Contents
- 1メタル&ハードロック・シーンのみならず、オルタナシーンやクラブ、ブラックミュージックまで幅広い信奉者を持つ、ハードロック史上最も裾野の広いブリティッシュ・レジェンド!!
- 1...170年代英国ロックシーンの筆頭格!?
- 1...2大きく引き出しと広い懐が最大の武器!?
- 1...3時代を経ても現れるフォロアーたち!?
- 1...4あらゆるジャンルに影響を及ぼす多面的音楽性!!
- 1...5ボーナム無くして、完全復活は無い!?
- 1.1LED ZEPPELIN|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Led Zeppelin|レッド・ツェッペリン I
- 1.1.2Led Zeppelin II|レッド・ツェッペリン II
- 1.1.3Led Zeppelin III|レッド・ツェッペリン III
- 1.1.4Led Zeppelin IV|レッド・ツェッペリン IV
- 1.1.5Houses of the Holy|ハウス・オブ・ザ・ホーリィ:聖なる館
- 1.1.6Physical Graffiti|フィジカル・グラフィティ
- 1.1.7Presence|プレゼンス
- 1.1.8The Song Remains the Same|ザ・ソング・リメインズ・ザ・セイム:永遠の詩 (狂熱のライヴ)
- 1.1.9In Through the Out Door|イン・スルー・ジ・アウト・ドア
- 1.1.10Coda|最終楽章 (コーダ)
メタル&ハードロック・シーンのみならず、オルタナシーンやクラブ、ブラックミュージックまで幅広い信奉者を持つ、ハードロック史上最も裾野の広いブリティッシュ・レジェンド!!
LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)は、イギリスのロックバンド。
70年代英国ロックシーンの筆頭格!?
LED ZEPPELINは、ロバート・プラント(Vo.)、ジミー・ペイジ(Gt.)、ジョン・ポール・ジョーンズ(Ba.)、ジョン・ボーナム(Dr.)の四人によって60年代末にデビュー。
70年代のブリティッシュ・ハード/ヘヴィロック・ムーヴメントの中核として世界的に活躍しました。
DEEP PURPLEとともにブリティッシュ・ハードロックの二大巨頭とも呼ばれていますが、そこにBLACK SABBATHやURIAH HEEP(ユーライア・ヒープ)などを加えて、BIG3やBIG4として扱われることもあります。
この顔ぶれついては、時代や語り手によって定義が変動しますが、LED ZEPPELINに限っては常にその一角を占めて揺るぐことがありません。
大きく引き出しと広い懐が最大の武器!?
LED ZEPPELINの音楽性は多岐にわたり、当時の主流であるブルーズとロックンロールをベースとしたヘヴィ/ハードロックが中心としつつも、フォーク, トラッド, 民族音楽などのエッセンスを取り入れた曲から、ファンキーなグルーヴを持った曲まで幅広いサウンドを展開していました。
そういった事情から、LED ZEPPELINはこの時代のハードロックバンドの中ではもっともリスナーの裾野が広く、その影響が多岐にわたっていることでも知られています。
時代を経ても現れるフォロアーたち!?
LED ZEPPELINには熱心なフォロアーが多く、80年代にはNWOBHMやグラムメタル・シーンの一部のグループがその影響を音楽性に反映するようになり、特に直接的なインスパイアを展開するバンドも登場して、それに対する“レッドクローン”という名称(蔑称)まで生まれることとなります。
90年前後になると、グランジをはじめとしたオルタナティグ系ハードロック/ヘヴィロックの参照元としてさらに再評価が進み、BLACK SABBATHとともに現代ヘヴィロックのルーツとして、カリスマ的地位を揺るぎないものとします。
近年でもときおり“レッドクローン”系のバンドが登場しては、シーンに賛否両論を巻き起こしています。
あらゆるジャンルに影響を及ぼす多面的音楽性!!
その一方で、ヨーロッパの神話や伝説、『指輪物語』などのファンアジーをヒントに、ドラマティックで大仰なハードロックを作り上げたことから、ヘヴィメタル的様式美のひとつの極致ともいえる、いわゆる“エピックメタル”の創始者とも見做されています。
また、LED ZEPPELINはオカルト/神秘主義や黒魔術などにも傾倒していたことでも知られています。
加えて、大き特徴であるトラッド, エスニック, フォーク志向などを含めて考えるなら、基本的な音楽性を含めて直接的なつながりはないにしても、ある面ではのちのブラックメタル/ペイガンメタルなどのひとつの原点と考えることもできます。
さらには、ファンク/レゲエなどのブラック・ミュージックを取り入れて独自にアレンジしたことから、“元祖ミクスチャー・ロック”と呼ばれることもあります。
近年ではヒップホップなどの新世代のブラック・ミュージック界隈やクラブミュージック・シーンでも、ルーツミュージックに根ざしたファンクネスやグルーヴが再評価され、サンプリングのネタにも用いられています。
ボーナム無くして、完全復活は無い!?
LED ZEPPELINは、サウンドの核でもあったジョン・ボーナムの死によって活動の終焉を迎えており、上記したUKハードBIG4の中では唯一、70年代の終わりとともに継続的な活動を完全に停止しています。
それ以降は各メンバーによる個別の活動へと移行しており、ロバート・プラントとジミー・ペイジによるプロジェクト『PAGE & PLANT』が実現した以外は、1985年, 1988年, 1995年, 2007年に単発的なリユニオン活動が行われたのみ。
新作のリリースも一切無く、ベスト盤やライヴ盤、レア音源などのリリースにとどまっています。