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★ IOMMI / GEEZER / BILL WARD(アイアミ / ギーザー / ビル・ワード) ディスコグラフィー ★ トニー・アイオミ,ギーザー・バトラー,ビル・ワード…真のBLACK SABBATHのスピリットを受け継ぐオリジナルメンバーのソロワークを紹介!!…必聴アルバムは?

BLACK_SABBATH_FAMILY

Contents

  1. 伝説の第一期BLACK SABBATHの中核として、歴史に残る名曲の数々を生み出してきた3人のオリジナルメンバーがバンドの外で繰り広げてきた個性的ソロプロジェクトの数々!!
  2. TONY IOMMI|トニー・アイオミ … BLACK SABBATHのバンドマスターとして強烈な個性を持つメンバーを仕切り、いかなる時もバンドの看板を守り続けてきた司令塔!
    1. IOMMI|DISCOGRAPHY
      1. Iommi|アイオミ
      2. The 1996 DEP Sessions|ザ・1996・DEPセッションズ
      3. Fused|ヒューズド
  3. ギーザー・バトラー|GEEZER BUTLER … コンセプター&リリック担当としてダークな世界観を創り上げBLACK SABBATHの精神性を支える影の男!!
    1. GEEZER , G//Z/R|DISCOGRAPHY
      1. Plastic Planet|プラスティック・プラネット
      2. Cycle of Sixty / X13|サイクル・オブ・シックスティ / エックス・サーティーン
      3. Black Science|ブラッック・サイエンス
      4. Ohmwork|オムワークス
    2. DEADLAND RITUAL|DISCOGRAPH
  4. BILL WARD|ビル・ワード … “縁の下の力持ちポジション”ながらフロントマンをも上回るの存在感でサウンドにもビジュアルにもインパクトを与え続けてきた酔いどれドラマー!!
    1. BILL WARD|DISCOGRAPHY
      1. Ward One: Along the Way|ワード・ワン:アロング・ザ・ウェイ
      2. When the Bough Breaks|ウェン・ザ・バウ・ブレークス
      3. Accountable Beasts|アカウンタブル・ビースツ
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伝説の第一期BLACK SABBATHの中核として、歴史に残る名曲の数々を生み出してきた3人のオリジナルメンバーがバンドの外で繰り広げてきた個性的ソロプロジェクトの数々!!

BLACK SABBATH(ブラック・サバス)のオリジナルメンバーによるソロプロジェクトといえば、ロニー・ジェイムズ・デイオを迎えた第二期BLACK SABBATHに対抗して、若手ギターヒーローをフィーチャーして米国のメタルアイコンにのし上がったオジー・オズボーンバンドが思い浮かびます。
BLACK SABBATHメンバーによるソロプロジェクト活動については、別記事で取り上げていますがほぼオジー・オズボーンのひとり勝ちというほかありません。

しかし、他のオリジナルメンバーのトニー・アイオミ,ギーザー・バトラー,ビル・ワードの3人も、注目度ではオジーに大きく水をあけられているものの、それぞれで独自のソロプロジェクトを立ち上げ良質な作品や意欲的な作品を残しています。ここでは、それらのオジー・オズボーンを除くオリジナルメンバーのソロ作品を紹介します。

TONY IOMMI|トニー・アイオミ … BLACK SABBATHのバンドマスターとして強烈な個性を持つメンバーを仕切り、いかなる時もバンドの看板を守り続けてきた司令塔!

ギタリストのトニー・アイオミはBLACK SABBATHの中核といえる存在で、オリジナルメンバーで唯一全キャリアを通して在籍していました。ただ一人のオリジナルメンバーとなってもBLACK SABBATHを維持し続け、その看板を守り抜いたバンドの大黒柱ともいえる存在です。
オリジナルメンバーによる第1期とディオとのパワーバランスが拮抗していた第2期以降は、BLACK SABBATH名義とはいえ実質的にはどれもアイオミのソロプロジェクト同然の状態でした。しかし、BLACK SABBATの名義の扱いについてオズボーンサイドから横槍が入って、オズボーン不参加の状態ではBLACK SABBATを名乗ることができなくなりました。
そのため、ロニー・ジェイムズ・ディオとの第二期BLACK SABBATHリユニオンが『HEAVEN AND HELL』名義となったように、以前はBLACK SABBATとして行っていた活動も今後はアイオミ名義や他の名称で行われることになります。

IOMMI|DISCOGRAPHY

Iommi|アイオミ

オリジナルアルバム – 1作目 (2000年)

ギーザー・バトラーのモダンメタル/モダンドゥームアプローチに刺激を受けたアイオミが、同様のコンセプトで制作したアルバム。本作はさらに豪華に新旧ヘヴィミュージックのビッグネーム(主にヴォーカリスト)を集結させ、一曲ごとに異なるメンツがヴォーカルをとっています。(参加ミュージシャンは下記の通り)

ロックファンならこの豪華な顔ぶれを見ただけで悶絶必至なのですが、コラボレーションがうまく機能しているとはいえず、尖りまくった個性派シンガーを完全に持て余しており、「コラボしてみた!」以上の化学反応は生み出せていない実にもったいない仕上がりです。

最大の問題は、個性派シンガーな歌唱を持ってしてもその楽曲を輝かすことはできなかった、アイオミの手による凡庸なヘヴィロックでしかない楽曲。一応は共作という体になっていますが、参加メンバーが大幅に手を入れているとは思えません。いずれにせよ、「これならサバスナンバーの再録の方が良かったのでは?」言われても否定できないレベルです。

【参加アーティスト】ヘンリー・ロリンズ(BLACK FLAG / ROLLINS BAND), スキン(SKUNK ANANSIE), デイヴ・グロール(FOO FIGHTERS / NIRVANA), サージ・タンキアン(SYSTEM OF A DOWN), フィル・アンセルモ(PANTERA / DOWN), オジー・オズボーン/ビル・ワード(BLACK SABBATH), ペーター・スティール(TYPE O NEGATIVE), イアン・アストベリィ(THE CULT), ビリー・コーガン(THE SMASHING PUMPKINS), ビリー・アイドル(GENERATION X) etc

|ドゥーム度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|叙情メロ度:★★☆☆☆
|メタル度:★★★★☆
|エクストリーム度:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 賛否両論 通好み 実験作 お布施

The 1996 DEP Sessions|ザ・1996・DEPセッションズ

オリジナルアルバム – 2作目 (2004年)

80年代にBLACK SABBATH名義でリリースされたものの、実質アイオミのソロだったSEVENTH STARでの相方、元DEEP PURPLEのグレン・ヒューズとのプロジェクトによる新作のために録音していたデモ音源が日の目を見たもの。

SEVENTH STARと同様にヒューズのソウルフルな歌唱を押し出した、ドゥーム色の控えめのハードロックで、特筆するほどの独創性や印象に残る名曲はdないものの、デモとしては丁寧なつくりでおおむね水準キープのアルバムではあります。

サバスフリークやドゥームメタルファンには物足りないので、ヒューズファンやオーソドックスなハードロックを嗜むリスナーに向けた作品と割り切り流べきですね。翌年に同プロジェクトでの新作が発表されたことを考えると、そのタイミングに乗じての前哨戦的な作品として発掘リリースされたものと考えていいでしょう。

|ドゥーム度:★☆☆☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|エクストリーム度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤

Fused|ヒューズド

オリジナルアルバム – 3作目 (2005年)

80年代にBLACK SABBATH名義でリリースしたSEVENTH STARに続く、グレン・ヒューズとのプロジェクトの第二弾アルバム。
第一期風のヘヴィ&スローなドゥームナンバーから、第二期のファストなヘヴィメタルナンバーまでが並んだアルバムですが、それほど突出した楽曲は見られません。ドゥームナンバーは“お仕事感”が強い往年の凄味全く感じられない反面、アップテンポなメタルナンバーはそれなりの水準を維持しています。
本作に限らず、00年代以降のドゥーム路線ではもはや焼き直し以上の印象を与えることはできなくなっているので、早様式美系の作風を中心に新機軸で緩急をつけてアルバムを組み立てたほうがいいように思われます。
ヒューズの歌唱だけで満足できるリスナーにはいいかもしれませんが、第一期BLACK SABBATHやドゥームメタルの愛好者に積極的にオススメできるアルバムではありません。

|ドゥーム度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★★☆☆
|メタル度:★★★☆☆
|エクストリーム度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤
次ページはギーザー・バトラーのディスコグラフィ&レビューを紹介!!▼リンクはページ下!▼

ギーザー・バトラー|GEEZER BUTLER … コンセプター&リリック担当としてダークな世界観を創り上げBLACK SABBATHの精神性を支える影の男!!

BLACK SABBATHのオカルティックなパブリックイメージを創り上げたコンセプターで、その精神性の要ともいえるベーシストのギーザー・バトラーは、アイオミの右腕的な立ち位置でバンドを支え続けていました。
バトラーはBLACK SABBATH名義に固執することには懐疑的な立場でしたが、かといってソロ活動とは縁のないイメージがありましたが、インダストリアルメタルやヘヴィグルーヴなど、90年代にシーンを賑わせた革新的な新世代ヘヴィミュージックに刺激を受け、自身の名義のプロジェクトを結成。BLACK SABBATH現代的にアップデートしつつ、さらにEDMなどなどこれまでにないエッセンスを取り入れた独自のヘヴィロックを生み出します。
現在は、よりオーソドックスなサウンドのヘヴィロックユニット、DEADLAND RITUALをスタートしています。

GEEZER , G//Z/R|DISCOGRAPHY

Plastic Planet|プラスティック・プラネット

オリジナルアルバム – 1作目 (1995年)

当時Demanufactureアルバムの革新的サウンドで、エッジィなヘヴィミュージックフリームの注目を集めていたFEAR FACTORYのサウンドに注目したバトラーが、そのFEAR FACTORYのフロントマンであるバートン・C・ベルを起用して作り上げた衝撃的な傑作アルバム。
FEAR FACTORYが確立したのニューメタル系インダストリアルサウンドとグルーヴメタルなどの現代ヘヴィメタル、それにBLACK SABBATH直系のウルトラヘヴィドゥームのヴィンテージサウンドが絶妙な融合を果たした、スペーシー・マリーナリー・ドゥームとでも名付けるべき独創的モダンヘヴィメタルを完成させました。単なるFEAR FACTORYからのインスパイアには到底収まりきれない個性あふれるサウンドは、逆にFEAR FACTORYに逆インスパイアを与えたほどです。かなめでもあるドラムは、テクニカルな職人として名高いディーン・カストロノヴォ(Deen Castronovo)。

|ドゥーム度:★★★★☆
|マシーン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★☆☆☆
|メタル度:★★★★★
|エクストリーム度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

「Plastic Planet」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Cycle of Sixty / X13|サイクル・オブ・シックスティ / エックス・サーティーン

シングルカット+ライヴ (1996年)

Black Science|ブラッック・サイエンス

オリジナルアルバム – 2作目 (1997年)

今回は不参加となったバートン・C・ベルに変わり、無名の若手のクラーク・ブラウンを迎えたことでネームバリューは大幅に後退しましたが、アルバム自体は前作に勝るとも劣らない超名盤。ブラウンは派手さはないものの、バートンスタイルもソツ無くこなしており、表現力や総合的な力量では前任者を上回ります。
前作での“BLACK SABBATH meets FEAR FACTORY”な作風のみならず、ダンサブルなEDM/ビックビートまでも導入したベテランらしからぬモダンで先鋭的な仕上がりの楽曲は、現在のヘヴィミュージ/エクストリームミュージックシーンの中においても全く古さは感じられません。逆に言えば、この時期でヘヴィイミュージックの縦軸の進化は終えていて、これ以降は既存ジャンルとのハイブリッドという横軸の進化でかろうじて差を見出してるいとうことでしょう。
ちなみに、この時期は超ベテランの中でエレクトロニックサウンドの導入がひとつのブームで、ジェフ・ベックやゲイリー・ムーアなどまでが足を踏み入れていましたが、バトラーのセンスはそれらの中でも突出したものでした。

|ドゥーム度:★★★☆☆
|マシーン度:★★★★★
|叙情メロ度:★★☆☆☆
|メタル度:★★★★★
|エクストリーム度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

「Black Science」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Ohmwork|オムワークス

オリジナルアルバム – 3作目 (2005年)

サウンド自体はニューメタルと表現しても差し支えないものですが、これまで作品を振り返ればそんな一筋縄でいくサウンドに収まるはずがないことは予想できるでしょう。
本作ではインダストリアル要素はサウンドのエフェクト程度にとどまり、オーソドックスなハードロック/ヘヴィロックに接近していおり、ストーナーロックにも通じるガレージロック的なロックンロールナンバやダウナーロックナンバーも見られます。しかし、バトラーの実験精神が失われたわけでは無く、今度はファンクメタルやラップメタルを取り入れるなどのこれまでにない意欲的な試みも行いながら、これもまたベテランさしからぬ現代的なセンスと、ベテランならでは経験と蓄積が合わさった独自のヘヴィサウンドに仕上げています。

|ドゥーム度:★★★★★
|マシーン度:★★☆☆☆
|叙情メロ度:★★☆☆☆
|メタル度:★★★★★
|エクストリーム度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

「Ohmwork」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

DEADLAND RITUAL|DISCOGRAPH

DEADLAND RITUAL(デッドライン・リチュアル)は、ギーザー・バトラーが2018年より活動をスタートした、新たなプロジェクト。

他のメンバーは、プログレ畑でも活躍するグラマラスなテクニカルギタリストのスティーヴ・スティーヴンス(STEVE STEVENS)、GUNS N’ ROSES(ガンズ・アンド・ローゼズ)のドラマーとして一世を風靡したマット・ソーラム、METALLICAのストリングスカバーで名を挙げてシンフォメタルの第一線に躍り出たAPOCALYPTICA(アポカリプティカ)でヴォーカルを務めるフランキー・ペレス(FRANKY PEREZ)。

異色な顔ぶれのとおり、ドゥームメタルmeetsグラムメタルといった趣で、オーソドックスな80年代ヘヴィメタル/ハードロックというにはヘヴィすぎるサウンドは、90年代にグランジの影響を無視できなくなったハードロックに近い印象。
楽曲はいくつか発表してますが、アルバムリリースは未定です。

次ページはビル・ワードのディスコグラフィ&レビューを紹介!!▼リンクはページ下!▼

BILL WARD|ビル・ワード … “縁の下の力持ちポジション”ながらフロントマンをも上回るの存在感でサウンドにもビジュアルにもインパクトを与え続けてきた酔いどれドラマー!!

オリジナルドラマーのビル・ワードはアディクト癖がたたってバンドを解雇されてからは、BLACK SABBATHの活動とは無縁の状態が続いていました。
90年代末のリユニオンでようやく古巣に復帰しますが、その後のオリジナルアルバムの制作やそれに伴うツアーでは、オズボーンサイドが健康面を理由にワードを排除するべく働きかけたため、オリジナルメンバーであるにもかかわらずただひとり不参加となり、オズボーンとの溝を深める結果となりました。
ポジション的に縁の下の力持ち的なイメージが強いワードですが、熱心なリスナーにとっては彼のドラミングとキャラクターはBLACK SABBATHとは不可欠なものであり、ワードに不参加のリユニオンにはBLACK SABBATHの意味をなさないと認められていました。
あまり大きく注目されることはないもののワードはマイペースなソロ活動を続けており、BLACK SABBATH的なヘヴィナンバーからポップナンバーやアコースティックナンバーまで、幅広い楽曲を詰め込んだ3枚のアルバムをリリースしています。

BILL WARD|DISCOGRAPHY

Ward One: Along the Way|ワード・ワン:アロング・ザ・ウェイ

オリジナルアルバム – 1作目 (1990年)

ヘヴィミュージックの激動期にリリースされた!stソロアルバムですが、ユーモラスなジャケットでかなり損をしており、そのアートワークからは想像つかないダークなヘヴィロックサウンドで、BLACK SABBATHサウンドを現代的なかたちで独自に再構築した意欲作です。
メンバーはゲストも含め延べ20名以上が参加しており、大半は無名ミュージシャンですが、かつての盟友オジー・オズボーンやCREAMのジャック・ブルースのような大物や、THIN LIZZY人脈のマルコ・メンドーサやKISSやBLACK SABBATHに参加経験のあるエリック・シンガーといった中堅どころも見られます。また、オジー人脈からザック・ワイルドやボブ・デイズリィらも参加しており、この時点では同じBLACK SABBATH解雇組とし仲間意識を持っていたことがうかがえます。

|ドゥーム度:★★★★☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|叙情メロ度:★★★☆☆
|メタル度:★★★☆☆
|エクストリーム度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤

When the Bough Breaks|ウェン・ザ・バウ・ブレークス

オリジナルアルバム – 2作目 (1997年)

BLACK SABBATを思わせるヘヴィナンバーも見られますが、ここではそういったドゥーム路線は特に重視されているわけではありません。このアルバムを支配しているのは、ブルーズやソウル、フォークなどのアメリカンルーツミュージックを基調とした、アーシーでアコースティックな落ち着いた作風。
抑制の効いたソウルフルな楽曲が並んだ“渋めの大人ロック”といった風情で、メタル的な派手さも過剰さもみじんもありませんが、同時期のオジー・オズボーンのアルバムなどは格段に上回る楽曲がそろった上質な作品です。

|ドゥーム度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|エクストリーム度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Accountable Beasts|アカウンタブル・ビースツ

オリジナルアルバム – 3作目 (2015年)

呪われたBLACK SABBATリユニオンアルバム『13(サーティーン)』の発売後にリリースされた3作目で、音質は自主制作レベル。
BLACK SABBAT風のドゥームナンバーから、ゴシック的なエッセンスも交えたモダンなヘヴィロックなど前作とは異なる現代的なサウンドを意識した楽興が並んだ作風で、時期的にもリユニオンアルバム『13』に向けて用意したマテリアルが、本作の元になっている可能性は十分にありえます。リユニオン予定通りにワードが参加できていれば、もしかすると凡庸な最大公約数アルバム『13』に一石を投じることができたかもしれません(結局マネージメントがゴネそうですが)。それを考えるとやるせなさが溢れてきますし、そうでなくてもワードの意地に乾杯したくなります。

|ドゥーム度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|叙情メロ度:★★★☆☆
|メタル度:★★★★☆
|エクストリーム度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 通好み スルメ盤 実験作
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