★ MASTODON(マストドン) ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|あらゆるヘヴィ・ミュージックとキャッチーなメロディを融合した新世紀ハイブリッド・プログレッシヴ・メタルの到達点!!…必聴アルバムは?

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進化の停滞でヘヴィミュージックの飽和状態を迎えたゼロ年代に、個性的なメロディセンスと独自のハイブリッド手法で個性的なヘヴィ・サウンドを完成させた“ポスト世代”の奇才!!

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MASTODON(マストドン)は、アメリカ合衆国はジョージア州アトランタを拠点とするヘヴィロック・バンド。

行き止まりの00年代型ハイブリッド・ヘヴィロック!?

MASTODONは、〈LETHARGY〉や〈SOCIAL INFESTATION〉といった、デスメタル/グラインドコア系のグループで活動していたメンバーを元に、2000年代突入と同時に結成されました。

MASTODONが登場した2000年代は、ヘヴィミュージックの進化の方向のうち、極端なスピードorスローの追求、ヘヴィネスの追求、音の重層化の追求といった、“エクストリーム化”という縦軸の進化が完全に飽和状態に達し、横軸である、既存の異ジャンルとのクロスオーバー/ミクスチャー/フュージョン手法による“ハイブリッド化”をおいた外に、新たな音楽性を切り開く手段が無くなった時期。

その厳しい状況の中で活動をスタートしながらも、独自のミクスチャー/ブレンド・センスを駆使して、類型的なサウンドにとどまらない独自の作風を確立させ、彼ら自身のフォロアーをも生み出すまでとなった稀有な存在です。

MASTODONは新世代プログレ!?

MASTODONは、一般的に現代的なプログレッシヴ・メタルを指す“ポストメタル/ポストハードコア”ジャンルとして、あるいはもっと直接的に“プログレッシヴ・メタル”としてカテゴライズされます。

しかし、本来が、複数の既存ジャンルの音楽性をそれぞれのセンスでブレンドして組み立てる、“ハイブリッド化”手法によって生み出されたスタイルだけに、様々なジャンルの特性を内包し、それ想起させるいくつもの表情を持ったサウンドを持ち味としています。

その多面性を持った作風については、“ハイブリッド化”手法をとらざるをえない時代のアーティストが、独自性の有る無しに関わらず逃れられず、結果、あらゆるアーティストに共通することになった特性と呼ぶべきもので、それは、00年代以降は全ての音楽シーンにおいて顕著なものとなります。

MASTODONが属するポスト系ジャンルとは!?

ポストロック/ポストメタル/ポストハードコアらの、いわゆる“ポスト系ジャンル”は、主に90年代に台頭した、“現代的なプログレッシヴ・ロック・アプローチ”のグループを指して、用いられることの多いジャンル名称。

広く知られる代表的なグループには、〈NEUROSIS〉,〈TOOL〉,〈MASHUGGAH〉,〈RADIOHEAD〉などがあり、それらの影響下で生まれたMASTODONら00年代以降の第二世代にもまた、同様のジャンル名が適用されています。

とはいえ、これらの“ポスト系ジャンル”の実態は、まさに“プログレ”以外の何物でもないため、MASTODONに対しても、もっと直接的に“プログレッシヴ・メタル”とカテゴライズされることもあります。

MASTODONは新世代NEUROSISチルドレン!?

MASTODONは、前述した“ポスト系ジャンル”の中でも、特に〈NEUROSIS(ニューロシス)〉の強い影響下にあります。

〈NEUROSIS〉は、ヘヴィ&ダウナーかつエクスペリメンタルなスタイルを特徴とするグループで、かつて90年代半ばに一時的に注目を集めるも、リアルタイムは通好みなファンに支持されるにとどまっていましたが、近年はポストメタル/スラッジメタルのパイオニアとして知名度を高めています。

00年代突入と同時に、この〈NEUROSIS〉のフォロアーと呼べるグループが、その影響下にあるスタイルを持って台頭、ポストメタル/ポストハードコアのジャンル名で呼ばれるようになりました。

その代表的なバンドには、先駆け的存在の〈ISIS〉を筆頭に、〈GOJIRA〉,〈PELICAN〉,〈YOB〉,〈CULT OF LUNA〉,〈MINSK〉などが挙げられ、MASTODONもまたそのひとつに過ぎないものと見なされていました。

NEUROSISチルドレンの枠を超えて!?

“NEUROSISチルドレン”の多くが抱いていた最大の弱点に、独自性の欠如からくる始祖〈NEUROSIS〉との明確な差別化が出来ていないという問題があります。

同じく“NEUROSISチルドレン”として登場したMASTODONですが、そららの中では最も明確で強い個性をもって特異ともいえる独自のスタイルを打ち立てており、単なる〈NEUROSIS〉のフォロアーの枠にとどまることなく、自らがフォロアーを生み出すまでの大きな存在となった例外的なグループといえます。

その大きな要因としては、ユニークなメロディセンスやリフワーク/フレージングなどの楽曲面での個性に加え、そのサウンドが内包する要素や目指すベクトルが、同様のポストメタル/ポストハードコアの中で異彩を放っていたことが挙げられ、これによって“NEUROSISチルドレン”の中でも明らかに異質な存在となっていました。

また、MASTODONは数ある“NEUROSISチルドレン”の中でも、〈NEUROSIS〉側が一目置く異例の存在にもなっており、〈NEUROSIS〉のギター兼ヴォーカル担当であるスコット・ケリーは、2ndアルバム『Leviathan』から7thアルバム『Emperor of Sand』までの全てのスタジオアルバムにゲストとして参加しています。

MASTODONサウンドの特性は!?

MASTODONサウンドの構成要素となる音楽的バックグラウンドには、ストーナー, ドゥーム, スラッジ, ヘヴィメタル, ハードコア, プログレ, オルタナティヴロックなどが挙げられます。

これらについては、他の“NEUROSISチルドレン”系のポストメタル/ポストハードコアも同様ですが、MASTODONの場合は、70年代のプログレッシヴ・ロックや、よりオーソドックスなハードロック,ヘヴィメタルを音楽的基盤に置いたことで、他とは一線を画した独自のスタイルを確立しています。

“NEUROSISチルドレン”のポストメタル/ポストハードコアの中で、ジャンクながらもソリッドでメタリック、あるいはテクノロジカルな傾向を持つサウンドが大半を占める中、MASTODONはそれらを下地にした、ヴィンテージ系のドゥーム/ストーナーにも近いアプローチを展開し、オーガニックな質感とノスタルジックともいえる雰囲気を持った、モダンレトロなスタイルを展開するようになってゆきました。

ポップでキャッチーなサイケデリアを追求!?

“NEUROSISチルドレン”のポストメタル/ポストハードコアの多くは、一般的な“エクスペリメンタル”,“アバンギャルド”のイメージに即した、実験的/技巧的重視のポップネスやキャッチネスの希薄な、ストイックな作風を追求していました。

MASTODONはも初期においては、エクストリームなテクニカルサウンドを持ち味としていましたが、後には、プログレ的なテクニカルなサウンドと、わかりやすいダイナミクスやメロディ、サイケデリックなアトモスフィアが共存したスタイルを確立。
さらに、アルバムを重ねるごとにメロディの比重も大きくなってゆき、よりポップでキャッチーなフックの効いた作風をも追求するようになります。

MASTODONの現在の活動は!?

MASTODONは、アルバムの数こそ多くはないものの、デビュー以来現在に至るまでメンバーの変更も大きなブランクもなく活動を続け、アルバムのリリースもコンスタントに行っています。

また、それぞれのメンバーは、MASTODONの他にもいくつかのバンド/プロジェクトにも個別に参加して、活動を展開しています。お主なバンドと参加メンバーは下記の通りです。
●KILLER BE KILLED ▶︎ (トロイ・サンダース)
●PRIMATE ▶︎ (ビル・ケリハー)
●FIEND WITHOUT A FACE ▶︎ (ブラン・ダイラー/ブレント・ハインズ)
●LEGEND OF THE SEAGULLMEN ▶︎ (ブレント・ハインズ)
●GIRAFFE TONGUE ORCHESTRA ▶︎ (ブレント・ハインズ)

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