★ CELESTIAL SEASON(セレスティアル・シーズン)ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?| ゴシック/ドゥーム/ストーナー全てをまたにかけて頂点を極めたオランダの鬼才!!…必聴アルバムは?

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ゴシックメタルムーヴメント黎明期をいろどった個性派バンドは、サイケとゴシックという伝統のマッチングを90年代に顕現させ、ドゥームメタル最新モードとのクロスオーバーを経てサイケデリック&トランシーな本格的なストーナーロックに開眼!!

CELESTIAL SEASON(セレスティアル・シーズン)はオランダ出身のバンドで、ゴシックメタルからスタートして本格的なストーナーロックへと移行するという、比較的レアな経緯をたどったグループ。

PARADISE LOST,THE GATHERING,TIAMATといったパイオニア勢に刺激を受けて、続々と登場することとなるゴシックメタル第二世代に属するCELESTIAL SEASONですが、ムーヴメントの上澄みをすくった安易な模倣に終始するフォロアーが目立つ同世代の中では、独自性やクオリティ面を含めた総合力において頭ひとつ以上確実に抜きん出ており、デビュー当初からそれらとは完全に異なるステージに到達していました。

当初においては、多くのムーヴメント初期のゴシックメタルバンドと同様デスメタル/ドゥームデス(デスドゥーム)を基調としたスタイルでしたが、同じオランダのパイオニア的存在THE GATHERINGにならったようなオーケストレーションを用いたプログレッシヴロック的な展開を得意としていました。
その路線には不可欠ともいえるなシンセサイザーにバイオリンとチェロも加わった編成による、ストリングスを生かしたサウンドメイクも彼らの持ち味で、最多時にはパーマネントメンバーで7人という大所帯に達していました。

アルバムデビュー以降、ヴィンテージヘヴィロック化したCTHERDRALや米国ストーナーロックのヘヴィなサイケデリックサウンドにインスパイアされ、アルバムを重ねるごとにそれらのエッセンスが増してゆき、最終的にはゴシックメタルテイストとストーナーテイストの比率が完全に逆転して、耽美テイストを持ったサイケデリックなストーナーロックスタイルを完成させます。

本来、ゴシックとサイケデリックは、80年代ニューウェイヴ/ポストパンクシーンのゴシックロックとネオサイケ関係性はもちろんのこと、それらの原点にあたるDOORSやTHE VELVET UNDERGROUNDなどまでさかのぼれるほど、長きにわたる深い関係にありました。当選、ゴシックメタルシーンから登場した中にも時折サイケデリックなアプローチをここの見るグループは存在していましたが、CELESTIAL SEASONのようにゴシックメタルから本格的なストーナーロックに移行したバンドは、かなり異例の存在と言っていいでしょう。

彼らは、2001年に一度活動停止となりその後2011年に活動再開していますが、復活後の作品リリースは過去音源の再発や編集盤に限られており、ニューアルバムを含めた新しい音源は発表はアナウンスされていません。

CELESTIAL SEASON|DISCOGRAPHY

Flowerskin|フラワースキン

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シングル (1993年)

Forever Scarlet Passion|フォーエヴァー・スカーレット・パッション

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オリジナルアルバム – 1作目 (1993年)

ゴシックメタルのパイオニア勢に刺激を受けて登場した第2世代はまさに玉石混交の体をなしていましたが、当時は耽美志向/メロディ志向のデスメタル/ドゥームメタルがまだ珍しい存在だったため、それだけで注目されて過剰評価される風潮もありました。
そんな中でこのアルバムは、非凡なメロディセンスとダイナミクス持ったを本作は申し分ない仕上がりで、デビュー当初からパイオニア勢に匹敵する高い水準に達していた例外的な存在として、凡百のフォロアーに格の違いを見せつけています。
基調となるのはゴシックメタル黎明期に特有の、ダウナーなドゥームデスサウンドに耽美的でメランコリックなメロディを織り交ぜたスタイルではありますが、単なるスローなデスメタルではなくダイナミックなグルーヴを感じさせるあたりは、70年代風のヘヴィロックのをルーツに持つことをうかがわます、他のフォロアーとは一線を画しています。

ゴシック度:★★★★★|ドゥーム度:★★★★★|サイケ度:★☆☆☆☆
レトロ度:★★☆☆☆|プログレ度:★★★★☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作 お布施

Solar Lovers|ソラー・ラヴァーズ

CELESTIAL_SEASON_Solar_Lovers

オリジナルアルバム – 2作目 (1995年)

基本的な作風には前作から大きな変化はありませんが、ややアトモスフィアに頼りがちな作風に向かわざるを得なかった前作とは一転して、ロック本来のダイナミクス持たせて聴かせるることに成功しており、様式化しつつあったありがちなゴシックメタル様式からの逸脱する意志と明確な成長が見て取れます。
ダークでドゥーミィなサウンドにデスヴォーカルが乗るサウンドにメランコリックな美麗まメロディやがはさまり。耽美的なエッセンスで装われた前作同様のゴシックメタル。その中に、ヴィンテージテイストの90年代ドゥームメタルやストーナーロックに通じる、サイケデリックなヘヴィテイストが、アルバムの端々で顔をのぞかせるようになったことで、凡庸なフォロアーと一線を画す彼らの独自性がさらに強まっています。

ゴシック度:★★★★★|ドゥーム度:★★★★★|サイケ度:★★☆☆☆
レトロ度:★★☆☆☆|プログレ度:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作 お布施

「Solar Lovers」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Sonic Orb|ソニック・オーブ

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ミニアルバム:EP (1995年)

ゴシックメタルとドゥーム/ストーナーロックのハイブリッドサウンドとしては、ひとつの到達点となった作品。
ゴシック, ドゥーム, ストーナー、これらのどれかに偏ることも完全に一体化することもなく、それぞれの特性が絶妙なバランスで混じり合い、時にヴィンテージフレーバーもただ弱さた作風は他に類を見ないもの。もっとも、これに近い他バンドの試みが皆無だったわけではありませんが、その中ではひときわ特異なアプローチで異彩を放っており、突出した完成度も考えれば、ここで聴ける楽曲に匹敵し得るものはこの前後の時期には見られませんでした。
この時点ではこれ以降は、完全にドゥームメタル/ストーナーロックジャンルのサウンドへと移行してしまうため、これまでのようにゴシックメタルの文脈では語ことはできないサウンドとなるため、ミニアルバムながら彼らのキャリアではもっとも大きな存在感を持つ作品です。

ゴシック度:★★★★★|ドゥーム度:★★★★★|サイケ度:★★★☆☆
レトロ度:★★★☆☆|プログレ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作 お布施

「Sonic Orb」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Black Queen Is Dynamite|ブラック・クイーン・イズ・ダイナマイト

CELESTIAL_SEASON_Black_Queen_Is_Dynamite

シングル (1997年)

Orange|オレンジ

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オリジナルアルバム – 3作目 (1997年)

本格的なドゥーム/ストーナー路線に舵を切ったアルバムで、デザートロック系のUSストーナーサウンドが音楽的なベースとなりました。そこにCATHEDRALの2nd以降のヴィンテージテイスト持つドゥームメタルがミックスされ、さらにはゴシックメタル由来の欧州的な耽美センスとメランコリックなエモーションも色を添えてています。その絶妙なブレンド加減は彼らのキャリアの中でも突出した仕上がり。
ゴシカルドゥーム/ゴシカルストーナーともいえる独自のサウンドは、80年代から続く耽美志向のネオサイケに近い繊細な美意識にあふれており、それが90年型のストーナーロックとはひと味違う独特の感触を聴き手に与え、ゴシックメタル就寝と聞かされればさもありなんと言った空気感をかたちづくっています。

ゴシック度:★★★☆☆|ドゥーム度:★★★★☆|サイケ度:★★★★☆
レトロ度:★★★☆☆|ストーナー度:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作 お布施

Chrome|クローム

CELESTIAL_SEASON_Chrome

オリジナルアルバム – 4作目 (1999年)

前作はusストーナーロックのフォーマットを取り入るながらも、憂いに満ちたダークなヘヴィロックサウンドと時折強烈に香るゴシックテイストがゴシックメタルという出自を意識させるものでした。
ここではさらにストーナーサウンドへと一歩踏み込み、これまでのスモーキーなデザートロックテイストのみならず、SLEEPにも通じるトランシーな作風までもを取り入れ、ゴシカルな美意識よりもスペーシーなサイケデリアが押し出された音楽生を追求しています。
以前と比較すると彼らならではの独自性は薄れたものの、US系のバンドとはひと味違う端正で叙情的な味わいは健在で、ほんのり漂うヴィンテージ&ゴシックフレーバーが効果的なアクセントとして響いてきます。

ゴシック度:★☆☆☆☆|ドゥーム度:★★☆☆☆|サイケ度:★★★★☆
レトロ度:★★☆☆☆|ストーナー度:★★★★★|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作 お布施

Lunchbox Dialogues|ランチボックス・ダイアローグス

CELESTIAL_SEASON_Lunchbox Dialogues

オリジナルアルバム – 5作目 (2000年)

欧州的な美意識やメランコリックな叙情性や持った、USデザートロックスタイルのストーナーサウンド、という点では前作と同様。しかし、以前のドゥーミィな陰鬱さや前作までの圧力が強いヘヴィネスは控えめで、躍動感をもった楽曲もあるものの全体的には緩やかなゆったりした曲調が中心となり、浮遊感に満ちた穏やかな空気がアルバムを覆っています。
これによって、練り込まれた楽曲のデリケートで端正な構築美はさらに際立つようになり、ゴシック系のネオサイケサウンドにも通じるドリーミーなアトモスフィアを創り出しています。
派手さはないものの、前作あたりのヘヴィネス重視の作風よりは彼らの持ち味を活かせる作風で借り物感も薄れていますし、何より寡作が惜しまれる完成度の高さは折り紙付きでバンドの信頼度は揺るぎません。

ゴシック度:★★★☆☆|ドゥーム度:★★☆☆☆|サイケ度:★★★★★
レトロ度:★☆☆☆☆|ストーナー度:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作 お布施

Songs from the Second Floor|ソング・フロム・ザ・セコンド

CELESTIAL_SEASON_Songs_from_the_Second_Floor

ミニアルバム:EP (2001年)

Decamerone|デカメロン

CELESTIAL_SEASON_Decamerone(2011)

シングル (2011年)

The Merciful|ザ・マーシフル

CELESTIAL_SEASON_The_Merciful

コンピレーションアルバム – 5作目 (2020年)

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