★ LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|あらゆる音楽シーンに影響を与え続けるブリティッシュ・ハードロック最強のバンド!!…必聴アルバムは?

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メタル/ハードロックシーンかのみならず、オルタナシーンやクラブシーン、ブラックミュージックまで幅広いリスナーを持つ、ハードロック史上最も裾野の広いブリティッシュレジェンド!!

LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)はイギリスのロックバンド。
ロバート・プラント(Vo.)、ジミー・ペイジ(Gt.)、ジョン・ポール・ジョーンズ(Ba.)、ジョン・ボーナム(Dr.)の四人によって60年代末にデビューし、70年代のブリティッシュ・ハード/ヘヴィロックムーヴメントの中核として世界的に活躍しました。

70年代英国ロックシーンの筆頭格!?

LED ZEPPELINは、DEEP PURPLEとともにブリティッシュハードロックの二大巨頭と呼ばれていましたが、そこにBLACK SABBATHやURIAH HEEP(ユーライア・ヒープ)などを加えて、BIG3やBIG4として扱われることもあります。これについては時代や語り手によって定義が変動しますが、LED ZEPPELINに限っては常にその一角を占めて揺るぎません。

大きく引き出しと広い懐が最大の武器!?

音楽性は多岐にわたり、当時の主流であるブルーズとロックンロールをベースとしたヘヴィ/ハードロックが中心としつつも、フォーク, トラッド, 民族音楽などのエッセンスを取り入れた曲から、ファンキーなグルーヴを持った曲まで幅広いサウンドを展開していました。
それもあって、LED ZEPPELINはこの時代のハードロックバンドの中ではもっともリスナーの裾野が広く、その影響が多岐にわたっていることでも知られています。

時代を経ても現れるフォロアーたち!?

LED ZEPPELINには熱心なフォロアーが多く、80年代にはNWOBHMやグラムメタルの一部がその影響を反映するようになり、特に直接的なインスパイアを展開するバンドも登場して、それに対する“レッドクローン”という名称(蔑称)まで生まれることとなります。
90年前後になると、グランジをはじめとしたオルタナティグ系ハードロック/ヘヴィロックの参照元としてさらに再評価が進み、BLACK SABBATHとともに現代ヘヴィロックのルーツとしてカリスマ的地位を揺るぎないものとします。近年でもときおり“レッドクローン”的バンドが登場しては、シーンに賛否両論を巻き起こしています。

あらゆるジャンルに影響を及ぼす多面的音楽性!!

その一方で、ヨーロッパの神話や伝説、『指輪物語』などのファンアジーをヒントに、ドラマティックで大仰なハードロックを作り上げたことから、ヘヴィメタル的様式美のひとつの極致ともいえる、いわゆる“エピックメタル”の創始者とも見做されています。
また、LED ZEPPELINはオカルト/神秘主義や黒魔術などにも傾倒していたことでも知られており、それに音楽性の特徴であるトラッド, エスニック, フォーク志向などを含めて考えるなら、基本的な音楽性は全く異なり直接的なつながりはないにしても、ある面ではのちのブラックメタル/ペイガンメタルなどのひとつの原点と考えることもできます。
さらには、ファンク/レゲエなどのブラックミュージックを取り入れた独自にアレンジしたことで、“元祖ミクスチャーロック”と呼ばれることもあり、近年ではヒップホップなどの新世代のブラックミュージック界隈やクラブミュージックシーンでも、ルーツミュージックに根ざしたファンクネスやグルーヴが再評価され、サンプリングのネタにもされています。

ボーナム無くして、完全復活はない!?

LED ZEPPELINは、サウンドの核でもあったジョン・ボーナムの死によって活動の終焉を迎え、それ以降は各メンバーで個別の活動へと移行。
上記したのUKハードBIG4の中では、唯一70年代の終わりとともに継続的な活動を完全に停止しており、以後はロバート・プラントとジミー・ペイジによるプロジェクト『PAGE & PLANT』が実現した以外は、1985年, 1988年, 1995年, 2007年に単発的なリユニオン活動が行われたのみ。新作のリリースも無く、ベスト盤やライヴ盤、レア音源などのリリースにとどまっています。

LED ZEPPELIN|DISCOGRAPHY

Led Zeppelin|レッド・ツェッペリン I

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オリジナルアルバム – 1作目 (1969年)

LED ZEPPELINの前身にあたるNEW YARDBIRDS(ニュー・ヤードバーズ)のレパートリーを中心としたアルバムで、収録曲の半数は既存のブルーズやトラッド/フォークのカバーや、それらをアレンジ/再構成した準カバー曲。オリジナルのアップテンポなロックンロールナンバーT-07は代表曲となっていますが、ここではむしろ、ヘヴィなサイケデリックアレンジを施したカバー曲の方が聴きどころと言っていいでしょう。
当時の評価もさほど高くなく批判もあったアルバムで、それはカバー曲が多いだけでなくクレジット無しの盗用に近い曲やフレーズが多いことが理由とされています。
しかしアルバムあたりのカバー曲の多さは、当時のロックアルバムでは特に珍しいものではありません。盗用についてはフォローのしようがありませんが、ポジティブに見るなら、HIPHOPやEDMの登場以降一般化して現在のロックシーンでも主流メソッドとなっている、サンプリング/ミクスチャー手法の先取りと解釈することも……もしかしたらできなくもないかもしれません。

ヘヴィ/ハード度:★★★★☆|ルーツ度:★★★☆☆|ファンク度:★★☆☆☆
エスノ/トラッド度:★☆☆☆☆|サイケ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 賛否両論 通好み スルメ盤

Led Zeppelin II|レッド・ツェッペリン II

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オリジナルアルバム – 2作目 (1969年)

LED ZEPPELINが本格的にブレイクして、英米でチャートの頂点に登りつめたアルバム。オーソドックスなブルーズロックテイストの強いスタイルながら、持ち味のヘヴィネスとグルーヴが光っています。
LED ZEPPELINを代表するキラーチューンT-01, T-05はもとより、T-08のようなライヴに欠かせない重要曲もあり、それ以外もやや地味ではあるものの取るに足らないほどの捨て曲は無く、目立った穴が見あたらないスキの少ない仕上がりです。
この後に続く2作品があまりにも完璧すぎる上に革新的なために、相対的に印象が薄くなっていますが、歴史的な意義ばかりは揺ぎようがありません。

ヘヴィ/ハード度:★★★★☆|ルーツ度:★★★☆☆|ファンク度:★★☆☆☆
エスノ/トラッド度:★★☆☆☆|サイケ度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤

Led Zeppelin III|レッド・ツェッペリン III

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オリジナルアルバム – 3作目 (1970年)

フォーク/トラッド/エスニックといった、LED ZEPPELINが時折見せていた一面を深掘りした作風で、アコースティック色が強いこともあってリアルタイムでは賛否両論だったとされています。
しかし、一般的な代表作の次作にもここでのアプローチがフィードバックされた重要作であり、また、アコースティックな新機軸のみならずこれまで通りのヘヴィロックチューンも交えた多彩な作風で、その全てが名曲というまさに捨て曲ナシの傑作アルバム。作風こそ違えど、名盤の次作とも甲乙つけがたいの充実の1枚です。
中でも、バイキングをテーマにした元祖エピックメタルチューンともいわれる、雄々しいおたけびから始まる勇壮なT-01は、バンドの代名詞たる1曲であり、映画などでもたびたびフィーチャーされていまます。また、日本を主戦場としていたプロレスラー『ブルーザー・ブロディ』のテーマ曲でもあったこともあって、日本では最も知られているZEPPELINナンバーかもしれません。

ヘヴィ/ハード度:★★★☆☆|ルーツ度:★★★★☆|ファンク度:★☆☆☆☆
エスノ/トラッド度:★★★★★|叙情度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

Led Zeppelin IV|レッド・ツェッペリン IV

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オリジナルアルバム – 4作目 (1971年)

便宜上“Led Zeppelin IV”と呼ばれていますが、実際はタイトルの無い『無題』のアルバムで、裏面に収録曲とともに表記あれたメンバー4人のトレードマークから、“フォー・シンボルズ”などと呼ばれることもあります。
これまでの総決算といった内容で、グルーヴィーなヘヴィロックやアッパーなハードロックから、ドラマティックなバラッド、フォーク/トラッドテイストのナンバーまで、バンドの代名詞ともいえる定番のキラーチューン満載。
セールス面でも全キャリア中で最高記録を叩き出しており、名実ともにLED ZEPPELIN代表作と呼ばれるにふさわしいアルバムで、それはすなわち、ブリティッシュロックシーンでも最上位に位置し、ロック史に燦然と輝く名盤ということです。

ヘヴィ/ハード度:★★★★★|ルーツ度:★★★☆☆|ファンク度:★★☆☆☆
エスノ/トラッド度:★★★☆☆|叙情度:★★★★☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Houses of the Holy|聖なる館

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オリジナルアルバム – 5作目 (1973年)

妙にサワヤカなほどソフィスティケイトされた、フュージョンプログレ風ポップサウンドの異色曲からスタートしますが、中盤からはファンキー&グルーヴィーなミクスチャーセンスのプロトファンクロックやレゲエロック、トリッピー&ドリーミーなサイケチューンなど、90年代オルタナシーンの原点にもなったサウンドが展開されます。
そのため、のちに起こるブラックミュージックやクラブミュージック、オルタナティヴロック界隈での、LED ZEPPELIN再評価においては、次作と共にピックアップされることが多いアルバムです。
本作からは、わかりやすいハードロック/メタル的展開があまり見られなくなり、メタラー人気もいまいちになっていきますが、高品質で名曲/重要曲も多いので守備範囲の広いリスナーなら必聴です。
ヒプノシスによる幻想的なアートワークは、グラミーのパッケージ部門にもノミネートされた傑作ですが、表現のレーティング/コードの厳しいエリアでは、差し替えやオーバースリーヴ処理が施されています。

ヘヴィ/ハード度:★★★☆☆|ルーツ度:★★☆☆☆|ファンク度:★★★★☆
エスノ/トラッド度:★☆☆☆☆|叙情度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 賛否両論 通好み 実験作

Physical Graffiti|フィジカル・グラフィティ

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オリジナルアルバム – 6作目 (1975年)

アナログLPだけでなくCDでも二枚組に及ぶ大作アルバム。そのボリュームのわりにはやや抑揚が少なく、ハードロック的なわかりやすいダイナミズムやドラマ性を持ったトラックに乏しいことから、メタル界隈ではさほど評価が高くなくスルーされがちなアルバム。
その反面、前作に続いてソウル、ファンク、などブラックミュージックのエッセンスが強い作風で、ややミニマルで濃厚なグルーヴを感じさせることもあり、のちに前作と共にブラックミュージック/クラブミュージック界隈での再評価が盛り上がった作品です。
メタラー向きの曲を欠くとはいえ、グルーヴファンクのキラーチューンとしてステージでは必須のT-06や、エスニックでトランシーなニューエイジ・シンフォプログレのT-06といった重要曲もあり、ジャンルにだわらなければぜひ押さえておきたい1枚。

ヘヴィ/ハード度:★★★★☆|ルーツ度:★★☆☆☆|ファンク度:★★★★☆
エスノ/トラッド度:★★☆☆☆|叙情度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Presence|プレゼンス

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オリジナルアルバム – 7作目 (1976年)

LED ZEPPELINのカタログ中では、取り立てて存在感があるわけでも評価が高いというわけでもありませんが、ヘヴィメタルを語る上では避けて通ることのできないアルバム。
その理由は、10分超の大作T-01の存在につきます。これは“Led Zeppelin III”収録の”Immigrant Song”をブラッシュアップしたような曲で、神話/ファンタジーを題材としたコンセプトと、壮大でドラマティックな疾走感溢れるサウンドも相まって“元祖エピックメタル”とも呼ばれています。
DEEP PURPLEのスピードメタルとはまた異なるベクトルで、後のヘヴィメタル/パワーメタルの原点となったプロトメタルの重要曲です。
LED ZEPPELINとしてはやや異色ですが、こういった作風の名曲を生み出していることも彼らの懐の深さを示ていますし、メタル原理主義者がLED ZEPPELINを切り捨てられない理由にもなっています。
それ以降は、ファンクロックからブルーズバラードまで毎度おなじみの作風が並んでおり、特に際立ったキラーチューンはないものの、後期作品の中ではダイナミクスと躍動感が強調されているため、メタラーでも飽きること無く聴き通すことができます。
また、本作はジミー・ペイジのフェイバリットという話も囁かれています。

ヘヴィ/ハード度:★★★★★|ルーツ度:★★☆☆☆|ファンク度:★★☆☆☆
エスノ/トラッド度:★★☆☆☆|叙情度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論

The Song Remains the Same|永遠の詩 (狂熱のライヴ)

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ライヴアルバム (1976年)

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In Through the Out Door|イン・スルー・ジ・アウト・ドア

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オリジナルアルバム – 8作目 (1979年)

リスナー評論家共に最も評価の低いアルバムで、凡百のロックバンドなら十分水準以上ではあるのですが、LED ZEPPELINの作品と考えると確かにやや低調で地味な印象は拭えません。また、当時は大きなトピックだったシンセサイザーの導入も、今となってはそれほどのインパクトはありません。
とはいえ、T-06はメロウなポップバラードの名曲ですし、トロピカルなT-03やUSプログレハード的なT-05などの毛色の変わった異色曲もあり、全編に漂う妙に能天気な明るさもの違和感も含めて、やや通好みでマニアックながらも捨てがたい魅力のある珍品です。
当時は全6種類ジャケットパターンがあり、パッケージを開けないと確認できないシークレット仕様だったので、中古市場でも微妙なジャケ違いが確認できますが、これもインパクトの弱さをカバーするための話題作りかと勘ぐりたくもなります。

ヘヴィ/ハード度:★★★☆☆|ルーツ度:★★★☆☆|ファンク度:★★★☆☆
エスノ/トラッド度:★★☆☆☆|叙情度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Coda|最終楽章 (コーダ)

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オリジナルアルバム – 9作目 (1982年)

ボーナムに対する追悼盤としてリリースされたもので、過去の未発表音源を集めたコンピレーションアルバム。そういう理由もあって、バンドの看板曲として往年の名曲と肩を並べるような際立ったナンバーは見当たりませんが、中盤以降のLED ZEPPELINアルバムとしては、ヘヴィネスやアグレッションも強めでロック的ダイナミズムも持っているので、メタル/ハードロックリスナーでも比較的聴きやすい1枚です。
特にグランジをはじめとした90年代ヘヴィネスへの影響力が大きいアルバムで、本作を聴くとSOUNDGARDENをはじめとした後年のヘヴィロック世代が、どれだけLED ZEPPELINをその血肉としているかが再確認できます。

ヘヴィ/ハード度:★★★★☆|ルーツ度:★★☆☆☆|ファンク度:★★★☆☆
エスノ/トラッド度:★☆☆☆☆|叙情度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 賛否両論 通好み スルメ盤
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