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★ VADER(ヴェイダー) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ヨーロッパの“辺境エクストリーム・メタル”のメッカ東欧ポーランドから躍り出たデスメタル第2世代の雄!!…必聴アルバムは?

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ヨーロッパ辺境エクストリーム・メタルの聖地ポーランドから飛び出した遅咲きベテラン・デスメタラーは、日本でのブレイクを契機に世界デスメタル・トップグループの仲間入りを果たす!!

VADERのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

VADER(ヴェイダー)は、ポーランドのデスメタルバンド。

デスメタル第2世代の出世頭!?

VADERが頭角を表すのは、ムーヴメントとしては収束していたデスメタルが、メロデスのブームを経て一般のメタルリスナーにまで受け入れられたことで、新たな盛り上がりを見せつつあった90年代の半ば。
アルバムデビュー自体も1992年とやや遅く、デスメタル第2〜第3世代と共に台頭したため、その世代に属するのグループという印象もあります。

この時期は、新規リスナーに向けたオールドファンの手垢に塗れていない次世代バンドが求められていましたが、それらの中でVADERは、カナダの〈CRYPTOPSY〉と並んで最も大きな成功を収めたグループです。
それによって、同郷の伝説的デスメタルバンド〈DRAGON〉はおろか、一時代においては、デスメタル・シーンを築いた第1世代のビッグネームさえ上回る知名度と人気をも有していました。

VADERは遅咲きのベテラン!?

デスメタル・バンドとしてのブレイクはさほど早くないVADERですが、結成自体は1983年にまでさかのぼり、デスメタルの主力パイオニア・グループの多くと比較しても、メンバーの年齢層は高く、ひとつ上の世代といえます。

そのため、シンパの中にはVADERを元祖デスメタルと呼びたがる風潮もありますが、デビュー当初においてはよりオーソドックスなヘヴィメタルを志向しており、どちらかというと、〈PANTERA〉などと同様に、時期によって実質的な別バンドと見なすのが適切かもしれません。

とはいえ、80年代半ばには「デスラッシュ」とも呼べそうなエクストリームなスラッシュメタルへと移行しており、〈DEATH〉などと同様にプロト・デスメタルの一角と呼ぶことはできるでしょう

VADERは辺境メタルバンド!?

VADERがデビューした時期のポーランド・シーンは、プロト・デスのレジェンド〈DRAGON〉などを輩出したことで、エクストリーム・メタル界隈では密かな注目を集めていました。
ただし、全体としては、やはり他の旧/現共産国と同様にメタル発展途上国であり、VADERもまた、旧ソ連の〈GORKY PARK〉や中国の〈黒豹楽隊〉などと同様に、現在で言うところの「辺境メタル」に近い扱いでした。

しかし、VADERが世界的にブレイクして、ポーランドのポピュラー・ミュージックにおいても異例の成功を収めたことによってフォロアーも続出し、それ以降というもの、エクストリーム・メタルを中心にメタル・シーンを拡大してゆくことになります。

VADERの音楽性は!?

VADERの音楽性は、オールドスクール・デスメタルと表現されますが、基本的にはハードコアなスラッシュメタルの要素が色濃いオーソドックスなデスメタルで、特に〈SLAYER〉や初期の〈MORBID ANGEL〉からの影響が強く反映されたスタイル。

それ以外にも、初期のジャーマン・スラシュメタルや、オールドスクールなスウェディッシュ・デスメタルとの共通点が盛んに指摘されており、独自性の弱さが批判の対象となることもあります。

また、アルバムごとにいくらか音楽性のマイナーチェンジを試みることがあるものの、基本となるスタイルや幅は狭く、楽曲ごと/アルバムごとの作風の画一性については、熱心なファンも認めるところとなっています。

VADERのバンド体制は!?

VADERは、現在唯一の創設メンバーであるギター&ヴォーカルのピョートル・ヴィザレックを中心としたグループで、他のパートについては、バンド結成以来何度となくメンバーチェンジを繰り返しています。

しかし、活動自体は比較的安定しており、現在に至るまで大きなブランクも無く継続されているだけでなく、作品についてもコンスタントなリリースが続いた結果、スタジオ・フルアルバムに限ってもデスメタル界隈では有数の作品数を誇っています。

 

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