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★ AMORPHIS(アモーフィス) ディスコグラフィー このアルバムがスゴイ!?|メタル推進国フィンランドのメロディックデスメタル界の重鎮!……必聴のオススメアルバムは?

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メロディックデス,ゴシックメタル,ドゥームメタル,など様々な耽美/叙情サウンドをミックスしたサウンドで、フィンランドメタルシーンを代表する独自の地位を築いたベテラン・バンド!

AMORPHISのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

AMORPHIS(アモーフィス)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド。

フィンニッシュ・メタルの代表格!?

AMORPHISは、現在では国を挙げてヘヴィメタルをバックアップしたことで知られる、メタル推進国フィンランドを代表するグループのひとつです、メロディック・デスメタルのムーヴメントの中で頭角を現したグループのひとつ。

SENTENCEDとともに、メロディック・デスメタル(メロデス)の主流であるスウェーデンの、デスラッシュをベースとしたスタイルとは異なる、フィンニッシュ・スタイルのメロディックデスメタルを確立させたバンドとして知られています。

現在ではフィンランドのヘヴィメタル・トップグループの筆頭格にも数えられ、彼らに影響を受けたフォロアーも少なからず登場するほどの存在となっています。

AMORPHISはメロデスの代表格!?

AMORPHISは、同郷のSENTENCEDらと並んで、比較的古くからメロディや叙情性を取り入れたデスメタルを試みており、メディアがメロディック・デスメタルをブーム仕立てようと画策していた時期に、メロディを強調した作風で注目を集めました。
そのため、一般的には『メロディック・デスメタル』の草分け的なグループのひとつとして認識されがちです。

しかし、AMORPHISのメロディ路線の音楽性は、スウェディッシュ・スタイルのメロデスとは一線を画したもので、『ドゥームメタル』『ゴシックメタル』『ダークメタル』『プログレメタル』『トラッドメタル』などの先駆者達からも大きな影響を受けたものであり、そのことから、それらのジャンルの一環として扱われることもあります。

北欧でのメロデスとゴシックメタル!?

AMORPHISのように、メロディックデスメタルとゴシックメタル双方の要素を持つという特徴は、フィンランドに限らず、スウェーデンなど北欧シーンではよく見られる事例です。

このふたつのジャンルは、いずれもデスメタルへのカウンターとして登場した派生ジャンルですが、ゴシックメタルの本場イギリスと比較すると、北欧ではメロディックデス/ブラックとゴシックメタルの距離が近い傾向が見られます。
やや乱暴に言えば、“耽美派デス/プログレデス”というさらなる上位概念の下で、曲のスピードが早いか遅いかで分類されていたような面もあります。

この実例は、同じフィンランドのSENTENCEDや、スウェーデンのTIAMAT, DARK TRANQUILLIT, KATATONIA, THERION, OPETHなどの、音楽性の変遷にも見て取れます。

AMORPHISの音楽性の変遷は!!

AMORPHISの音楽スタイルは、当初はドゥーミィなデスメタルからスタートしていますが、ドゥームデス・スタイルの初期ゴシックメタルや,初期のメロディックデスメタルの実験的な試みにインスパイアされた音楽性を試みるようになります。

その結果、それらをミックスした折衷的なスタイルに、オールドスクールなプログレッシヴ・ロックのエッセンスやトラッドミュージックなどメロディの導入を試みたサウンドへとたどり着きます。

その後、デスメタル要素を薄めてメロディを強調したスタイルへと移行、さらに、サイケデリックロックを取り入れたドゥーム/ストーナー的なアプローチや、ディスコ/クラブ風のダンサブルなサウンドを取り入れたことで、競合グループが増殖するシーンの中に埋没しない、独自のスタイルを確立させます。

それ以降は、デスメタル要素を払拭したり、再度デスメタル要素を取り入れたりといったマイナーチェンジを繰り返す程度で、根本的な音楽性に変化は見られません。

AMORPHISのメインテーマ『カレワラ』とは!?

AMORPHISは、フィンランドに古くから伝わる叙事的な民話、『カレワラ』をライフワーク的なテーマとして取り上げています。

「カレワラ」は日本で言うところの『古事記』などに該当するものとも例えられる民族神話で、18世紀に帝政ロシアからの独立を目的としたフィンランドの民族運動の一環として広められ、世界的にも知られるようになったもので、フィンランドでは交響曲のテーマにも取り上げられています。

このように、ファンタジックな神話を題材にしていることから、AMORPHISは時に『エピックメタル』としても語られることがあります。

AMORPHISは日本で人気に火がついた!?

AMORPHISはフィンランド本国とドイツを別にすると、日本でいち早く人気に火がついたグループとして知られています。

その大きな要因は、日本でメロディック・デスメタルが注目され始めた時期に、日本のメタルシーンで最も大きな影響力を持つ某音楽評論家が、2ndアルバム『Tales from the Thousand Lakes』をラジオ番組などで積極的にプッシュしたことでした。

それによって、この2ndアルバムは日本盤のリリースに先駆けて、輸入盤店で大ヒットアルバムとなり、日本でも最も知名度の高いメロディック・デスメタルとして数えられるようになりました。
さらに、3rdアルバム『Elegy』のリリース時には、早くも来日公演をが実現しています。

また、音楽のテーマが日本のメタルファンに受の良い、神話/ファンタジーであったことの影響も、要因として挙げることができます。

オリジナルメンバーが再結集!?

デビュー以来AMORPHISは、オリジナル・メンバーであるエサ・ホロパイネン(Gt.リード)とトミ・コイヴサーリ(Gt.リズム)を中心に、大きなブランクもなくコンスタントな活動とアルバムリリースをを続けてきました。

現在では、脱退していたジャン・レヒベルガー(Key.) オッリ・ペッカ・ライネ(Ba.)復帰しており、バンドの創設メンバーが一堂に会しています。

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