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★ IOMMI / GEEZER / BILL WARD(アイアミ / ギーザー / ビル・ワード) ディスコグラフィー ★ トニー・アイオミ,ギーザー・バトラー,ビル・ワード…真のBLACK SABBATHのスピリットを受け継ぐオリジナルメンバーのソロワークを紹介!!…必聴アルバムは?

BLACK_SABBATH_FAMILY ◆ A, B, C
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BILL WARD|ビル・ワード … “縁の下の力持ちポジション”ながらフロントマンをも上回るの存在感でサウンドにもビジュアルにもインパクトを与え続けてきた酔いどれドラマー!!

オリジナルドラマーのビル・ワードはアディクト癖がたたってバンドを解雇されてからは、BLACK SABBATHの活動とは無縁の状態が続いていました。
90年代末のリユニオンでようやく古巣に復帰しますが、その後のオリジナルアルバムの制作やそれに伴うツアーでは、オズボーンサイドが健康面を理由にワードを排除するべく働きかけたため、オリジナルメンバーであるにもかかわらずただひとり不参加となり、オズボーンとの溝を深める結果となりました。
ポジション的に縁の下の力持ち的なイメージが強いワードですが、熱心なリスナーにとっては彼のドラミングとキャラクターはBLACK SABBATHとは不可欠なものであり、ワードに不参加のリユニオンにはBLACK SABBATHの意味をなさないと認められていました。
あまり大きく注目されることはないもののワードはマイペースなソロ活動を続けており、BLACK SABBATH的なヘヴィナンバーからポップナンバーやアコースティックナンバーまで、幅広い楽曲を詰め込んだ3枚のアルバムをリリースしています。

BILL WARD|DISCOGRAPHY

Ward One: Along the Way|ワード・ワン:アロング・ザ・ウェイ

BILL_WORD_Ward_One_Along_the_Way

オリジナルアルバム – 1作目 (1990年)

ヘヴィミュージックの激動期にリリースされた!stソロアルバムですが、ユーモラスなジャケットでかなり損をしており、そのアートワークからは想像つかないダークなヘヴィロックサウンドで、BLACK SABBATHサウンドを現代的なかたちで独自に再構築した意欲作です。
メンバーはゲストも含め延べ20名以上が参加しており、大半は無名ミュージシャンですが、かつての盟友オジー・オズボーンやCREAMのジャック・ブルースのような大物や、THIN LIZZY人脈のマルコ・メンドーサやKISSやBLACK SABBATHに参加経験のあるエリック・シンガーといった中堅どころも見られます。また、オジー人脈からザック・ワイルドやボブ・デイズリィらも参加しており、この時点では同じBLACK SABBATH解雇組とし仲間意識を持っていたことがうかがえます。

|ドゥーム度:★★★★☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|叙情メロ度:★★★☆☆
|メタル度:★★★☆☆
|エクストリーム度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤

When the Bough Breaks|ウェン・ザ・バウ・ブレークス

BILL_WORD_When_the_Bough_Breaks

オリジナルアルバム – 2作目 (1997年)

BLACK SABBATを思わせるヘヴィナンバーも見られますが、ここではそういったドゥーム路線は特に重視されているわけではありません。このアルバムを支配しているのは、ブルーズやソウル、フォークなどのアメリカンルーツミュージックを基調とした、アーシーでアコースティックな落ち着いた作風。
抑制の効いたソウルフルな楽曲が並んだ“渋めの大人ロック”といった風情で、メタル的な派手さも過剰さもみじんもありませんが、同時期のオジー・オズボーンのアルバムなどは格段に上回る楽曲がそろった上質な作品です。

|ドゥーム度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|叙情メロ度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|エクストリーム度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Accountable Beasts|アカウンタブル・ビースツ

BILL_WORD_Accountable_Beasts

オリジナルアルバム – 3作目 (2015年)

呪われたBLACK SABBATリユニオンアルバム『13(サーティーン)』の発売後にリリースされた3作目で、音質は自主制作レベル。
BLACK SABBAT風のドゥームナンバーから、ゴシック的なエッセンスも交えたモダンなヘヴィロックなど前作とは異なる現代的なサウンドを意識した楽興が並んだ作風で、時期的にもリユニオンアルバム『13』に向けて用意したマテリアルが、本作の元になっている可能性は十分にありえます。リユニオン予定通りにワードが参加できていれば、もしかすると凡庸な最大公約数アルバム『13』に一石を投じることができたかもしれません(結局マネージメントがゴネそうですが)。それを考えるとやるせなさが溢れてきますし、そうでなくてもワードの意地に乾杯したくなります。

|ドゥーム度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|叙情メロ度:★★★☆☆
|メタル度:★★★★☆
|エクストリーム度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 通好み スルメ盤 実験作
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