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★ TANK(タンク ) ディスコグラフィー ★ UK三大パンクの一角からNWOBHM最前線へ!MOTORHEADが盟友と認めるハードロッキンメタルのカリスマ!!…必聴アルバムは?

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レミーが兄弟と認めた“UKパンク生まれUKメタル育ち”のMOTORHEADファミリー筆頭グループは『メタル’ン’ロール』を極めるも空中分解!ふたつのTANKに別れて活動を続ける!

TANKのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

TANK(タンク)は、『N.W.O.B.H.M.(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティシュ・ヘヴィ・メタル)』のムーヴメントの中で頭角を現した、イングランドのヘヴィメタル/ハードロック・バンド。

TANKはMOTORHEADファミリーの筆頭各!!

TANKは、アルジー・ワード(Algy Ward)を中心に結成されたグループで、『N.W.O.B.H.M.』のムーヴメントの渦中に、〈MOTORHEAD〉のバックアップを受けてデビューを果たし、その弟分という触れ込みで活動していました。

この〈MOTORHEAD〉は、本来は『N.W.O.B.H.M.』以前の世代のグループであり、中心人物の故レミー・キルミスターに至っては、70年代の初頭から第一線で活動していたベテランでした。

さらに、キルミスター自身が〈MOTORHEAD〉をヘヴィメタルと見なさなかったこともあり、『N.W.O.B.H.M.』としては扱うべきかは意見が分かれますが、活動はヘヴィメタル・フィールドを中心としており、また、キャリアを通して音楽性を見込んだグループには目をかけていました。

キルミスターがバックアップしていたグループは、現在に至るまでにいくつも存在しますが、『N.W.O.B.H.M.』ムーヴメントの中ででは、このTANKとガールズバンドの〈GIRLSCHOOL〉は、それぞれ〈MOTORHEAD〉の“弟バンド”/“妹バンド”と見なされており、より直接的なファミリー・バンドとして位置付けられていました。

創始者アルジー・ワードとTHE DAMNED!!

TANKの創始者のアルジー・ワードは、TANK結成以前の一時期、〈THE DAMNED(ザ・ダムド)〉に在籍していた人物です。

〈THE DAMNED〉は、〈THE SEX PISTOLS〉,〈THE CLUSH〉と共に『UK三大パンク・バンド』と並び称され、70年代末期のイギリスにおけるUKパンク・ムーヴメントの中核として活動していました。
その中でも〈THE DAMNED〉は、〈MOTORHEAD〉のレミー・キルミスターが、当時のシーンで唯一音楽性において共感できる、盟友と呼べる存在として常々名を挙げていたバンドです。

そういった事情もあり、ビジネス的な肩書きを抜きにしても、TANKと〈MOTORHEAD〉は実際に兄弟分と呼ぶに足る密接な関係性にありました。

ロックンロールなTANKの音楽スタイル!!

初期のTANKの音楽性は、その肩書きどおり、〈MORTORHEAD〉直系の疾走感と馬力を持った、ハード・ロックンロール・スタイルで、そこにヘヴィメタルのテイストをブレンドして、エッジとヘヴィネスを強化した作風により独自性を主張していました。

しかし、相次いでギタリストとして加入してきた新規メンバー、ミック・タッカー(Mick Tucker)とクリフ・エヴァンス(Cliff Evans)が、より伝統的なヘヴィメタルを志向していたことから、その影響もあって次第にオーソドックスなヘヴィメタルの比率を増してきてゆきます。

TANKの方向性をめぐる内紛と解散!!

アルバムごとにヘヴィメタル・テイストを強めていったTANKですが、〈MOATORHEAD〉直系のメタリック&パンキッシュなロックンロールを志向するワードと、よりオーソドックスなヘヴィメタル様式を追求したいタッカーとエヴァンスの間には、音楽性において相容れない部分がありました。

その音楽性の方向性をめぐる意見の相違は、本格的な対立関係がへと発展し、その対立は激化してゆきます。
その結果TANKは、1989年には解散状態へと突入するという結末を迎えることになります。

再結成と再度の分裂で2つのTANKに!!

その後1997年に、ワード,タッカー,エヴァンズの3人が再結集を果たし、ドラムにブルース・ビスランドを迎えてTANKを再結成、新作のスタジオ・フルレンスもリリースします。

しかし、ワードとタッカー&エヴァンズの両サイドの関係は、さらに悪化する結果となり、再度の解散を無迎える結果となります。

その後はワードとタッカー&エヴァンスの双方が、それぞれでTANKの名を冠したバンドを始動させる事態となり、現在はそれらふたつのTANKが同時に存在し、それぞれ独自の活動を展開するという状態となっています。

次ページはTANKのディスコグラフィ&レビューを紹介!!▼リンクはページ下!▼

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