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★用語辞典★『リミックス:Remix』とは?《悪魔の音楽用語辞典…メタル/ロック界隈の基礎知識》

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音楽用語|り|『リミックス:Remix』【音楽技法/表現】

このサイトで使われる用語で「どういう意味?」という疑問を受けたりしたワードを解説してゆく“音楽用語辞典”企画、今回のテーマは『リミックス』です!

『リミックス』とは?

『リミックス』という言葉にはいくつ定義がありますが、一般にヘヴィメタルを含むロックミュージックの中で使われる場合は、DJやミュージシャン,エンジニアなどの手によって、原曲を機材でアレンジして異なる質感や曲調に仕上げたり、全く新しい曲として再構成したりする手法を指します。

クラブミュージック発祥!?

もともとはHIPHOPやレゲエなどブラックミュージックを含むダンスミュージックや、EDM(エレクトロニック・ダンスミュージック)を含むエレクトリックミュージックを中心に行われていましたが、それらのエッセンスを取り入れたロックの登場を機にロックシーンにも広がりを見せます。

ラップメタルやインダストリアルメタルの登場もあって、グルーヴメタルやニューメタル全盛期には、ヘヴィメタルシーンでも『リミックス』バージョンもリリースされ、ポピュラーな存在になりました。

 

ロック/メタルシーンにも広がる!!

よく見られるのはインダストリアルメタルにEDMのリズムを加えたバージョンや、ラップメタルをHIPHOP的なサウンドに仕上げたバージョン、実験的なポストロック/ポストハードコアなどのプログレ系サウンドを電子音楽に仕上げたり、さらに実験的な加工を施したバージョンなどが代表的です。

メタルシーンでは、インダストリアル寄りのスタイルが多いグルーヴメタルやニューメタルはもちろんこと、スラッシュ/デスなどエクストリームメタルなどでも、一時期はそれらと相性の良いインダストリアルミックスやガバミックスなどのリミックスバージョンがさかんにつくられていました。

リミックス作品も続々リリース!!

リミックス曲はシングルやミニアルバムのカップリング曲やアルバムのボーナストラックとして収録されることが多いのですが、インダストリアルメタルやラップメタルなどのシーンではリミックスバージョンを集めた“リミックスアルバム”としてリリースされるケースも増えました。

多くの場合リミックス曲のタイトルには、リミキサー(リミックスを担当した人)やアレンジのテーマなどを基にした「○○MIX(ミックス)」という表記が明示されています。

『リミックス』バージョンは原曲と何が違う!?

『リミックス』の目的や手法はいろいろですが、ザックリ言うと“原曲を生かしたミックス”と“全く別の曲に仕上げるミックス”に分けられます。それぞれのスタイルの中で出来不出来の差はありますが、どちらを好むかは聴き手次第となります。

原曲を生かしたリミックス

原曲の持ち味を最大限生かすためのリミックスで、基本的な曲の構造にはあまり手を加えません。電子音よる加工/装飾を施したり、イントロやインストパートを加えたり、各EDM特有のリイズムに曲を組み合わせる程度のものが主流です。

全く別の曲に仕上げるリミックス

オリジナル曲を元にリミキサーの作家性を反映させ、曲調から店舗までほぼ別の曲と呼べるまで二、換骨奪/再構成を行うタイプのリミックス。オリジナルとは完全に別の自作曲に、リフや部分的なフレーズなど原曲の一部だけを流用した程度のものも見られます。

『DJミックス』『ノンストップミックス』とは!?

クラブDJのプレイは、ミキサーなどの機材を用いることで再生中の曲と次の曲をリアルタイムで自然な形でつなげて(ミックスして)、長時間演奏するミックスプレイが基本。このDJによる1セットのプレイを音源化したものを、『DJミックス』や『ノンストップミックス』と呼び、EDMシーンの人気DJによるものは商品化もされ人気商品となっています。

DJによって、複数の曲を組み合わせてプレイしたり、サウンドを加工したり楽器演奏を重ねるなど、技巧的でクリエイティヴなリミックスを施したものから、単純に人気曲を曲をつなげただけのものまで様々で、プレイのクオリティにも大きな差があります。

 

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