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★ ANGEL WITCH(エンジェル・ウィッチ) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|独自の暗鬱系暗黒ヘヴィメタルサウンドがNWOBHMシーン異彩を放った元祖ダークメタル!!…必聴アルバムは?

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ANGEL WITCH|エンジェル・ウィッチ|DISCOGRAPHY

Angel Witch|エンジェル・ウィッチ

ANGEL_WITCH_Angel_Witch

オリジナルアルバム 1作目 – (1980年)

第一期のオリジナルANGEL WITCH唯一のアルバムで、本作リリースの翌年には一度活動を停止となりますが、その本作は、長期的キャリアを築いたトップどころや革新的なスタイルを築いたグループを別にすれば、語り継がれるべき名盤として次世代にまで知れ渡る稀有なアルバムのひとつ。

ドゥーム系とはまた異なるダークネスとでヘヴィネスを持ちつつ疾走曲も展開するサウンドは、純粋ヘヴィメタルというよりも往年のブリティッシュ・ハードロックに近い、湿度の高めでややヴィンテージ感の漂うもの。
ある種のゴシックテイストも漂っており、元祖ダークメタルの称号も伊達ではありません。

未聴のリスナーが前記の事前情報やバンドイメージやから想像する音とは、ややギャップがあるかもしれませんが、スラッシュバンドを中心にミュージシャン人気も高く、多方面に静かな影響を及ぼした重要な1枚です。

全キャリアを通して本作だけが突出した扱いを受けているのは、N.W.O.B.H.M.を代表する1曲でもあるキラーチューンT-01の存在もさることながら、他の曲もつぶそろいで捨て曲なしというスキの見当たらない完成度の高さに尽きるでしょう。

|王道メタル度:★★★☆☆
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★★☆☆
|アングラ度:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

「Angel Witch (30th Anniversary Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Screamin’ n’ Bleedin’|スクリーミン・ブリーディン

ANGEL_WITCH_Screamin_n_Bleedin

オリジナルアルバム 2作目 – (1985年)

解散後、短期的な活動再開を挟んでの本格的な復活アルバムの本作は、かなり微妙なプロダクションながらも、より一般的なヘヴィメタルサウンドに接近しており、マニア人気が高く熱心なファンも多いアルバム。

疾走曲が軸になっているものの、第二期〈BLACK SABBATH〉を想起させるドゥームテイストもあり、また、音質も相まってアングラ感やパンキッシュな質感も強く良くも悪くもB級フレーバーが増しています。

さすがに、比較対象が前作となると残念ながら一枚落ちますし、名曲【Angel Witch】に比肩するほどのキラーチューンもなく決め手に欠ける印象は否めません。

しかし、 T-05を目玉にT-01, T-03と佳曲は多く、その他も水準を超えた仕上がりなので、音質に抵抗がなければ一聴の値打ちはあります。

|王道メタル度:★★★★☆
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|アングラ度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論

Frontal Assault|フロンタル・アサルト

ANGEL_WITCH_Frontal_Assault

オリジナルアルバム 3作目 – (1986年)

前作を踏襲しつつ、さらにオーソドックスなメタルサウンドに接近。
時に〈MERCYFUL FATE〉をも想起させるダークメタルに、80年代的シンセサウンドをもフィーチャーしつつポップネスが混じり合った、特異なスタイルとなりました。

そのマッチングを考えるとチグハグにも思えますし、ダークなサウンドではあるものの持ち前の怪しさが薄れた面もあります。事実、前2作と比較すると評価もかんばしくありませんが、持ち前のセンスでダーク&ポップによるミスマッチの妙を醸し出しており、独特の味わい深さと捨てがたい魅力をたたえています。

やや完成度にムラもあってトータルでは1stには及ばないものの、【Angel Witch】に次ぐ名曲と言ってもいいT-07をはじめ佳曲はそれなりにそろっており、聴きどころは決して少なくありません。

|王道メタル度:★★★★☆
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|アングラ度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み 実験作

’82 Revisited|’82 リヴィジテッド

ANGEL_WITCH_82_Revisited

ライヴアルバム (1996年)

As Above, So Below|アズ・アバヴ, ソー・ビロウ

ANGEL_WITCH_As_Above,_So_Below

オリジナルアルバム 4作目 – (2012年)

90年代前半にも〈METALLICA〉の大ブレイクの影響で、ちょっとしたN.W.O.B.H.M.リバイバルが起こりましたが、この時期はそれ以来のリバイバルブームの真っ只中。
伝説のカルトバンドとなっていた彼らも、いよいよ復活の運びとなります。

ここで聴けるのは、初期の彼らのサウンドの再現というよりは、それを90年代以降のドゥーム/ストーナー/スラッジ, ゴシックメタル, ダークメタル, ヴィンテージヘヴィネスなどを経た、同時代的なサウンドにブラッシュアップしたようなスタイル。

あいにく、特筆すべきキラーチューンも無ければアベレージも突き抜けたものではありませんが、当時のシーンを横目で見つつ、リスナーがイメージし望むであろうマイナー臭漂うダークサウンドをつくり上げています。

“無難”の枠を超えない作風なりに、それを超えようとする意欲もある程度は感じられる仕上がりといえます。

|王道メタル度:★★★☆☆
|ダーク度:★★★★☆
|叙情度:★★★☆☆
|アングラ度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Angel of Light|エンジェル・オブ・ライト

ANGEL_WITCH_Angel_of_Light

オリジナルアルバム 5作目 – (2019年)

ダークなヘヴィメタルという体を成してはいるのですが、ただそれだけ。
“良くも悪くも”ではなく、明確に悪い意味で普通過ぎるアルバムで、炭酸抜きのコーラか香辛料抜きのカレーといった味わいです。

T-01をはじめ数曲には光るものも見えますが、トータルではかろうじて及第点レベルで、前作にも大きく劣る凡庸な仕上がり。
これでは、“昔の名前”だけで商売していると評されても何も言えません。

長年にわたってコンスタントなリリースを続けたバンドであれば、たまにこういったアルバムが混じることも目をつぶれるかもしれません。
しかし、奇跡の復活を果たした伝説のカルトバンドの手による7年越しの新作に対して、さすがにそういう割り切った気持ちで挑むのは無理というものでしょう。

|王道メタル度:★★★★☆
|ダーク度:★★☆☆☆
|叙情度:★★★★☆
|アングラ度:★★☆☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 お布施
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