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★用語辞典★『ディグる:Dig』とは?《悪魔の音楽用語辞典…メタル/ロック界隈の基礎知識》

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音楽用語|で|『ディグる:Dig』【ユーザー動向・DJ】

『ディグ:Dig』とは、英語で“掘る”という意味の単語。
そこから転じて、主にクラブDJ界隈でショップでレコードやCDなどを掘りかえす行為=“音盤あさり”をさして用いられるようになり、日本では『ディグる』と表現されるようになりました。

『ディグる』のはレコード/CDだけじゃない!?

現在ではさらに拡大解釈が進み、リアル店舗での音楽ソフトあさりに限らず、ネット上も含めて“本”,“映画”などの各種コンテンツをあさったり、“レストラン”,“ホテル”, “ショップ”の情報を探す行為も『ディグる』と表現する傾向があります。

『ディグる』と同じ意味の言葉は?

日本では、『猟盤』という造語がごく狭い界隈で、『ディグる』に近い意味合いで用いられることがありました。これは、サブカルチャー系の作家でレコードコレクターとしても知られる戸川昌士が、ロックコレクター専門誌『ゴールドワックス』で連載していたエッセイ『猟盤日記』に由来します。

この『猟盤』は同じサブカル界隈の『みうらじゅん』による造語、“ゆるキャラ”ほどには一般層にまでは広がって定着はしてはませんが、結果的に、本来のよりマニアックなイメージを維持しています。

『ディグる』ってどんな行為!?

現在では『ディグる』の意味するものの幅が広がったりニュアンスがソフトになっていますが、本来は「音楽マニアによるマニアックな音盤あさり」を指すものです。
陳列ケースに隙間なく詰め込まれたレコードやCDを、根こそぎ掘り返すようにチェックして、掘り出し物を探す様子が元になっています。

本来は、ジャンル専門店で知らないアーティストを片っ端から試聴しまくったり、中古ショップで興味にあるジャンルすべての商品を1枚ずつチェックような行為に対して用いられます。

さすがに、レジ前に平積みされている売れ線人気バンドのCDを狙って買いに行ったり、どのショップにっても確実にアーティスト名表示の専用スペースが設けられていどメジャーバンドのど定番作品を探すことを、『ディグる』というは大袈裟すぎかもしれません。

ディグラーは息を吐くように『ディグる』

ディグラーにとっては、『ディグる』という行為は特別なものではありません。
たまの休みに街にディグツアーに繰り出す場合は少しは気合が入るかもしれませんが、初めて訪れた街でショップを見かけたら当然のようにとりあえずディグる。通勤/通学ルートにショップがあれば、新入荷コーナーとバーゲンコーナーだけでも毎日ディグる。
というように、ディグラーにとっては時間と機会が許す限り特に意識もせずにディグのは必然。食事や日課のレベルの自然な習慣のレベルを超えて、無意識に近い状態で気がついたらディグっているまでになるのです。

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