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★ IOMMI / GEEZER / BILL WARD(アイアミ / ギーザー / ビル・ワード) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|トニー・アイオミ,ギーザー・バトラー,ビル・ワード…真のBLACK SABBATHのスピリットを受け継ぐオリジナルメンバーのソロワークを紹介!!…必聴アルバムは?

BLACK_SABBATH_FAMILY ◆ A, B, C
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伝説の第一期BLACK SABBATHの中核として、歴史に残る名曲の数々を生み出してきた3人のオリジナルメンバーがバンドの外で繰り広げてきた個性的ソロプロジェクトの数々!!

BLACK SABBATH(ブラック・サバス)のオリジナルメンバーによるソロプロジェクトといえば、ロニー・ジェイムズ・デイオを迎えた第二期BLACK SABBATHに対抗して、若手ギターヒーローをフィーチャーして米国のメタルアイコンにのし上がったオジー・オズボーンバンドが思い浮かびます。
BLACK SABBATHメンバーによるソロプロジェクト活動については、別記事で取り上げていますがほぼオジー・オズボーンのひとり勝ちというほかありません。

しかし、他のオリジナルメンバーのトニー・アイオミ,ギーザー・バトラー,ビル・ワードの3人も、注目度ではオジーに大きく水をあけられているものの、それぞれで独自のソロプロジェクトを立ち上げ良質な作品や意欲的な作品を残しています。ここでは、それらのオジー・オズボーンを除くオリジナルメンバーのソロ作品を紹介します。

TONY IOMMI|トニー・アイオミ … BLACK SABBATHのバンドマスターとして強烈な個性を持つメンバーを仕切り、いかなる時もバンドの看板を守り続けてきた司令塔!

ギタリストのトニー・アイオミはBLACK SABBATHの中核といえる存在で、オリジナルメンバーで唯一全キャリアを通して在籍していました。ただ一人のオリジナルメンバーとなってもBLACK SABBATHを維持し続け、その看板を守り抜いたバンドの大黒柱ともいえる存在です。
オリジナルメンバーによる第1期とディオとのパワーバランスが拮抗していた第2期以降は、BLACK SABBATH名義とはいえ実質的にはどれもアイオミのソロプロジェクト同然の状態でした。しかし、BLACK SABBATの名義の扱いについてオズボーンサイドから横槍が入って、オズボーン不参加の状態ではBLACK SABBATを名乗ることができなくなりました。
そのため、ロニー・ジェイムズ・ディオとの第二期BLACK SABBATHリユニオンが『HEAVEN AND HELL』名義となったように、以前はBLACK SABBATとして行っていた活動も今後はアイオミ名義や他の名称で行われることになります。

IOMMI|DISCOGRAPHY

Iommi|アイオミ

IOMMI_Iommi

オリジナルアルバム – 1作目 (2000年)

ギーザー・バトラーのモダンメタル/モダンドゥームアプローチに刺激を受けたアイオミが、同様のコンセプトで制作したアルバム。本作はさらに豪華に新旧ヘヴィミュージックのビッグネーム(主にヴォーカリスト)を集結させ、一曲ごとに異なるメンツがヴォーカルをとっています。(参加ミュージシャンは下記の通り)

ロックファンならこの豪華な顔ぶれを見ただけで悶絶必至なのですが、コラボレーションがうまく機能しているとはいえず、尖りまくった個性派シンガーを完全に持て余しており、「コラボしてみた!」以上の化学反応は生み出せていない実にもったいない仕上がりです。

最大の問題は、個性派シンガーな歌唱を持ってしてもその楽曲を輝かすことはできなかった、アイオミの手による凡庸なヘヴィロックでしかない楽曲。一応は共作という体になっていますが、参加メンバーが大幅に手を入れているとは思えません。いずれにせよ、「これならサバスナンバーの再録の方が良かったのでは?」言われても否定できないレベルです。

【参加アーティスト】ヘンリー・ロリンズ(BLACK FLAG / ROLLINS BAND), スキン(SKUNK ANANSIE), デイヴ・グロール(FOO FIGHTERS / NIRVANA), サージ・タンキアン(SYSTEM OF A DOWN), フィル・アンセルモ(PANTERA / DOWN), オジー・オズボーン/ビル・ワード(BLACK SABBATH), ペーター・スティール(TYPE O NEGATIVE), イアン・アストベリィ(THE CULT), ビリー・コーガン(THE SMASHING PUMPKINS), ビリー・アイドル(GENERATION X) etc

|ドゥーム度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★☆☆☆
|叙情メロ度:★★☆☆☆
|メタル度:★★★★☆
|エクストリーム度:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 賛否両論 通好み 実験作 お布施

The 1996 DEP Sessions|ザ・1996・DEPセッションズ

IOMMI_The_1996_DEP_Sessions

オリジナルアルバム – 2作目 (2004年)

80年代にBLACK SABBATH名義でリリースされたものの、実質アイオミのソロだったSEVENTH STARでの相方、元DEEP PURPLEのグレン・ヒューズとのプロジェクトによる新作のために録音していたデモ音源が日の目を見たもの。

SEVENTH STARと同様にヒューズのソウルフルな歌唱を押し出した、ドゥーム色の控えめのハードロックで、特筆するほどの独創性や印象に残る名曲はdないものの、デモとしては丁寧なつくりでおおむね水準キープのアルバムではあります。

サバスフリークやドゥームメタルファンには物足りないので、ヒューズファンやオーソドックスなハードロックを嗜むリスナーに向けた作品と割り切り流べきですね。翌年に同プロジェクトでの新作が発表されたことを考えると、そのタイミングに乗じての前哨戦的な作品として発掘リリースされたものと考えていいでしょう。

|ドゥーム度:★☆☆☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|エクストリーム度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤

Fused|ヒューズド

IOMMI_Fused

オリジナルアルバム – 3作目 (2005年)

80年代にBLACK SABBATH名義でリリースしたSEVENTH STARに続く、グレン・ヒューズとのプロジェクトの第二弾アルバム。
第一期風のヘヴィ&スローなドゥームナンバーから、第二期のファストなヘヴィメタルナンバーまでが並んだアルバムですが、それほど突出した楽曲は見られません。ドゥームナンバーは“お仕事感”が強い往年の凄味全く感じられない反面、アップテンポなメタルナンバーはそれなりの水準を維持しています。
本作に限らず、00年代以降のドゥーム路線ではもはや焼き直し以上の印象を与えることはできなくなっているので、早様式美系の作風を中心に新機軸で緩急をつけてアルバムを組み立てたほうがいいように思われます。
ヒューズの歌唱だけで満足できるリスナーにはいいかもしれませんが、第一期BLACK SABBATHやドゥームメタルの愛好者に積極的にオススメできるアルバムではありません。

|ドゥーム度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★★☆☆
|メタル度:★★★☆☆
|エクストリーム度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤
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