【WIKIに無い!】ニューメタル:インスパイア系 基本情報+重要バンド13選 編【ビギナー必見・必聴|ヘヴィメタルジャンル徹底解説】

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ヘヴィミュージックシーンを震撼させた革新的ニューメタルサウンドに刺激を受けて、ニューメタルシーンに殴り込みをかけた異ジャンルアーティストたち!

ここでは、ニューメタル世代による新たな表現方法に刺激を受けて、異なるジャンルからシーンに乗り込んだのアーティストや、音楽性をニューメタル路線に舵を切ったベテラン/中堅バンドを紹介します。

ムーヴメント追従は世の習い!?

かつてのグルーヴメタル全盛時には、スラッシュメタルやパワーメタルなどの既存のヘヴィメタルバンドにもグルーヴメタル化の波が押し寄せていました。それはニューメタルでも同様で、ブレイクしてからのムーヴメント全盛期には、それに合わせてニューメタルのエッセンスを導入して新時代に乗り遅れまいとするバンドが続出しました。

ニューメタルの翁影響力とは!?

ニューメタルにおいて特に革新的な特徴だったKORNのバウンシーなリズムラインと、そのジョナサンのパーカッシヴでなヴォーカルスタイルは、まるでレーベルから義務付けられているかのように数多くのバンドによって模倣されていました。
そのKORNを始めニューメタルの新星を続々と世に送り出してカリスマプロデューサーの位置についた、当時新進気鋭だったロス・ロビンソンによる特徴的なヘヴィネスを強調した音づくりも、ヘヴィサウンドの最新系としてシーンに衝撃を与えます。
また、インダストリアルメタルを更新したバンドFEAR FACTORYによる、サイバーでマシーナリーなバンドサウンドもまたひとつのニューメタル・スタンダードとなり、本格的なインダストリアルメタル志向の有無に関わらず多くのグループがそれに追従します。

異なるジャンルからもニューメタルに接近!!

ニューメタルを取り入れたアーティスストの多くは、グルーヴメタルやグルーヴコア、NSHC(ニュースクール・ハードコア)など、ニューメタルのルーツでもある1世代前のヘヴィミュージック系グループでしたが、LIMP BIZKITのブレイクでミクスチャー/ラップメタル系のスタイルが主流となった時期には、ヘヴィミュージックシーンのみならず、HIPHOPシーンからもニューメタルアプローチを試みるアーティストがいくつも登場していました。
また、EDMよりのサウンドでクラブを主戦場とする、インダストリアル/ボディミュージック、ガバ/ハードコアテクノ系のアーティストの中にも、ニューメタルテイストを取り入れるケースは見られました。

ここでは、ニューメタルの登場に刺激を受けてサウンドを接近させた既存のバンドや、異ジャンルからニューメタルシーンに乗り込んできたのアーティストを紹介します。

ニューメタルサウンドへの接近を試みた異ジャンルバンド

SOULFLY|ソウルフライ

SOULFLYは、ブラジリアンスラッシュバンドSEPULTURA(セパルトゥラ)のフロントマン、マックス・カヴァレラがバンドと袂を分かって結成したグループ。

デスメタル系のスラッシュメタルからグルーヴメタルのトップグループのひとつとなっていたSEPULTURAですが、SOULFLYはマックス在籍時の最後のアルバムRootsでの、ブラジリアントライバルサウンドを導入したエスノメタルスタイルをサウンドの柱として、ニューメタル/ミクスチャー色を強めた作風となりました。
この時期は、HIPHOPやEDMなどにならったの“フィーチャリング”ブームの影響で、アルバムごとに毎回多彩な豪華ゲストが参加していました。
00年代になると、スラッシュリバイバルの機運に乗って、ハードコアスラッシュ色を強めてゆきます。

Soulfly – Quilombo (with Benji Of Dub War) Dynamo Festival 1998

MACHINE HEAD|マシーン・ヘッド

スラッシュメタルムーヴメントの末期に登場したVIOLENCE(ヴァイオレンス)のロブ・フリンか結成したMACHINE HEADは、SEPULTURAに続くスラッシュからグルーヴメタルへの転身組のホープとして、シーンに華々しくデビューしたグループ。彼らは「時代と寝る」がモットーのバンドだけに、早々にKORN系ニューメタルに大接近していました。

しかし、トラウマブームの時流に乗って幼少期の虐待をほのめかすようなアピールを始めたあたりから、失笑と共にポーザーキャラクターとして扱われるようになります。

00年代のスラッシュリバイバルムーヴメントの訪れに合せて、いち早くスラッシュ色を押し出したサウンドに移行して、変わり身の早さに呆れられつつも何事もなかったように活動を続けています。

Machine Head – The Blood, The Sweat, The Tears [OFFICIAL VIDEO]

BIOHAZARD|バイオハザード

グルーヴコアのパイオニアBIOHAZARDも、ニューメタル人気の高まりの影響からよりニューメタル寄りのスタイルに移行してゆきます。

6作目となるUNCIVILIZATIONでは、PANTERAフィル・アンセルモTYPE O NEGATIVEピーター・スティールSLIPKNOTコリィら、メタルシーンの大物ヴォーカリストをゲストに迎えるなどもしていました。

しかし、ニューメタルへの接近は初期のサウンドを支持するハードコアクラスタから反感を買う結果となり、アルバムリリースは続けるもバンドは低迷してゆき一時期は解散状態にありました。

Biohazard sellout

EATH CRISIS|アース・クライシス

EATH CRISISは、メタルコアのルーツでもあるニュースクールHC(ハードコア)のスタイルを作り上げたパイオニアと目されるストレートエッジバンド。彼らも90年代後期から大きくニューメタルに接近したサウンドへと移行して、ニュースクールHC〜ニューメタル〜メタルコアという流れの先鞭をつけます。

もとよりニュースクールハードコア自体がヴルーヴメタルとグルーヴコアのクロスオーバーであり、彼ら自身もメタルからの影響を公言していたこともあってメタルサウンドへの接近に違和感はありませんでしたが、唐突にFEAR FACTORY系のインダストリアル色の強いスタイルに移行したことからオールドファンからは賛否両論を浴びます。

その後はややストレートなスタイルに戻り、解散状態を挟みつつも活動中です。

Earth Crisis – Slither (Lyrics In Description)

CYPRESS HILL|サイプレスヒル

チカーノHIPHOPユニットのCYPRESS HILLは、ICE-T(アイス・ティー)とともにHIPHOPシーンでもヘヴィメタルフリークとして知られています。世界観やアートワークにはヘヴィメタルに通じるイメージがあり、サウンドにはドゥーミィ&ゴシックなテイストも導入されています。

2000年のアルバムSkull& Bonesは、HIPHOPサイドとロックサイドの2枚組というスタイルでリリース。ニューメタル色を強めたラップメタルを導入して好評を得ますが、その路線を推し進めた次作が不振に終わったこともあってその後は過度なロック色は控えめになります。
また、中心メンバーのセン・ドッグ(SEN DOG)は、自身のユニットSX-10でよりメタル色の強いアルバムをリリースしています。

Cypress Hill – Dust
Skull & Bones
ヒップホップ/ラップ¥2,750サイプレス・ヒル

VANILLA ICE|ヴァニラアイス

VANILLA ICEはイケメン白人ラッパーとして一躍脚光を浴び、「白いMCハマー」などとも呼ばれていた白人ラッパーの草分け的存在。
シングルBサイドのIce Ice Babyが大ヒットして、俳優デビューやマドンナと交際など一躍セレブとなりますが、ラップスキルを疑問視されたり私生活も含めトラブルが続くなどして低迷します。

その後ニューメタルの立役者ロス・ロビンソンに拾われラップメタルに転向、なま温かく迎えられるもそれなりの結果は残せたようで、セルフプロデュースでの次作ではよりメタル度を増してクオリティもアップしていましたが、その後は従来のHIPHOPスタイルへと戻っています。

Vanilla Ice "To cold" video
Bi-Polar
ヒップホップ/ラップ¥1,528バニラ・アイス

MANHOLE〜MY RUIN|マンホール〜マイ・ルーイン

世界初の本格的白人女性ラッパーとしてデビューし注目を集めたいた、TAIRRIE B(テリーB)を中心としたニューメタルメタルグループ。TAIRRIE BKORNらパイオニア勢の登場に刺激され、ニューメタルの黎明期にいち早く異ジャンルからシーンに乗り込んできたアーティストでした。

一時期はFEAR FACTORYのバートン(Vo.)と浮名を流して話題になったり、バンド名が問題になって改名することにになったり、メンバーから問題児扱いされたりと、音楽活動以外で話題になっていました。

しかし、新たなバンドMY RUINとして新編成になったのを機に、ゴシック/オルタナティヴテイストも取り入れオリジナリティ/クオリティともに格段にアップ。ヴォーカルも見違えるほど表現力豊かになります。

MANHOLE [└A ] – – Kiss or Kill 1996

METHODS OF MAYHEM|メソッズ・オブ・メイヘム

パーティメタルのパイオニアとして80年代ヘヴィメタルビジネスのバブル期を席巻した、MÖTLEYCRÜEのドラマートミー・リー(Tommy Lee)が、再びニューメタルバブルに便乗して結成したラップメタルプロジェクト。セレブならではの知名度と資金力にモノを言わせて豪華メンバーをそろえていることで知られています。

ソツのない作曲センスを駆使して本格的で高水準のポップアルバムを作り出しており、MÖTLEYCRÜE以来のアイドル人気もあってオールドメタルファンからもそれなりの支持を集めていました。

1stアルバムのデビューから、10年周期で作品をリリースしています。

Hypocritical

GEEZER|ギーザー

BLACK SABBATHのベーシストにしてクリエイティヴやイメージ戦略のブレインとしても知られる、ベーシルトのギーザー・バトラーが、FEAR FACTORYのサウンドに感銘を受け他ことをきっかけに、バートン・C・ベルをヴォーカルに迎えて結成したヘヴィインダストリアルメタルユニット。

過去の実績を生かしつつベテランとは思えないほどの先進的な作品を創り上げたケースとしては、JUDAS PREASTロブ・ハルフォードによるFIGHTに匹敵するインパクトでした。

同時期に、盟友トニー・アイオミ(Gt.)も同様のコンセプトでソロアルバムを作っていますが、オルタナティヴシーンから曲ごとに異なる大物ヴォーカリストを迎えるという、豪華極まるコンセプトを全く生かしきれていなかったことと比較すると、コンポーザーとしての力量の差は歴然です。

GZR- Drive Boy Shooting

STRAPPING YOUNG LAD|ストラッピング・ヤング・ラッド

カナディアンメタルシーンの鬼才と呼ばれて一部ではカリスマ扱いされている、プロデューサー/エンジニア兼アーティストのデヴィン・タウンゼント(DEVIN TOWNSEND)も、STRAPPING YOUNG LADではニューメタルに大接近していました。

タウンゼントは、擬似メロディックハードコアのPUNKY BRÜSTERや、プログレメタル風味のOCEAN MACHINEDEVIN TOWNSEND名義のユニットまで、自分の音楽的趣味を反映させたいくつものパロディ/オマージュ的バンド活動を展開しており、インダストリアルメタルユニットのSTRAPPING YOUNG LADもそのひとつ。

同郷のインダストリアル/EBM界の大物FRONT LINE ASSEMBLYなどへの参加経験を活かしつつ、インダストリアルメタル第一世代の上澄みをすくって完成した1stは、彼のお遊び感が強いファニーで軽い作風でしたが、2ndではFEAR FACTORYに大きな影響を受けてそのスタイルに染まったことで、情報量の多い高密度な楽曲とスペーシーでサイバーな音響が特徴の、FEAR FACTORYスタイルに変貌を遂げました。

STRAPPING YOUNG LAD – SYL (OFFICIAL VIDEO)

CELLDWELLER|セルドウェラー

THE SHIZITは、J.P.アンダーソンブライアン・シュレーダーによるアメリカのEDMユニットで、デジタル・ハードコアを標榜するATARI TEENAGE RIOTの中心人物、アレック・エンパイアともつながりがあり、いち早くネット配信で作品をリリースしていたことでも知られています。

ガバ/ハードコアテクノ/ドラムンベースなどに由来するデジタル・ハードコアをベースに、FEAR FACTORYWHITE ZOMBIEらの新世代インダストリアルメタルやニューメタルをミックスした、アグレッシヴなデジタルサウンドが特徴です。

Celldweller – Switchback

THE SHIZIT|シジット

THE SHIZITは、J.P.アンダーソンとブライアン・シュレーダーによるアメリカのEDMユニットで、デジタル・ハードコアを標榜するATARI TEENAGE RIOTの中心人物、アレック・エンパイアともつながりがあり、いち早くネット配信で作品をリリースしていたことでも知られています。

ガバ/ハードコアテクノ/ドラムンベースなどに由来するデジタル・ハードコアをベースに、FEAR FACTORYやWHITE ZOMBIEらの新世代インダストリアルメタルやニューメタルをミックスした、アグレッシヴなデジタルサウンドが特徴です。

The Shizit – Point, Click, Kill

RABBIT JUNK|ラビット・ジャンク

RABBIT JUNKは、活動停止となったTHE SHIZITJ.P.アンダーソンと、その妻ジェニファー・”サムガール”ベネットによる現在進行形のデジタルヘヴィミュージックユニット。
THE SHIZITよりも、さらに本格的にインダストリアルメタル/ニューメタルに接近したスタイルが持ち味で、サウンドもさらに大胆にバンドサウンドを取り入れたものに移行しており、ライヴ活動はバンド体制で行っています。

 

Rabbit Junk- "Hero In Mr Sholensk"

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