【WIKIに無い!】ニューメタル:インスパイア系 基本情報+重要バンド9選 編【ビギナー必見・必聴|ヘヴィメタルジャンル徹底解説】

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ヘヴィミュージックシーンを震撼させた革新的ニューメタルサウンドに刺激を受けて、ニューメタルシーンに殴り込みをかけた異ジャンルアーティストたち!

グルーヴメタル全盛時に、スラッシュメタルやパワーメタルなどの既存のヘヴィメタルバンドにもグルーヴメタル化の波が押し寄せていたように、ニューメタルがブレイクしてからのムーヴメント全盛期には、やはりそれに合わせてニューメタルのエッセンスを導入して新時代に乗り遅れまいとするバンドが続出しました。

特に革新的な特徴だったKORNのバウンシーなリズムラインと、そのジョナサンのパーカッシヴでなヴォーカルスタイルは、まるでレーベルから義務付けられているかのように数多くのバンドによって模倣されていました。

その多くはグルーヴメタルやグルーヴコア/NSHC(ニュースクール・ハードコア)など、ニューメタルのルーツでもある1世代前のヘヴィミュージック系グループでしたが、LIMP BIZKITのブレイクでミクスチャー/ラップメタル系のスタイルが主流となっていた時期には、ヘヴィミュージックシーンのみならず、HIPHOPシーンからもニューメタルアプローチを試みるアーティストがいくつも登場していました。

ここでは、ニューメタルの登場に刺激を受けてサウンドを接近させた既存のバンドや、異ジャンルからニューメタルシーンに乗り込んできたのアーティストを紹介します。

ニューメタルサウンドへの接近を試みた異ジャンルバンド

SOULFLY|ソウルフライ

SOULFLYは、ブラジリアンスラッシュバンドSEPULTURA(セパルトゥラ)のフロントマン、マックス・カヴァレラがバンドと袂を分かって結成したグループ。

デスメタル系のスラッシュメタルからグルーヴメタルのトップグループのひとつとなっていたSEPULTURAですが、SOULFLYはマックス在籍時の最後のアルバムRootsでの、ブラジリアントライバルサウンドを導入したエスノメタルスタイルをサウンドの柱として、ニューメタル/ミクスチャー色を強めた作風となりました。

00年代には、スラッシュリバイバルの機運に乗って、ハードコアスラッシュ色を強めてゆきます。

MACHINE HEAD|マシーン・ヘッド

スラッシュメタルムーヴメントの末期に登場したVIOLENCE(ヴァイオレンス)のロブ・フリンか結成したMACHINE HEADは、SEPULTURAに続くスラッシュからグルーヴメタルへの転身組のホープとして、シーンに華々しくデビューしたグループ。彼らは「時代と寝る」がモットーのバンドだけに、早々にKORN系ニューメタルに大接近していました。

しかし、トラウマブームの時流に乗って幼少期の虐待をほのめかすようなアピールを始めたあたりから、失笑と共にポーザーキャラクターとして扱われるようになります。

00年代のスラッシュリバイバルムーヴメントの訪れに合せて、いち早くスラッシュ色を押し出したサウンドに移行して、変わり身の早さに呆れられつつも何事もなかったように活動を続けています。

BIOHAZARD|バイオハザード

グルーヴコアのパイオニアBIOHAZARDも、ニューメタル人気の高まりの影響からよりニューメタル寄りのスタイルに移行してゆきます。

6作目となるUNCIVILIZATIONでは、PANTERAフィル・アンセルモTYPE O NEGATIVEピーター・スティールSLIPKNOTコリィら、メタルシーンの大物ヴォーカリストをゲストに迎えるなどもしていました。

しかし、ニューメタルへの接近は初期のサウンドを支持するハードコアクラスタから反感を買う結果となり、アルバムリリースは続けるもバンドは低迷してゆき一時期は解散状態にありました。

EATH CRISIS|アース・クライシス

EATH CRISISは、メタルコアのルーツでもあるニュースクールHC(ハードコア)のスタイルを作り上げたパイオニアと目されるストレートエッジバンド。彼らも90年代後期から大きくニューメタルに接近したサウンドへと移行して、ニュースクールHC〜ニューメタル〜メタルコアという流れの先鞭をつけます。

もとよりニュースクールハードコア自体がヴルーヴメタルとグルーヴコアのクロスオーバーであり、彼ら自身もメタルからの影響を公言していたこともあってメタルサウンドへの接近に違和感はありませんでしたが、唐突にFEAR FACTORY系のインダストリアル色の強いスタイルに移行したことからオールドファンからは賛否両論を浴びます。

その後はややストレートなスタイルに戻り、解散状態を挟みつつも活動中です。

CYPRESS HILL|サイプレスヒル

チカーノHIPHOPユニットのCYPRESS HILLは、ICE-T(アイス・ティー)とともにHIPHOPシーンでもヘヴィメタルフリークとして知られています。世界観やアートワークにはヘヴィメタルに通じるイメージがあり、サウンドにはドゥーミィ&ゴシックなテイストも導入されています。

2000年のアルバムSkull& Bonesは、HIPHOPサイドとロックサイドの2枚組というスタイルでリリース。ニューメタル色を強めたラップメタルを導入して好評を得ますが、その路線を推し進めた次作が不振に終わったこともあってその後は過度なロック色は控えめになります。
また、中心メンバーのセン・ドッグ(SEN DOG)は、自身のユニットSX-10でよりメタル色の強いアルバムをリリースしています。

Skull & Bones
ヒップホップ/ラップ¥2,750サイプレス・ヒル

VANILLA ICE|ヴァニラアイス

VANILLA ICEはイケメン白人ラッパーとして一躍脚光を浴び、「白いMCハマー」などとも呼ばれていた白人ラッパーの草分け的存在。
シングルBサイドのIce Ice Babyが大ヒットして、俳優デビューやマドンナと交際など一躍セレブとなりますが、ラップスキルを疑問視されたり私生活も含めトラブルが続くなどして低迷します。

その後ニューメタルの立役者ロス・ロビンソンに拾われラップメタルに転向、なま温かく迎えられるもそれなりの結果は残せたようで、セルフプロデュースでの次作ではよりメタル度を増してクオリティもアップしていましたが、その後は従来のHIPHOPスタイルへと戻っています。

Bi-Polar
ヒップホップ/ラップ¥1,528バニラ・アイス

MANHOLE〜MY RUIN|マンホール〜マイ・ルーイン

世界初の本格的白人女性ラッパーとしてデビューし注目を集めたいた、TAIRRIE B(テリーB)を中心としたニューメタルメタルグループ。TAIRRIE BKORNらパイオニア勢の登場に刺激され、ニューメタルの黎明期にいち早く異ジャンルからシーンに乗り込んできたアーティストでした。

一時期はFEAR FACTORYのバートン(Vo.)と浮名を流して話題になったり、バンド名が問題になって改名することにになったり、メンバーから問題児扱いされたりと、音楽活動以外で話題になっていました。

しかし、新たなバンドMY RUINとして新編成になったのを機に、ゴシック/オルタナティヴテイストも取り入れオリジナリティ/クオリティともに格段にアップ。ヴォーカルも見違えるほど表現力豊かになります。

METHODS OF MAYHEM|メソッズ・オブ・メイヘム

パーティメタルのパイオニアとして80年代ヘヴィメタルビジネスのバブル期を席巻した、MÖTLEYCRÜEのドラマートミー・リー(Tommy Lee)が、再びニューメタルバブルに便乗して結成したラップメタルプロジェクト。セレブならではの知名度と資金力にモノを言わせて豪華メンバーをそろえていることで知られています。

ソツのない作曲センスを駆使して本格的で高水準のポップアルバムを作り出しており、MÖTLEYCRÜE以来のアイドル人気もあってオールドメタルファンからもそれなりの支持を集めていました。

1stアルバムのデビューから、10年周期で作品をリリースしています。

GEEZER|ギーザー

BLACK SABBATHのベーシストにしてクリエイティヴやイメージ戦略のブレインとしても知られる、ベーシルトのギーザー・バトラーが、FEAR FACTORYのサウンドに感銘を受け他ことをきっかけに、バートン・C・ベルをヴォーカルに迎えて結成したヘヴィインダストリアルメタルユニット。

過去の実績を生かしつつベテランとは思えないほどの先進的な作品を創り上げたケースとしては、JUDAS PREASTロブ・ハルフォードによるFIGHTに匹敵するインパクトでした。

同時期に、盟友トニー・アイオミ(Gt.)も同様のコンセプトでソロアルバムを作っていますが、オルタナティヴシーンから曲ごとに異なる大物ヴォーカリストを迎えるという、豪華極まるコンセプトを全く生かしきれていなかったことと比較すると、コンポーザーとしての力量の差は歴然です。

STRAPPING YOUNG LAD|ストラッピング・ヤング・ラッド

カナディアンメタルシーンの鬼才やカナダのダン・スウォノなどと呼ばれて、一部ではカリスマ扱いされている面もある、プロデューサー/エンジニア兼アーティストのデヴィン・タウンゼント(DEVIN TOWNSEND)も、STRAPPING YOUNG LADではニューメタルに大接近していました。

デヴィンは、擬似メロディックハードコアのPUNKY BRÜSTERや、プログレメタル風味のOCEAN MACHINEや本人名義のユニットまで、自分の音楽的趣味を反映させたいくつものパロディ/オマージュ的バンド活動を行っており、インダストリアルメタルユニットのSTRAPPING YOUNG LADもそのひとつ。

インダストリアルメタル第一世代の上澄みをすくって完成した1stの時点では、彼のお遊び感が強いファニーで軽い作風でしたが、2ndではFEAR FACTORYに大きな影響を受けてそのスタイルに染まったことで、情報量の多い高密度な楽曲とスペーシーでサイバーな音響が特徴の、FEAR FACTORYスタイルに変貌を遂げました。

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