★ SAXON(サクソン)ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|パワフル&マッチョなバイカーメタルで覇権を狙ったNWOBHMムーヴメントBIG4の重鎮!!…必聴アルバムは?

SAXON_Logo ◆ S, T

Contents

NWOBHMのトップに位置するBIG4の中では最も個性が薄く印象の薄い存在ながらヨーロッパではカリスマ的な人気を誇る、“スモール・イン・ジャパン”メタルバンドの代表格!!

SAXON(サクソン)は、NWOBHMムーヴメントを代表するイギリスのヘヴィメタルグループ。

SAXONはNWOBHMシーンの代表的バンド!?

SAXONは、その名義でのアルバムデビューよりはるか以前の70年代初頭から、何度かバンド名を変えつつ活動を展開していました。
その後、80年代イギリスの新世代ハードロック/ヘヴィメタルムーヴメント、NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)として頭角をあらわし、シーンを代表するトップバンドのひとつに成長します。
現在では、IRON MAIDEN, DEF LEPPARD, VENOMとともにNWOBHMのBIG4と一部で称されることもあります。

SAXONはNWOBHMシーンの最古参バンド!?

SAXONはNWOBHMシーンの中でも特に古参のグループで、アルバムデビュー自体も79年とやや早く、さらに、母体となる別名義のバンドSON OF A BITCHでの活動を含めるなら、活動は70年代初期にまでもさかのぼります。

そのキャリアはUKメタルオリジネイターのJUDAS PRIESTにも匹敵し、世代的にはむしろそちらに属しており、NWOBHMムーヴメント到来時にはすでに中堅〜ベテランに近い存在でした。

SAXONはワイルドなバイカーメタルバンド!?

キャリア古さも影響してか、70年代風のブリティッシュ・ハードロックからスタートしたSAXONですが、2んdからはMOtORHEADやAC/DCなどの影響を反映し、そのハード&ヘヴィなロックンロールをミックスした、ハードロッキンなヘヴィメタルに移行。

バイク乗りをターゲットにした、そのアンセム的な役割を持つ“バイカーメタルバンド”としてのポジションを確立。バイク乗りコミュニティからも支持を集めるグループとなります。このイメージは今も受け継がれています。

しかし、バイカーからの熱烈な人気を集めていながらも、音楽性のみにスポットを当てるならば、結果的に純粋なバイカーメタルと呼べる期間はそれほど長くありませんでした。

SAXONの音楽性とは!?

ロッキンなバイカーメタルとして名を挙げたSAXONですが、本質的な部分にミーハーでメジャー志向なところが目立つバンドです。
また、マッチョなバンドイメージに反してポップな作風を好むほか、様々なスタイルに対応できる器用さも持ち合わせていました、

そのため、時期ごと/アルバムごとに何度となく異なる音楽性を試みてきましたが、根本的にバンドの核となる明確な“不変の個性”を欠いていたことから、アルバムによっては別バンドにも思えるほどの変化を見せています。

バイカーメタルから様式美へ!SAXONの華麗な変遷!?

80年代には、ヘヴィメタルの最大市場に成長したアメリカのメインストリームでの成功を意識して、ポップなでキャッチーなスタイルへのローカライズを試み、ポップメタル, グラムメタル, 産業ロック, AORなど、ヒットチャート系のサウンドを展開します。

90年代に入ると、再びストロングスタイルのヘヴィメタルへ接近しつつ、グランジやヘヴィグルーヴなどの同時代的なヘヴィミュージックのトレンドを意識して、そその影響を音楽性に反映させてゆきます。

最終的には、より普遍的/伝統的なヘヴィメタル様式を追求する道を選び、トラディショナルなヘヴィメタル, より大仰なエピックメタル, よりアグレッシヴなパワーメタルなどを取り入れた、ヘヴィメタルの王道とも言えるスタイルを展開することとなります。

NWOBHMシーンのバンドとしての評価は!?

最も勢いがあったバイカーメタル時代のSAXONは、UKメタルのパイオニアで世代も近いJUDAS PREASTや、NWOBHM最大の出世頭IRON MAIDENと同列に語られる人気を得ていました。
しかし、現在ではシーンの中での格や存在感、あるいはメタル史上の重要性おいて、そのに2バンドとは大きな差がついています。

また、念願だったアメリカでの成功については、DEF LEPPARDに大きく水をあけられましたし、先鋭性的なエクストリームな音楽としての評価や後続への影響力については、VENOMと比ぶべくもありません。

それでも、イギリスやヨーロッパでは確固たるファンベースを確立して、熱心なファンからはカリスマ的人気を得ていますし、日本でもそれなりの注目を集めていました。

ふたつのSAXONに分裂して活動中!?

SAXONは1996年以来、2人のオリジナルメンバー、ビフ・バイフォード(Ba.Vo.)とポール・クイン(Gt.)を中心に活動していましたが、過去に解雇され『SON OF A BITCH』名義で活動していたグラハム・オリバー(Gt.)ら元オリジナルメンバーとの間で、SAXON名義の使用権をめぐって法廷闘争が勃発。

結果的に、SAXON名義はバンド側が勝ち取り、短命が多いNWOBHMとしては珍しく波はあれど常に一線での活躍を続けています。
一方、グラハム・オリバーとスティーブ・ドーソンは、現在は『OLIVER/DAWSON SAXON』名義で活動しています。

SAXON|DISCOGRAPHY

Saxon|サクソン

SAXON_Saxon

オリジナルアルバム – 1作目 (1979年)

この時点ではまだヘヴィメタルサウンドの確立には至っておらず、スピード/ヘヴィネスともに控えめ。70年代ブリティッシュロックの影響が色濃い古典的なハードロックで、URIAH HEE初期のJUDAS PRIESTなどにも通じるドラマティックで叙情的なサウンドが特徴的です。

バンド自体がすでにベテランに近かったこともあり、新世代によるハードロック・リバイバルというよりは、前の世代のUKハードロックの流れをくんだものという色合いが強めです。

アップテンポのT-05, T-06などはややメタル寄りですが、ヘヴィメタルサウンドを期待すると肩透かし。とはいえ、叙情的なUKハードとしては及第点は余裕でクリアしています。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み

Wheels of Steel|ホウィールズ・オブ・スティール

SAXON_Wheels_of_Steel

オリジナルアルバム – 2作目 (1980年)

MOTORHEADやAC/DCなどのハード&ヘヴィなロックンロールと、ブリティッシュハードロックをミックスしたような、バイカーロック的な“メタル’n’ロール”を主力にしつつも、US産業ロック風のポップチューンもアリというやや雑多な作風。
のちにアメリカンポップメタルに転向したとしてバッシングされるSAXONですが、本作を聴けばその傾向はの時点からすでに健在だったことがわかります。

シーンのトップを張るには、IRON MAIDENなどと比較しても独自性の薄さが気になるところで、これはその後も付きまとうことになりますが、ほどほどにキャッチーな楽曲はおおむね高品質。
中でも、ロッキンなT-01やT-07あたりは、オールタイムベスト級の代表曲でもありなかなか魅力的です。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★★★☆
ロッキン度:★★★★☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

Strong Arm of the Law|ストロング・アーム・オブ・ザ・ロウ

SAXON_Strong_Arm_of_the_Law

オリジナルアルバム – 3作目 (1980年)

前作から一気にヘヴィメタルテイストが強まった作風で、アルバムの目玉にも突進力あふれるスピードメタルナンバーが据えられています。
加えて、前作で見せた“メタル’n’ロール”やポップな産業ロックも健在で、作風の幅が広がっています。

ただし、彼らの得意とするスピードメタルのT-01, T-02、ロッキンなT-04, T-05, T-06といったアグレッシヴな曲は、NWOBHMの顔にふさわしい堂々とした見事な仕上がりですが、それ以外が大幅に劣るという波の激しい仕上がりです。

それでも本作については、上記の名曲軍の出来の良さが他の不出来具合を帳消しにしても余りあるため、その差し引き分だけでも十分に名盤の称号に値すると言っていいでしょう。

結果的に、このバイカーメタルスタイルは本作で打ち止めとなりますが、このスタイルを突き詰めていたならば、あるいは、彼らに欠けている“バンドの核となる明確で普遍の個性”を確立できていたかもしれません。

王道メタル度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★★☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Denim and Leather|デニム・アンド・レザー

SAXON_Denim_and_Leather

オリジナルアルバム – 4作目 (1981年)

アメリカ進出を意識してか、中〜低速主体へとシフトチェンジしており、前作で見せた破壊力抜群のスピードメタルチューンはほぼ封印されたも同然。
スピーディーな曲も数曲は見られるものの、これがどうにも凡庸で切れ味がイマイチでパッとしません。

一方で、過去にも見られたUS産業ロック系のポップメタルチューンが大きく比重も増しており、こちらがメインといってもいい状況になっています。

本作は、SAXONの代表作にあげられることもありますし、タイトルトラックのT-09は代表曲のひとつに数えられていますが、それも含めてせいぜいがギリギリ及第点というところで、どの曲も軒並み看板を張るには力不足。一般の評価に反して低調な凡作と評さざるをえません。

本作がビフ・バイフォードのフェイヴァリットアルバムという話もありますが、それが事実であればまさにバンドのセンスの欠如の証明でしょう。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

代表作 賛否両論 スルメ盤

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Power & the Glory|パワー・アンド・グローリー

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オリジナルアルバム – 5作目 (1983年)

引き続きアメリカ的なポップネスが重視されながらも、前作ほどの緩慢/凡庸な作風には陥っておらず、全体的にはストロングスタイルのヘヴィメタルの印象が勝っています。

音楽的には、当時新たなヘヴィメタル様式を打ち立てていたBLACK SABBATH(第2期)からの影響が目立ち、T-08では初期BLACK SABBATHを思わせるドゥームロック風のサウンドも聴かせます。

ここまで来ても明確な独自性の確立には至っていませんが、彼らのカタログの中ではもっと上位に位置すべき、過小評価が過ぎるアルバムです。

王道メタル度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論 スルメ盤 実験作

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Crusader|クルセイダー

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オリジナルアルバム – 6作目 (1984年)

アメリカンなポップメタルに転向したとして批判を浴びがちなアルバム。その評価は、ある程度は妥当名ものではありますが、誤解のないようにいくつか補足が必要でしょう。

まず、ポップテイストが強いとはいっても、グラムメタル系のチャラキラな産業メタルサウンドではなく、あくまでもアメリカンなヘヴィメタルであって、MANOWARをポップに寄せたような印象もあります。

もうひとつ、クオリティについては初期3作が図抜けているだけで、それ以降は大抵60点前後をウロウロしているSAXONの作品のなかでは、一応そのアベレージはクリアしています。

T-05はSWEETのプロトメタル・チューンのカバー。このレベルのアルバムに入れてしまうと他の曲の光を消してしまう恐れのある、取扱注意の劇薬級の名曲なのですが、やはり、あまりに格が違い過ぎてバランスを壊す結果になっています。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 通好み スルメ盤

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Innocence Is No Excuse|イノセンス・イズ・ノー・エクスキューズ

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オリジナルアルバム – 7作目 (1985年)

ネタにもならない“真の意味でのダサジャケ”が定番化したSAXONとしては、異例の予算と手間を使ったと思しき、キュート美女をフィーチャーした“ちゃんとした”ジャケットが異彩を放つ本作は、実際に音楽性においておもナカナカの異色作です。

USグラムメタルブームに便乗してポップ化したとされるこの時期ですが、その中で本当にグラムメタル系の音と呼べるのは実のところこの作品くらい。もちろん、オールドファンの怒りを呼んだ失敗作/問題作と見なされています。

近年では逆張り的な再評価の傾向も見られますが、過度の期待は禁物。及第点の綱渡りを続ける彼ららしく、あくまでもボーダーすれすれの仕上がりです。
曲は満遍なくソコソコの出来ですが決め手に欠け、このスタイルでの最高峰レベルでもなければ、隠れた名盤と呼べるほどでもありません。せいぜいが「悪評を耳にして恐る恐る聴いたら思ったほどヒドくなかった」というところでしょう。

バイカーメタル・フリークにも、華やかなポップメタルファンにもアピール度が弱く、「ポップなメタルを聴きたいけどチャラすぎるのはちょっと…」という、かなりピンポイントなターゲット狙いとなっています。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★☆☆☆

賛否両論 スルメ盤 実験作

Rock the Nations|ロック・ザ・ネイション

SAXON_Rock_the_Nations

オリジナルアルバム – 8作目 (1986年)

いかにもメタルバンドといったジャケットにアートに戻りましたが、中身は毎度恒例となった80年代アメリカン・ポップメタル路線。巨匠エルトン・ジョンがT-07, T-09の二曲にピアノでゲスト参加という、売りになるのかどうかよくわからないトピックもあります。

前作のグラムメタル・スタイルの不評を受けてかまたまた作風を変化させており、本作では、Van Halen(ヴァン・ヘイレン)やWASP(ワスプ)あたりの名前がを頭をよぎる、ハードロッキンなメタルチューンが目立つアルバムとなりました。

音作りについては前作よりもヘヴィネスにかけるという声がありますが、曲調自体はヘヴィメタルテイストの強まっており、メタルファンにも受け入れやすい印象です。

全曲平均点狙いだったの前作とは異なり、いつもの玉石混交クオリティですが、その分T-02, T-06といった看板曲もあるので一長一短といったところでしょう。

 

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論 スルメ盤

Destiny|デスティニー

SAXON_Destiny

オリジナルアルバム – 9作目 (1988年)

SAXONは、80年代のポップ路線の中だけでも、たびたび音楽性の変化を変化を見せてきましたが、そのトリを飾る本作も同様です。今回も路線変更が行われており、ここではJOURNEYなどを思わせるAOR系の産業ロックサウンドを展開しています。

サウンド自体は比較的ヘヴィなのですが、当時のメインストリームで流行を見せた、俗に“ドンシャリ系”と呼ばれる、リバーブを効かせてコントラスト強めな硬質で人工的な音づくりや、コーラスワークの多用などで、SAXONポップ時代でもひときわ異彩を放つ作風です。

収録曲には、いかにも産業ロック的な明朗快活な曲と、やや重々しいダークな雰囲気の曲とに二分されており、明朗路線はAORやハードポップファン以外にはつらい出来ですが、ダーク路線のについてはメタルリスナーにもアピールできる仕上がりとなっています。

本作も、一般にはUSメインストリームに媚びた駄作と見なされていますが、某メタル誌では高評価だったことから、日本では比較的支持率の高いアルバムです。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Destiny
ハードロック¥1,630サクソン

Solid Ball of Rock|ソリッド・ボール・オブ・ロック

SAXON_Solid_Ball_of_Rock

オリジナルアルバム – 10作目 (1990年)

かつてのストロングスタイルなヘヴィメタルへの回帰を狙ったフシがありますが、アメリカでのブレイクへの未練が残っているのか、全体的にはポップ路線を捨てきれていない作風。さらには、決め手になる曲の不在もあって、散漫な印象だけが残る仕上がりとなっています。

時代背景を考えるならば、GUNS N’ ROSES系の『バッドボーイR&R』を狙った方が、彼らの資質に合っており、いくらか可能性が高まったと思われます。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 スルメ盤 お布施

Forever Free|フォーエヴァー・フリー

SAXON_Forever_Free

オリジナルアルバム – 11作目 (1992年)

前作からさらなる原点回帰を図ったような作風で、ファストなヘヴィメタルチューンや、AC/DC風のヘヴィロックチューンも見られます。

しかし、往年の熱量が感じさせるファストチューンT-10以外は、全体的に低調でパッとしません。
T-03はマディ・ウォーターズのカバー。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 スルメ盤 お布施
Forever Free
ハードロック¥1,681サクソン

Dogs of War|ドッグス・オブ・ウォー

SAXON_Dogs_of_War

オリジナルアルバム – 12作目 (1995年)

オーガニックな質感とヘヴィネスが強調され、ややダークな雰囲気に傾いたサウンド。SAXONのトレンド志向を考えれば、この時期メタルシーンで猛威で振るった総グランジ化の一環なのは間違いないでしょう。

当然、評判はかんばしいものではないのですが、これが意外にもサマになっています。彼らの資質に合っていたのか、この手のアプローチの中では成功の部類に入っており、目立った曲はないもののアベレージは上々。この低迷期のアルバムの中では確実に頭ひとつ以上飛びぬけた仕上がりです。

彼らを含む70年代初頭からのベテランは、80年代バンドと比較するとグランジ路線を上手くこなす傾向が見られますが、グランジの大元である70年代ヘヴィ/ハードロックを実体験して、素養として身についているわけですからそれも当然といえるのかもしれません。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★★☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Dogs of War
ハードロック¥1,681サクソン

Unleash the Beast|アンリーッシュ・ザ・ビースト

SAXON_Unleash_the_Beast

オリジナルアルバム – 13作目 (1997年)

トラディショナルなヘヴィメタルに最接近したアルバムで、スピードメタルチューンも見られますが、同時に産業ロック/メロディックハードテイストが濃厚なところまで往年と同様です。その反面、ロッキンなバイカーロックテイストは希薄です。

アルバムとしては凡庸ですが、このあたりから数少ない正統派の王道ヘヴィメタルバンドとして、再評価の機運が見られるようになります。

王道メタル度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

スルメ盤 お布施

Metalhead|メタルヘッド

SAXON_Metalhead

オリジナルアルバム – 14作目 (1999年)

ヘヴィメタリックなサウンドではあるのですが、ファストチューンを軸にした定番スタイルではなくモダン路線。METALLICAの“ブラックアルバム”を思わせるロッキンなヘヴィロックと、PANTERA系のヘヴィグルーヴをミックスしたようなスタイルです。

正直なところ、時期を考えるならモダンと呼ぶにはあまりにも周回遅れなアプローチですが、そのエッセンスをそれなりに消化できており、派手さはないもののなナカナカの力作。
前々作“Dogs of War(12th)”もそうでしたが、SAXONは無骨なスタイルの方が本領を発揮できるように思われます。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★★★|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Metalhead
ハードロック¥1,681サクソン

Killing Ground|キリング・グラウンド

SAXON_Killing_Ground

オリジナルアルバム – 15作目 (2001年)

ヘヴィグルーヴなどの現代的なアレンジを抜きにして、オールドスクールなヘヴィメタルを追求したアルバム。ただし、間違っても原点回帰と言えるものではなく、あくまでも80〜90年を経て醸成された、最大公約数的なヘヴィメタルのカタチにしたような作風です。

ドラマティシズムによる大仰な演出やメロディーなど、全体的にはエピックメタルテイストが支配しています。ただし、その根本には初期のUKヘヴィメタルがあり、そこにUSパワー, ジャーマンパワー, 北欧メロディックなど、歴代の王道メタル様式が織り込まれており、別の意味で現代的なハイブリッド様式美メタルと言えます。

王道メタル度:★★★★★|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★☆☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

入門盤 お布施

Heavy Metal Thunder|ヘヴィ・メタル・サンダー

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コンピレーションアルバム (2002年)

初期の6作品からのベストセレクションをリメイクした、リレコーディングアルバム。

Lionheart|ライオンハート

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オリジナルアルバム – 16作目 (2004年)

Lionheart
ハードロック¥1,681サクソン

The Inner Sanctum|ザ・インナー・サンクタム

SAXON_The_Inner_Sanctum

オリジナルアルバム – 17作目 (2007年)

Into the Labyrinth|イントゥ・ザ・ラビリンス

SAXON_Into_the_Labyrinth

オリジナルアルバム – 18作目 (2009年)

Call to Arms|コール・トゥ・アームズ

SAXON_Call_to_Arms

オリジナルアルバム – 19作目 (2011年)

Sacrifice|サクリファイス

SAXON_Sacrifice

オリジナルアルバム – 20作目 (2013年)

Sacrifice
ハードロック¥1,833サクソン

Battering Ram|バテリング・ラム

SAXON_Battering_Ram

オリジナルアルバム – 21作目 (2015年)

Thunderbolt|サンダーボルト

SAXON_Thunderbolt

オリジナルアルバム – 22作目 (2018年)

Thunderbolt
ハードロック¥1,630サクソン

Inspirations|インスピレイションズ

SAXON_Inspirations

オリジナルアルバム – 23作目 (2021年)

OLIVER/DAWSON SAXON|DISCOGRAPHY

OLIVER/DAWSON SAXONはその名から想像できるように、SAXONから枝分かれした別派閥/分家とも言えるグループ。

バイフォードとクインを中心とした現在のSAXONは、過去にグラハム・オリバー(Gt.)とスティーブ・ドーソン(Ba.)という2人のオリジナルメンバーを解雇してきました。

オリバーとドーソンは、やはり初期メンバーで負傷を理由に解雇されていたピート・ギルを加えて、SAXONの限定となったバンド『SON OF A BITCH』名義で活動していましたが、解雇組と本隊との確執は根深く、“SAXON名義”の商標をめぐる法廷闘争にまで発展します。

結果的に、“SAXON名義”はバンド側が勝ち取り、SAXONの名にこだわりのあるオリバーとドーソンは、それぞれの名前を冠したOLIVER/DAWSON SAXON名義での活動を選択。現在の活動へと至ります。

リリース作品はライヴ音源が中心となっていますが、2012年にはオリジナルのスタジオアルバムもリリースしています。
SAXON本体よりも初期のバイカーメタルのイメージを押し出しており、音楽性もSAXON初期とは異なるもののロックンロールテイストが強めのヘヴィメタルを展開しています。

Victim You|ヴィクティム・ユー

OLIVER_DAWSON_SAXONVictim_You

オリジナルアルバム – 25作目 (1996年)

Motorbiker|モーターバイカー

OLIVER_DAWSON_SAXONMotorbiker

オリジナルアルバム – 26作目 (2012年)

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