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★ EXCITER(エキサイター) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|エクストリームなオースドスクールメタルを追求するカナディアン・ストロングスタイルの覇者!!…必聴アルバムは?

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エキサイト必須のエキサイティング・メタルサウンドが熱心なファンに支持をされ続ける、ストロングスタイルのカナディアン・パワー/スピードメタルバンド!!

EXCITERのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

EXCITER(エキサイター)は、カナダのヘヴィメタルシーンでは古参に属するグループ。
バンド名は〈JUDAS PREAST〉の名曲のタイトルに由来しています。

カナディアンメタル・ツートップの一角!?

カナディアンメタルシーンの中では、トラディショナルでオーソドックスなスタイルのメタルバンドとしては、ハードロック世代に属するレジェンドの〈TRIUMPH(トライアンフ)〉を別書くとすれば、パイオニア的な存在です。

同じパワートリオ(3ピースバンド)でもある先輩格の〈ANVIL(アンヴィル)〉と肩を並べるツートップといえます。

EXCITERはスピードメタル?パワーメタル?

EXCITERの音楽性は、トラディショナルなヘヴィメタルのスピードとヘヴィネスを強化したスタイル。

ジャンルについては、一般的にはスピードメタル/パワーメタルにカテゴライズされていますが、〈ANVIL〉などのスピードメタル世代のグループと同様に、初期のファンには“スピードメタル”の名義にこだわる傾向があります。

EXCITERはスラッシュメタルでもあった!?

一方でEXCITERは、〈METALLICA〉や〈SLAYER〉と同年のデビューして、スラッシュメタルのスタイルが確立されていない黎明に、オーソドックスとはいえエクストリームなヘヴィメタルを展開していました。

そのため、キャリアの初期においてはスラッシュメタルとして扱われることもありました。

結局のところ基本は古典的ヘヴィメタル!?

スラッシュメタルに組み込まれることもあったとはいえ、EXCITERの音楽性は〈JUDAS PREAST〉をはじめとした英米独のパイオニア勢やN.W.O.B.H.M.あたりの、オーソドックスなヘヴィメタルがベースとなっています。

それらを基盤に、エクストリミティの強化を施すのがEXCITERの基本的な音楽手法であり、時代によってマイナーチェンジは行われていたものの、決してその枠に中から逸脱することはありませんでした。

熱心なファンのサポートでサヴァイヴ!?

EXCITERは独自性でも革新性でも特に目立った存在ではなく、全盛期にはサブジャンルの棲みわけや立ち位置の点でもやや曖昧なところがありました。

そのためか、カナディアンメタルメタルシーンの中でも、それほど重要視されたり注目を集めるバンドではありませんが、規模は小さいとはいえ熱心なファンに支えられて活動を続けています。

オリジナルメンバーで仕切り直し!?

EXCITERは1988年と1993年に一時的に解散していますが、いずれも3〜4年で活動を再開させています。

二度目の再結成時には、オリジナルメンバーはジョン・リッチ(Gt.)のみとなり、バンドも専任ヴォーカルを加えた4人体制になっていましたが、2014年には初期のパワートリオで戻って活動を続けています(現在はリッチが脱退)。

次ページはEXCITERのディスコグラフィ&レビューを紹介!!▼リンクはページ下!▼

EXCITER|DISCOGRAPHY

Heavy Metal Maniac|ヘヴィ・メタル・マニアック

オリジナルアルバム – 1作目 (1983年)

〈METALLICA〉や〈SLAYER〉のデビュー作と同年のリリースで、まさにスラッシュメタル黎明期という時代性を考えれば、当時ならばそれらと同枠に括られるのも理解できる過剰さ/過激さが感じられます。

ただし、現在の感覚で言えば、初期〈ANTHRAX〉などと同様にスラッシュメタルとして語るにはエクストリミティが足りず、あくまでも限りなく従来のヘヴィメタルに近いサウンドです。

ただし、〈METALLICA〉とはセンスやアプローチでが重なる部分もあり、グルーヴィーなT-04やエモーショナルなT-06などは黄金期の〈METALLICA〉に影響を与えたと言われても納得できるほどです。

|パワメタ度:★★★★★
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スラッシュ度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤 実験作

Violence & Force|ヴァイオレンス・アンド・フォース

オリジナルアルバム – 2作目 (1984年)

前作同様に、パワーメタル/スピードメタルの枠に収まるスタイルでありながら、ファストチューンはスラッシュ並の破壊力を持ったアグレッシヴなサウンドを持っています。

そのファストチューンは高水準で、前作をも上回る名曲が並んでいるのですが、ミッドチューンは前作と比較すると今一歩。
それさえクリアされれば、規格外の名盤になれそうなところなのですが力及ばずで、アルバムトータルで見るとそれで相殺されてしまい、前作と同程度の普通の名盤どまりとなっています。

|パワメタ度:★★★★★
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スラッシュ度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Long Live the Loud|ロング・ライヴ・ザ・ラウド

オリジナルアルバム – 3作目 (1985年)

ややオールドスクールなヘヴィメタルテイストの強い作風ですが、アルバムとしての傾向はこれまでと同様。熱量あふれるファスト/スピードチューンの輝きと比較すると、ミッドチューンは相変わらず魅力にかけてパッとしません。

それでも、差し引きすればプラスに傾くので、ストロングスタイルのパワー/スピードメタルが好みなら、押さえておいても損はないでしょう。

一般的には代表作とされがちですが、この時期のアルバムはは軒並み高水準で本作が突出しているわけでもありません。メタラー好みのジャケットに、印象が左右されているのかもしれません。

|パワメタ度:★★★★☆
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スラッシュ度:★☆☆☆☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤

Unveiling the Wicked|アンヴェイリング・ザ・ウィキッド

オリジナルアルバム – 4作目 (1986年)

スラッシーなクランチリフを交えたパワーメタルとなっており、破れかぶれなスピードや突進力は後退したためスピードメタル・フリークからの評価は分かれます。

しかし、これまでのアルバムで大きな穴となっていた、ミッドチューンの弱さがかなり完全されており、トータルでのクオリティは盛り返しています。

バンドのイメージを考えると代表作に推すのはむづかしいところがありますが、早さにこだわるのでなければ、最高傑作と皆せるほどポテンシャルを持つ、特上のパワーメタルアルバムです。

|パワメタ度:★★★★★
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|スラッシュ度:★★★☆☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 入門盤 賛否両論

Exciter|エキサイター

オリジナルアルバム – 5作目 (1988年)

Kill After Kill|キル・アフター・キル

オリジナルアルバム – 6作目 (1992年)

The Dark Command|ザ・ダーク・コマンド

オリジナルアルバム – 7作目 (1997年)

Blood of Tyrants|ブラッド・オブ・タイランツ

オリジナルアルバム – 8作目 (2000年)

New Testament|ニュー・テスタメント

オリジナルアルバム – 9作目 (2004年)

Thrash, Speed, Burn|スラッシュ, スピード, バーン

オリジナルアルバム – 10作目 (2008年)

Death Machine|デス・マシーン

オリジナルアルバム – 11作目 (2010年)

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