★ HOLY MOSES(ホーリー・モーゼス)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|魅惑のデスヴォイスを持つ元祖エクストリームメタルクイーンを擁する最強のジャーマンデスラッシュバンド!!…必聴アルバムは?

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★ HOLY MOSES(ホーリー・モーゼス)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|魅惑のデスヴォイスを持つ元祖エクストリームメタルクイーンを擁する最強のジャーマンデスラッシュバンド!!…必聴アルバムは?

HOLY MOSES(ホーリー・モーゼス)は、ドイツメタルシーンでも有数の名プロデューサーのアンディ・クラッセンとサビーナのクラッセン夫婦(当時)を中心としたジャーマンスラッシュメタルバンドで、限りなくデス声に近いサビーナのヴォーカルスタイルとエクストリームなサウンドから、プロトデスメタル/アーリーデスメタルとして認識されている、いわば80’デスラッシュの代名詞のひとつです。

ジャーマンスラッシュシーンでもかなりの古株に当たるベテランですが、立ち位置的にはKREATOR, SODOM, DESTRUCTIONのBIG3に続く第2グループにあたるポジションとして、ややマニアックなリスナーからの支持を集めていました。

しかし、保守的でマッチョのな男性原理主義の強いメタルシーンでは、80年代ではスラッシュメタルでさえ過激すぎて「こんなの音楽じゃない!」などと言われていましたし、女性ヴォーカリストを擁したバンドはウケ狙いのアイドルかイロモノと言う認識が一般的でした。特に日本はその傾向が強かったため、先鋭的なエクストリームサウンドと女性フロントマンというそのる両方に当てはまるHOLY MOSESは、必然的にキワモノ扱いを受けてメディアからも蔑まれる存在で、一部の理解あるファンのみに支えられ続けていました。

彼らの音楽性は、ストレートなスラッシュメタルだったり、オーソドックスなヘヴィメタルに接近したり、ハードコア/グラインドコア色が強かったり、ほぼデスメタルといっていいサウンドだったりと、アルバムによって微妙に作風が異なりますが常に80年代メタルバブルとは無縁のエクストリームでハードコアなアンダーグラウンドサウンドを追求していたグループです。

その意欲的で先鋭的な音楽性にもかかわらず、90年代に入るとメンバーの脱退やクラッセン夫妻の離婚などの原因が重なったこともあり、当時の多くのスラッシュバンド同様活動停止となってしまいます。しかし、デスメタルの一般化, スラッシュメタルリバイバル, THE GATHERINGやARCH ENEMYなど女性ヴォーカルバンドのブレイクといった彼らにとって追い風といえる状況が広がった2000年代に、サビーナ以外は新規メンバーという彼女のプロジェクトに近い形で再始動。
前記のヘヴィメタルシーンの変化もあって高い支持を集め、コンスタントな活動を続けています。

HOLY MOSES|DISCOGRAPHY

Queen of Siam|クイーン・オブ・サイアム

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オリジナルアルバム – 1作目 (1986年)

デスメタルのプロトタイプともいえる初期デスラッシュスタイルのアルバムでは、過剰さのみならず名盤と呼べる高い完成度を持っていたアルバム。 アンディの志向を反映してかハードコア色も強くMOTORHEADに近いハードロックンロールテイストも感じさせ、T-05で披露しているアンディのヴォーカルもレミーに近い感触です。

スラッシュ度:★★★★★|デスメタ度:★★★☆☆|ハーコー度:★★★★☆
様式美度:★☆☆☆☆|ファスト度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み

Finished with the Dogs|フィニッシュド・ウィズ・ザ・ドッグ

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オリジナルアルバム – 2作目 (1987年)

ハードコアのエッセンスもあるものの、比較的オーソドックスなスラッシュメタルサウンドを持ったアルバム。 疾走感溢れる高品質なファストナンバーが中心となっており、まさにスラッスメタルファン好みのサウンドということから特にオールドスクールスラッシャーの評価が高い作品です。

スラッシュ度:★★★★★|デスメタ度:★★★☆☆|ハーコー度:★★★☆☆
様式美度:★★☆☆☆|ファスト度:★★★★★|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤

The New Machine of Liechtenstein|ザ・ニュー・マシーン・オブ・リヒテンシュタイン

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オリジナルアルバム – 3作目 (1989年)

サビーナのエクストリームなヴォーカルスタイルは変わりありませんが、オーソドックスなヘヴィメタル/パワーメタルに近い様式美とテクニカルなエッセンスが増し、ドラマティックで凝った作風の楽曲も多いことから、一般のメタルリスナーにも比較的受け入れられやすいアルバムです。
ハードコア色の強い初期作品の中ではやや異色なアルバムですが、スラッシュメタルとしてのアグレッションは健在で、完成度も文句なしです。

スラッシュ度:★★★★★|デスメタ度:★★☆☆☆|ハーコー度:★★☆☆☆
様式美度:★★★★☆|ファスト度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤 実験作

World Chaos|ワールド・ケイオス

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オリジナルアルバム – 4作目 (1990年)

アートワークやDEAD KENNEDYSのカバー(T-11)も含めもっともハードコアテイストの強いアルバムで、そのことからメタルクラスタの評価はかんばしくありませんが、実験性も強い意欲作で完成度においても彼らのカタログ中では上位に位置しています。デスメタル色はやや薄めで、再びロッキンでパンキッシュな楽曲も見られるようになりましたが、それに限らずメタル色の強い作風からファストスラッシュまで多彩な内容で、いずれも高品質です。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|メロディ:★★★★☆
大作度:★★★★☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆
殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

Terminal Terror (Τηεοτοχψ)|ターミナル・テラー

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オリジナルアルバム – 5作目 (1991年)

アンダーグラウンドでのデスメタル人気の高まりを反映してか、これまで以上にデスメタリックなサウンドに仕上がったアルバム、リフもデスメタル寄りのものが目立つようになりました。また、ヘヴィグルーヴ時代の到来を視野に入れたかのようにグルーヴメタル寄りのナンバーも見られ、前作と作風は異なるものの楽曲は同様に多彩。
一聴するとオーソドックスなようで、そのじつ彼らならではの個性にあふれたハイクオリティな楽曲がそろっており、これもまたデスラッシュの名盤と呼べる一枚です。

スラッシュ度:★★★★★|デスメタ度:★★★★☆|ハーコー度:★★★★☆
様式美度:★☆☆☆☆|ファスト度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作

「Terminal Terror」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Reborn Dogs|リボーン・ドッグ

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オリジナルアルバム – 6作目 (1992年)

デスメタルテイストが強まった前作にも増してデスメタリックな作風で、また、ファストナンバーがアルバムの主流なったこともあって、最もデスメタルに接近したアルバムと言っていいでしょう。もちろん、クロスオーバーバンドD.R.I.のカバーT-08にも見られるようなハードコア志向も感じさせますが、いずれにせよ過去最高にヘヴィでエクストリームな作品となりました。
デスメタルの偏見が強い時代でもあったことから賛否両論気味で、特に生粋のスラッシャーには受けが良くなかったようですが、これもまた過去作と同様に高品質でスキの無いアルバムです。

スラッシュ度:★★★★☆|デスメタ度:★★★★★|ハーコー度:★★★★☆
様式美度:★☆☆☆☆|ファスト度:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

Too Drunk to Fuck|トゥー・ドランク・トゥ・ファック

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ライヴ/カバー/レア (1993年)

No Matter What’s the Cause|ノー・マター・ワッツ・ザ・カース

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オリジナルアルバム – 7作目 (1994年)

実質的にはアンディのソロプロジェクトによる作品で、当時BRUTAL TRUTHで勢いに乗っていたダン・リルカー(Dan Lilker)とドイツのストロングなメタリックハードコアRYKER’Sの(Sven “Meff” Herwig)によるスリーピースバンドです。サビーナとは前作リリース後離婚していますが(現在も姓はクラッセンを使用)、バッキングヴォーカルという形で参加しており、T-11ではリードヴォーカルを担当。
その顔ぶえからも想像できるとおりアンディのハードコア志向が強く現れており、ほぼグラインドコアと言っていいスタイルに仕上がっています。余分なものをそぎ落としたミニマルで荒々しいサウンドから、必然的にスラッシャーには評判のよくないアルバムですが、高品質であることに変わりはないので熱心なサビーナファンでなくハードコアもイケる口なら十分に堪能できるはずです。

スラッシュ度:★★☆☆☆|デスメタ度:★★★★☆|ハーコー度:★★★★★
様式美度:★☆☆☆☆|ファスト度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

Master of Disaster|マスター・オブ・ディザスター

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ミニアルバム (2001年)

サビーナ以外は新規メンバーで構成された新生HOLY MOSESの初作品で、アンディはバンドメンバーとしては参加していませんが、プロデュースやエンジニアとしての他演奏サポートや楽曲提供などで大きな貢献をしています。
スウェディッシュ系の新世代デスラッシュやメロディックデスメタル、ヘヴィグルーヴなどのモダンサウンドを視野に入れた、いわゆるネオスラッシュに近い当世風のサウンドで、その作風の変化については賛否が分かれるところですが、再起を目指して持てる力のすべて注入したことがうかがえる気合い十分の充実作であることは確かで、それに見合った高品質な楽曲がそろっています。
ミニアルバムということで全5曲とコンパクトなことも影響しているでしょうが、復帰後の作品の中では圧倒的な完成度を誇っており、またフルアルバムとも収録曲は重ならないので、解散前のアルバムを別にすれば間違いなく最優先で入手するべき必携の一枚と言っていいでしょう。

スラッシュ度:★★★★☆|デスメタ度:★★★★☆|ハーコー度:★☆☆☆☆
様式美度:★★★☆☆|ファスト度:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

Disorder of the Order|ディスオーダー・オブ・ザ・オーダー

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オリジナルアルバム – 8作目 (2002年)

復活後のフルアルバム第1弾となるアルバム。先のミニアルバムMaster of Disasterと同様に、北欧系のメロディックデスメタルやネオスラッシュと呼ばれる新世代デスラッシュを取り入れ現代的なスタイルへとチューニングされた作風。
そのMaster of Disasterと比較すると、フルアルバムで曲数が多い分だけやや密度が薄く感じられるだけでなく純粋に楽曲面で1枚落ちる印象もありますが、水準の遥か高みを行く高品質なモダンスラッシュアルバムであることに変わりありません
ここでもアンディ・クラッセンが裏方ながら多大な貢献を見せており、彼が関わっていない次作以降のアルバムと比較するとその力量の大きさが確認できます。

スラッシュ度:★★★★☆|デスメタ度:★★★★☆|ハーコー度:★☆☆☆☆
様式美度:★★★★☆|ファスト度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 賛否両論

Strength Power Will Passion|ストレングス・パワー・ウィル・パッション

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オリジナルアルバム – 9作目 (2005年)

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Agony of Death|アゴニィ・オブ・デス

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オリジナルアルバム – 10作目 (2008年)

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30th Anniversary: In the Power of Now|30thアニバーサリー:イン・ザ・パワー・オブ・ナウ

HOLY_MOSES_30th_Anniversary_In_the_Power_of_Now

ベストアルバム (2012年)

Redefined Mayhem|リディファインド・メイヘム

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オリジナルアルバム – 11作目 (2014年)

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