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★ KARMA TO BURN(カルマ・トゥ・バーン) ディスコグラフィー ★ インストゥルメンタル・パワートリオによるドライヴ感あふれる個性派ストーナー/デザートロック!!…必聴アルバムは?

◆ H, I, J, K, L
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ダークで耽美的なサイケデリアを漂わせたヘヴィロックで名門ロードランナーからデビューするも撃沈!本性をあらわにしたパワートリオによるドライヴィン&ロッキンなインストゥルメンタルヘヴィロックで注目を集めて波をつかんだデザートロック系ストーナーバンド!!

KARMA TO BURN(カルマ・トゥ・バーン)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州出身のストーナーロックバンドで、80年代にはスラッシュメタルバンドでWilliam MecumとRich Mullinsを中心に結成されました。
90年代のストーナーロックの中ではやや後発のグループで、KYUSS(カイアス)らに代表されるデザートロックシーンに連なるグループで、パワートリオによるインストゥルメンタルを主体としたスタイルで知られています。

米国メタルレーベルの大手ロードランナーレコーズがストーナーロックムーヴメントに便乗して送り出したグループのひとつでもあり、デビュー当初はレーベルとの契約条件のために急遽ヴォーカリストJay Jaroszを加えた編成で活動しており、ある種のゴシックテイストも漂わせたヘヴィサイケデリックサウンドが高く評価されていましたが、セールスは伸び悩みます。
そのため、所属していたロードランナーからはドロップすることになりますが、結果的にはそれによってバンドの自由度は高まり、ヴォーカルを解雇しえ本来のインストゥルメンタル主体の作風へと戻り、比較的なオーソドックスなデザートロックサウンドに以降します。

それ以降は、メンバーチェンジがあっても基本的は常にヴォーカルレスのパワートリオ体制を維持し続けていますが、曲によっては必要に応じてサポートギタリストやヴォーカリストを迎えることもあり、KYUSSのヴォーカリストだったジョン・ガルシア(John Garcia)も参加していたことがあります。

また、パーマネントメンバーとしては、デザートロックバンドのNEBULAやKYUSSのNick OliveriのプロジェクトMONDO GENERATORに参加していたRob Oswaldや、ハードコアバンドTHE EXPLOITEDの現メンバーIrish Robことob Halkettも参加していました。

2002年には解散状態へと突入し、MecumとMullinsはヘヴィロックバンドYEAR LONG DISASTERとして活動していましたが、2009年には活動再開。現在、オリジナルメンバーはMecumのみとなりましたが、アルバムリリースも含めた活動を続けています。

KARMA TO BURN|DISCOGRAPHY

Karma to Burn|カルマ・トゥ・バーン

KARMA_TO_BURN_Karma_to_Burn_single

シングル (1995年)

Karma to Burn|カルマ・トゥ・バーン

KARMA_TO_BURN_Karma_to_Burn

オリジナルアルバム – 1作目 (1997年)

デザートロックサウンドを基調としつつも、米国ヘヴィサイケバンドDREAMGRINDERにも通じるような、ダークなサイケデリアをまとったサウンドが特徴的です。また、T-07は陰鬱系ニューウェイヴ/ポストパンクの代表格JOY DIVISIONの名曲Twenty Four Hoursのカバーですが、その選曲も納得のある種ゴシカルなメランコリックな耽美センスも漂わせたスタイリッシュヘヴィロックは異彩を放っています。
この作風は本作のみであることから、本作のセンスはヴォーカルのJay Jaroszによるものという可能性が高く、一般層の嗜好に合わせたマーケティングの都合上でのヴォーカル起用とはいえ、想定以上の効果を生んでいます。
後発グループながら安易なフォロアーに陥らず、他のストーナーロックとは差別化が図られたサウンドは非常に魅力的で、一部では高評価で迎えられるも微妙にタイミングが合わずここでのブレイクはかないませんでした。

ヘヴィネス:★★★★☆|ダウナー度:★★★★☆|サイケ度:★★★☆☆
ヴィンテージ度:★☆☆☆☆|独自性:★★★★☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

Wild Wonderful Purgatory|ワイルド・ワンダフル・パーガトリィ

KARMA_TO_BURN_Wild_Wonderful_Purgatory

オリジナルアルバム – 2作目 (1999年)

本来の3ピース体制に戻り、ヴォーカルレスのパワートリオとなったアルバム。前作と比較すると、かなりオーソドックスなデザートロック系サウンドに近づいており、ロッキンなドライヴ感にあふれた心地よいヘヴィロックを展開しています。インストとはいえ躍動感にあふれたロックサウンドなので、一般ロックリスナーでも十分対応可能です。
ストーナーシーンでも、一般リスナーの嗜好やそれ合わせたマーケティングの都合上、ヴォーカル入りのオーソドックスな編成が主流ですが、本来は酩酊感の促進という機能性音楽の一面もあるだけに、ヴォーカルの存在はサウンドに完璧にマッチしてしない限り往々にして単なるノイズに陥りがち。その意味では、特にメッセージ性重視でなければヴォーカルレスはひとつの最適解と言えます。

ヘヴィネス:★★★★☆|ダウナー度:★★☆☆☆|サイケ度:★★☆☆☆
ヴィンテージ度:★★☆☆☆|独自性:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

Almost Heathen|オルモスト・ヒーゼン

KARMA_TO_BURN_Almost_Heathen

オリジナルアルバム – 3作目 (2001年)

Live in London and Chasing the Dragon|ライヴ・イン・ロンドン・アンド・ザ・ドラゴン

KARMA_TO_BURN_Live_in_London_and_Chasing_the_Dragon

ライヴアルバム (2009年)

Incantation’s Ingredients|インカンテイションズ・イングリディエンツ

KARMA_TO_BURN_Incantations_Ingredients

ミニアルバム:EP (2010年)

Appalachian Incantation|アパラチアン・インカンテイション

KARMA_TO_BURN_Appalachian_Incantation

オリジナルアルバム – 4作目 (2010年)

「Appalachian Incantation」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

V|ファイヴ

KARMA_TO_BURN_V

オリジナルアルバム – 5作目 (2011年)

「V」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Slight Reprise|サイレント・リプライズ

KARMA_TO_BURN_Slight_Reprise

オリジナルアルバム – 6作目 (2012年)

Live at Sidro Club|ライヴ・イン・シドロ・クラブ

KARMA_TO_BURN_Live_at_Sidro_Club

ライヴアルバム (2013年)

Live in Brussel|ライヴ・イン・ブリュッセル

KARMA_TO_BURN_Live_in_Brussel

ライヴアルバム (2013年)

Karma to Burn|カルマ・トゥ・バーン
ミニアルバム:EP (2013年)

KARMA_TO_BURN_Karma_to_Burn_ep

EP (1984年)

Arch Stanton|アーチ・ステーション

KARMA_TO_BURN_Arch_Stanton

オリジナルアルバム – 7作目 (2014年)

Arch Stanton
ハードロック¥1,528Karma to Burn

Mountain Czar|マウンテン・ツァー

KARMA_TO_BURN_Mountain_Czar

ミニアルバム:EP (2016年)

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