★ OPETH(オーパス)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|次世代プログレ・メタルとして世界的な成功を収めたスウェーデンの耽美派デスメタル!!…必聴アルバムは?

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 スウェーデンのプログレ志向の耽美派デスメタル・バンドは、様々な好機をものにして世界的有数のプログレメタル・バンドに成長、ヴィンテージ・メタルとしても新たな道を切り開く!?

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OPETH(オーペス)は、スウェーデン出身のデスメタル/ヘヴィメタル・グループ。

耽美系デスメタル第二・第三世代の出世頭!?

90年代前半のスウェーデンでは、〈EDGE OF SANITY〉,〈DARK TRANQUILLITY〉,〈AT THE GATES〉,〈TIAMAT〉,〈THERION〉,〈KATATONIA〉,〈CEMETARY〉といった、のちに北欧の「メロディック・デスメタル」や「ゴシックメタル」のジャンルを形成し、そのパイオニアとして語られるメロディや叙情性/耽美性を押し出したデスメタル・グループが続々と登場します。
同時期のフィンランドでも、〈AMORPHIS〉,〈SENTENCED〉耽美路線でが頭角を現し、「北欧耽美デス」のシーンが形成されます。

OPETHは、これらの影響下で登場した「北欧耽美デス」第二世代の代表的グループのひとつであり、その中でも、特にムーヴメント収束後の00年代〜10年代にかけて大きな躍進を見せ、同様のグループの中では異例共言える、英米を含めた世界的な成功を収めたバンドとなりました。

OPETHの音楽性と位置付け!?:90年代

OPETHは、スウェーデンのミュージシャン兼プロデューサー、“ダン・スウォノ(スワノ)”によるプロデュース/アポートの元でアルバム`デビューを果たしています。

この初期の音楽性は、「メロデス」とドゥームデスをベースとした良きの「ゴシックメタル」が同居したスタイルでしたが、この当時よりプログレテイストは加味されていました。

ダン・スウォノは、〈EDGE OF SANITY〉の中心メンバーとして知られる人物ですが、アンダーグラウンド.シーンのプロデューサーやエンジニアとしても膨大な数のアーティストを手掛けています。

中でも、〈KATATONIA〉〈THEATRE OF TRAGEDY〉〈GODSEND〉〈NOVEMBRE〉耽美志向/プログレ志向のデスメタルを多数世に送り出したことで、それらの界隈では大家に近い位置にあり、名も知らぬ新人グループをその名ひとつで“スウォノ買い”するリスナーも多数存在していました。

OPETHがデビュー当初からそれなりのに注目を集めることができた要因には、若手の中では比較的秀でた技量もさることながら、初期に作品を手がけたスウォノのブランド力も無視することはできないでしょう。

なお、この時期のOPETHには、根本的な音楽性の変化は見られず、クリーンヴォーカルの導入や、耽美的あともしフェアの強化など、デビュー当初のスタイルのソフィスティケート/ブラッシュアップに終始しています。

OPETHの音楽ジャンルは!?

OPETHは、本来の音楽性がいくつかのジャンルの影響を反映したやや複合的なスタイルだったことと、そのキャリアの中で何度か主軸となる音楽性を更新していることから、複数のジャンルにカテゴライズされ、それら各々の文脈の中で語られています。

それらのジャンルには、「デスメタル」,「ブラックメタル」,「ドゥームメタル」,「ゴシックメタル」,「メロディック・デスメタル(以下メロデス)」,「プログレッシヴ・メタル(以下プログレ・メタル)」,「ヴィンテージ・メタル」,「トラッド・メタル」,「シンフォニック・メタル」などが挙げられ、加えるなら、予知広義的な「ヘヴィメタル」として扱われることもあります。

OPETHの音楽性と位置付け!?:00年代

90年代はマニア人気にとどまっていたOPETHですが、00年代に入ると転機が訪れます。

いくつかの要因が重なった幸運によって一気にブレイクを果たし、90年代とは比較にならないほど知名度を拡大、英米を含めた各国で商業的な成功を収めることに成功しました。

これには、「ニューメタル」ブームからの世界各国でのヘヴィメタル・リバイバルの勃発に加え、「ポストロック」「ポストハードコア」「ポストメタル」と称された、いわゆる“ポスト系”の次世代型プログレのブームを経ての、プログレ再評価/リバイバルの動きも影響しています。

さらに、大きな一因と考えられるのが、モダンプログレ界隈の顔役スティーヴン・ウィルソンのバックアップを得られたこと。

ウィルソンは、90年代以降の次世代UKプログレを代表するバンド、〈PORCUPINE TREE〉の創設者として知られる英国イングランドのミュージシャン。
他にも、ソロや複数のプロジェクトでの活動、他のグループへのゲスト参加、各種バンドのプロデュースやエンジニアリング…など、幅広いを見せる才人でです。
現在のプログレ界隈では「ベテランも認める最も信頼の厚いブランド」ともいえる存在に成長しており、特に名盤リイシュー時のミキシングには引っ張りだことなっています。

OPETHの作品には、2001年の6作目『Blackwater Park』から続けて3作品にわたって参加。
プロデューサー/エンジニアの役割に加え、各種パートのサポート演奏/バッキング・ヴォーカルと全面的に関わっており、その後もミキシングなどで協力関係にあります。

ウィルソンとの本格的コラボレーションは、メタルバンドとしては初めてのケースであり、これがプログレ界隈を含めて幅広く認められる一因となったのは間違いないところですし、多少なりとも音楽性の幅を押し拡げる結果にもつながりました。

OPETHの音楽性と位置付け!?:10年代

OPETHは、2011年の10作目『Heritage』からは、トラディショナルな60〜70年代プログレッシヴ・ロック/ハードロックの要素を強めた、そのリバイバル的な作風へとシフトしてゆきます。

これについては、OPETH本来のプログレ志向に加え、先んじて同様のアプローチを取り入れていた〈MASTODON〉や、〈GHOST〉〈BARONESS〉らが頭角を現したことでこの時期に一気に増殖した、「ヴィンテージ系」と称される一派らの台頭が、影響を与えたと考えられます。

この変化によって、従来のデスメタル/ヘヴィメタルを基調としたスタイルから、本格的に逸脱したこともあり、オールドファンからは批判も少なくありませんでしたが、一般的には高評価を得ており、新たなリスナーの獲得にも成功しています。

OPETHのバンド体制は!?

OPETHは、結成時より何度かのメンバー変更を重ねており、デビュー時には創設メンバーはすでに不在となっています。
アルバムデビューから現在に至るまでは、現時点で唯一のオリジナル・メンバーである、ギター兼ヴォーカル担当のフロントマン、ミカエル・オーカーフェルトを中心とした活動を続けています。

最初期においては、ツインギターの一翼を担ったギタリストのピーター・リンドグレンとの創作麺も含めた二頭体制で、デビューアルバムでは初代ドラマーのアンダース・ノルディンも共にソングライティングを受け持っていましたが、90年代の末期からは、すでにオーカーフェルト主導となっており、創作面でもほぼワンマン体制となっています。

後の、2006年〜2007年にかけてのリンドグレンと二代目ドラマーだったマーティン・ロペスという、黄金期のメンバー2名の脱退により、現在では、ベーシストのマルティン・メンデスがオーカーフェルトに次ぐ古参となりました。
それ以降は、各パートとも入れ替わりはも少なく安定してはいるものの、多くのバンドを渡り歩き現在も複数のグループに籍を置くフレドリック・オーケソン(Gt.)をはじめとして、セッション・ミュージシャンに近い立ち位置の顔ぶれとなっています。

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