Contents
- 1レトロモダンでアンダーグラウンド色の強いドープなサイケデリック・ヘヴィロックでストーナーロック黎明期を支えた通好みバンドにもメジャー路線への憧れがあったのか!?
- 1.1MONSTER MAGNET|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Monster Magnet|モンスター・マグネット
- 1.1.2Tab|タブ
- 1.1.3Spine of God|スピン・オブ・ゴッド
- 1.1.4Superjudge|スーパージャッジ
- 1.1.5Dopes to Infinity|ドープス・トゥ・インフィニティ
- 1.1.6Powertrip|パワートリップ
- 1.1.7God Says No|ゴッド・セイズ・ノー
- 1.1.8Monolithic Baby!|モノリシック・ベイビィ!
- 1.1.94-Way Diablo|4ウェイ・ディアブロ
- 1.1.10Mastermind|マスターマインド
- 1.1.11Last Patrol|ラストパトロール
- 1.1.12Milking the Stars: A Re-Imagining of Last Patrol|ミルキング・ザ・スターズ
- 1.1.13Cobras and Fire (The Mastermind Redux)|コブラズ・アンド・ファイア
- 1.1.14Mindfucker|マインドファッカー
- 1.1.14.1◎ MONSTER MAGNETはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
- レトロモダンでアンダーグラウンド色の強いドープなサイケデリック・ヘヴィロックでストーナーロック黎明期を支えた通好みバンドにもメジャー路線への憧れがあったのか!?
- MONSTER MAGNET|DISCOGRAPHY
- Monster Magnet|モンスター・マグネット
- Tab|タブ
- Spine of God|スピン・オブ・ゴッド
- Superjudge|スーパージャッジ
- Dopes to Infinity|ドープス・トゥ・インフィニティ
- Powertrip|パワートリップ
- God Says No|ゴッド・セイズ・ノー
- Monolithic Baby!|モノリシック・ベイビィ!
- 4-Way Diablo|4ウェイ・ディアブロ
- Mastermind|マスターマインド
- Last Patrol|ラストパトロール
- Milking the Stars: A Re-Imagining of Last Patrol|ミルキング・ザ・スターズ
- Cobras and Fire (The Mastermind Redux)|コブラズ・アンド・ファイア
- Mindfucker|マインドファッカー
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- MONSTER MAGNET|DISCOGRAPHY
レトロモダンでアンダーグラウンド色の強いドープなサイケデリック・ヘヴィロックでストーナーロック黎明期を支えた通好みバンドにもメジャー路線への憧れがあったのか!?
アメリカのストーナーグループMONSTER MAGNETは、SLEEP,KYUSS,CORROSION OF CONFORMITYと並んでストーナーBIG4と呼ばれることもあるグループで、ストーナーロック黎明期を支えたパイオニアの筆頭格です。
70年代のサイケデリックなヘヴィロックをヘヴィメタル/ハードコア以降のセンスで再解釈した、ヴィンテージ風味でありながらアンダーグラウンドの怪しさをまとったヘヴィサイケデリックガレージサウンドは、やはり70年代サウンドの再構築でもあるグランジシーンでもほとんど見られなかったものでした。
その独自のモダンなリバイバルスタイルが、ポストグランジ的なラインの新世代ヘヴィロックとして高く評価され、様々なメジャーグループのサポートに招かれたことで一気に知名度を高めます。さらにより一般リスナーに受け入れられやすいオーソドックスなハードロックサウンドに接近したことで、メインストリームの準メジャーロックグループの一画にも名を連ねることに。
その後、よりポップでキャッチーなアリーナ向け産業ロックサウンドが、ポストグランジシーンを乗っ取ったこともあって、彼らはやや初期のアンダーグラウンドな作風への回帰した作風も試みつつ、コンスタントな活動を続けています。
また、ギタリストChris Kosnikら初期メンバーによって結成されたAtomic Bitchwaxは、MONSTER MAGNETに極めて近い音楽性を持った兄弟バンドともいえる存在で、両バンド間でメンバーの行き来も行われています。
MONSTER MAGNET|DISCOGRAPHY
Monster Magnet|モンスター・マグネット
ミニアルバム (1990年)
|サイケ度:★★★☆☆
|ダウナー度:★★★★☆
|フリーク度:★★★★★
|レトロ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★
通好み スルメ盤 実験作
Tab|タブ
ミニアルバム (1991年)
|サイケ度:★★★★★
|ダウナー度:★★★★★
|フリーク度:★★★★★
|レトロ度:★★★★★
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 通好み スルメ盤 実験作
Spine of God|スピン・オブ・ゴッド
オリジナルアルバム – 1作目 (1992年)
ジャケットも含め洗練度は低いがそこが良い。今では作ろうにも作れない音。
|サイケ度:★★★★☆
|ダウナー度:★★★☆☆
|フリーク度:★★★★☆
|レトロ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★
代表作 通好み スルメ盤 実験作
Superjudge|スーパージャッジ
彼らの持ち味の全てを最高のレベルで出し尽くした最高傑作。カバー曲もセンス良し。この時期の胡散臭さはもはや戻ってこない。
|サイケ度:★★★★☆
|ダウナー度:★★★★☆
|フリーク度:★★★★☆
|レトロ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み
Dopes to Infinity|ドープス・トゥ・インフィニティ
オリジナルアルバム – 3作目 (1995年)
タイトル通りドープでややつくりは地味だが、音楽的にはキャリアのピーク。
|サイケ度:★★★★★
|ダウナー度:★★★★★
|フリーク度:★★★★☆
|レトロ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤 実験作
Powertrip|パワートリップ
オリジナルアルバム – 4作目 (1998年)
メジャーシーンを意識した分かりやすくノリの良いハードロックに。
|サイケ度:★☆☆☆☆
|ダウナー度:★☆☆☆☆
|フリーク度:★☆☆☆☆
|レトロ度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 お布施
God Says No|ゴッド・セイズ・ノー
オリジナルアルバム – 5作目 (2001年)
前作に続いてメインストリームに片足を突っ込んでいた時期でほぼ同路線。
|サイケ度:★☆☆☆☆
|ダウナー度:★☆☆☆☆
|フリーク度:★★☆☆☆
|レトロ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 お布施
Monolithic Baby!|モノリシック・ベイビィ!
オリジナルアルバム – 6作目 (2004年)
メジャーシーンから飽きられつつあり、やりたい音との乖離もいびつさを生んでいる。
|サイケ度:★★☆☆☆
|ダウナー度:★★☆☆☆
|フリーク度:★★☆☆☆
|レトロ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 スルメ盤 実験作
4-Way Diablo|4ウェイ・ディアブロ
オリジナルアルバム – 7作目 (2007年)
|サイケ度:★★☆☆☆
|ダウナー度:★★☆☆☆
|フリーク度:★★★☆☆
|レトロ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Mastermind|マスターマインド
オリジナルアルバム – 8作目 (2010年)
|サイケ度:★★★☆☆
|ダウナー度:★★★☆☆
|フリーク度:★★★☆☆
|レトロ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
入門盤 通好み スルメ盤
Last Patrol|ラストパトロール
オリジナルアルバム – 9作目 (2013年)
|サイケ度:★★☆☆☆
|ダウナー度:★★☆☆☆
|フリーク度:★★☆☆☆
|レトロ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
入門盤 賛否両論 スルメ盤
Milking the Stars: A Re-Imagining of Last Patrol|ミルキング・ザ・スターズ
9thのリレコーディング再編集 (2014年)
|サイケ度:★★★★☆
|ダウナー度:★★★☆☆
|フリーク度:★★★★☆
|レトロ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Cobras and Fire (The Mastermind Redux)|コブラズ・アンド・ファイア
8thのリレコーディング再編集 (2015年)
|サイケ度:★★★☆☆
|ダウナー度:★★★☆☆
|フリーク度:★★★★☆
|レトロ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Mindfucker|マインドファッカー
オリジナルアルバム – 10作目 (2018年)
|サイケ度:★★☆☆☆
|ダウナー度:★★☆☆☆
|フリーク度:★★☆☆☆
|レトロ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
入門盤 通好み
◎ MONSTER MAGNETはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
MONSTER MAGNET本来のアングラでサイケな魅力が満載で、クオリティ面でも優れているのはやはり初期作品。特にバラエティ豊かで名曲ぞろいの“Superjudge(2nd)”とディープな深みを増した“Dopes to Infinity(3rd)”は、どちらも最高に脂が乗った時期の名盤で必聴盤!
それが気に入ったら、よりアングラ臭漂う“Spine of God(1st)”や、その時期のサウンドを意識して仕上げた再録アルバムの“Milking the Stars: A Re-Imagining of Last Patrol”や“Cobras and Fire (The Mastermind Redux)”に進んでみるといいでしょう。
ただし、一般的なヘヴィメタルリスナーにも馴染みやすいサウンドという意味なら、メインストリームに進出していた時期の作品でより普遍的なハードロックとして聴ける“Powertrip(4th)”や“God Says No(5th)”あたりから入る方がいいのかもしれません。