタル界隈のグループを中心として、リリースが増えつつあったメタル系リミックス・アルバムの代表する1枚。

リミックスの人選は、豪華とも言えなければ意外性があるわけでもありませんが、原曲を生かしたミックスとしては高水準な仕上がりを見せています。
新たにおこしたEDMのビートに申し訳程度にサンプリングを加えたような、本格的なダンス・ミックスなどでは無いため、一般のメタルリスナーにも入りやすい仕上がりと言えます。

|メタル度:★★★☆☆
|ジャンク度:★☆☆☆☆
|ダンス度:★★★★☆
|スペシャル度:★★☆☆☆
|アレンジ:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
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