★ SAXON(サクソン) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|パワフル&マッチョなバイカーメタルでメタルの覇権を競ったNWOBHMムーヴメントBIG4の重鎮!!…必聴アルバムは?

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Contents

SAXON|DISCOGRAPHY

Saxon|サクソン

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オリジナルアルバム – 1作目 (1979年)

この時点では、まだヘヴィメタル・サウンドの確立には至っておらず、スピード/ヘヴィネスともに控えめ。
70年代テイストの色濃い古典的なブリティッシュ・ハードロックで、〈URIAH HEEP〉や初期の〈JUDAS PRIEST〉などにも通じる、ドラマティックで叙情的なサウンドが特徴的です。

バンド自体が既にかなりのキャリアを積んでいたこともあってか、『N.W.O.B.H.M.』にくくられながらも“ニューウェイヴ”の肩書きを背負うだけの新世代ならではの新味は薄く、根本的に旧世代のUKハードロックの延長上から踏み出さないサウンドです。

アップテンポのT-05, T-06などはややメタル寄りですが、文字通りのヘヴィメタル・サウンドを期待すると肩透かしでしょう。
とはいえ、叙情的なUKハードとして割り切るならば、その及第点は余裕でクリアしています。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み

Wheels of Steel|ホウィール・オブ・スティール

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オリジナルアルバム – 2作目 (1980年)

〈MOTORHEAD〉や〈AC/DC〉などの、メタラーにも支持者の多いハード&ヘヴィなロックンロールと、ブリティッシュ・ハードロックをミックスしたような、“メタル’n’ロール”なバイカーロック・サウンドを主軸にしつつも、アメリカンな産業ロック風ポップチューンもアリという、やや雑多な作風を見せる『2nd』。

後にアメリカン・ポップメタルに転向したとして批判も受けるSAXONですが、本作を聴けば、その傾向はこの時点からすでに顕在化していたことがわかります。

シーンのトップを張るには、〈IRON MAIDEN〉などと比較しても独自性の薄さが気になるところで、この弱点はその後も付きまとうことになりますが、ほどほどにキャッチーな楽曲はおおむね高品質なもの。
中でも、ロッキンなT-01やT-07あたりは、オールタイムベスト級の代表曲でもあり、なかなかに魅力的な仕上がりを見せてています。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★★★☆
ロッキン度:★★★★☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み 実験作

Strong Arm of the Law|ストロング・アーム・オブ・ロウ

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オリジナルアルバム – 3作目 (1980年)

前作から一気にヘヴィメタル・テイストが強化されており、アルバムの目玉にも突進力あふれるスピードメタル・ナンバーが据えられています。
加えて、前作で見せた彼らの看板路線“メタル’n’ロール”やポップな産業ロックも健在で、作風のバリエーションはさらに多彩なものとなっています。

ただし、個々の楽曲クオリティを見ると波の荒さは否めず、彼らの得意とするスピードメタルのT-01, T-02、ロッキンなT-04, T-05, T-06といったアグレッシヴな曲は、『N.W.O.B.H.M.』の顔にふさわしい堂々とした出来栄えといえる反面、その他の曲については、それらのキラーチューンからは大きく見劣りします。

それでも、本作については、見事な仕上がりを見せる上記の名曲の数々の存在が、他の不出来具合を帳消しにして余りあるため、その差し引き評価だけでも十分に名盤の称号に値すると言っていいでしょう。

こういった、いかにも“バイカーメタル”な楽曲は本作で打ち止めとなってしまいますが、このスタイルを突き詰めていたならば、あるいは、彼らに欠けている“バンドの核となる明確で普遍の個性”を確立できていたかもしれません。

王道メタル度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★★☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Denim and Leather|デニム・アンド・レザー

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オリジナルアルバム – 4作目 (1981年)

アメリカ進出を意識してか、中〜低速域のダウンテンポ主体へとシフト・チェンジしており、前作で見せた破壊力抜群のスピードメタル・チューンはほぼ封印されたも同然。
ファスト寄りの曲もいくらかは聴けるものの、これがどうにも切れ味イマイチな凡庸な出来栄えで、なんとも冴えが見られません。

一方で、過去にも見られたUS産業ロック系のポップメタル・チューンが、その比重を大きく増しており、むしろそちらがメインといってもいい状況になっています。

本作は、SAXONの代表作に挙げられることもありますし、タイトルトラックのT-09は代表曲のひとつに数えられていますが、それも含めてせいぜいがギリギリ及第点というところで、どの曲も軒並み看板を張るには力不足。
一般の評価に反して、アルバムとしては低調で凡作と評さざるをえません。

本作が、ビフ・バイフォードのフェイヴァリットという話もありますが、それが事実であれば、バンドのセンスを疑わざるを得ないところです。

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パワー・アンド・グローリー

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オリジナルアルバム – 5作目 (1983年)

引き続きアメリカ的なポップネスが重視されながらも、今回は前作ほどの緩慢/凡庸な仕上がりには陥ってはいませんし、全体的にはストロング・スタイルのヘヴィメタルという印象が勝っています。

音楽的には、当時新たなヘヴィメタル様式を打ち立てていた〈BLACK SABBATH(第2期)〉からの影響が目立ち、T-08では〈BLACK SABBATH(第1期)〉を思わせるドゥームロック風のサウンドも聴かせます。

ここまで来ても明確な独自性の確立には至っていませんが、彼らのカタログの中ではもっと上位に置くべき、過小評価が過ぎる傾向にあるアルバムと言えるでしょう。

王道メタル度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論 スルメ盤 実験作

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Crusader|クルセイダー

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オリジナルアルバム – 6作目 (1984年)

アメリカンなポップメタルに転向したとして、何かと批判を浴びがちなアルバム。
その評価にもある程度のは妥当性はありますが、誤解のないようにいくつか補足が必要でしょう。

まず、ポップテイストが強いとはいっても、グラムメタルシーンで増加するチャラキラ産業メタル・サウンドではなく、あくまでもオールドスクールなアメリカン・ヘヴィメタル寄りのものであって、曲によっては〈MANOWAR〉をポップに寄せたような印象もあります。

もうひとつ、クオリティについては初期3作が図抜けているだけで、それ以降は大抵60点前後のギリギリのアベレージを彷徨っているSAXONの作品のなかで、本作はその一応の及第点はクリアしています。

なお、T-05は、多数のメタルバンドにカバーされた、グラムロック・バンド〈SWEET〉の代表曲であるプロト・スピードメタル・チューンのカバー。
これは、半端なレベルのアルバムに入ると他の曲の光を消してしまう恐れのある、取扱注意の劇薬級の名曲なのですが、その危惧どおり、あまりに格が違い過ぎてバランスを壊す結果になっています。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 通好み スルメ盤

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Innocence Is No Excuse|イノセンス・イズ・ノー・エクスキューズ

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オリジナルアルバム – 7作目 (1985年)

SAXONのアルバムは、ネタにもならない“真の意味でのダサジャケ”が定番化している中、キュート美女をフィーチャーして異例の予算と手間を使ったと思しき、“ちゃんとした”ジャケットが異彩を放つ本作は、音楽性においておもなかなかの異色作です。

USグラムメタルのブームに便乗してポップ化したとされるこの時期のSAXONですが、その中で本当にグラムメタル系の音と呼べるのは実のところこのアルバムくらいでしょう。
もちろん、オールドファンの怒りを呼んだ失敗作/問題作と見なされていることは、言うまでもないかもしれません。

その一方で、近年では逆張り的な再評価の傾向も見られる本作ですが、やはり過度の期待は禁物で、及第点の綱渡りを続ける彼ららしく、あくまでもボーダーすれすれの仕上がりです。
曲は満遍なくソコソコの出来栄えを見せてはいますが、どうにも決め手を欠いており、このスタイルでの最高峰レベルでもなければ、隠れた名盤と呼べるほどでもありません。
せいぜいが、「悪評を耳にして恐る恐る聴いたら、思ったほどヒドくなかった」というところでしょう。

従来のバイカーメタル・フリークにも、華やかなポップメタル・ファンにも、いまひとつアピール度が弱く、その結果、「ポップなメタルを聴きたいけどチャラすぎるのはちょっと…」という、かなりニッチなターゲット狙いの1枚にとどまっています。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 スルメ盤 実験作

Rock the Nations|ロック・ザ・ネイション

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オリジナルアルバム – 8作目 (1986年)

ジャケット・アートは、いかにもメタル・アルバムといった体裁に戻りましたが、中身はというと、この時期の毎度恒例となった80年代アメリカン・ポップメタル路線。
巨匠エルトン・ジョンがT-07, T-09の2曲にピアノでゲスト参加という、果たして売りになるのかどうかよくわからないトピックもあります。

前作のグラムメタル.スタイルの不評を受けてか、またまた作風を変化させており、本作は〈VAN HALEN(ヴァン・ヘイレン)〉や〈W.A.S.P.(ワスプ)〉あたりの名前も頭をよぎるような、ハードロッキンなメタル・チューンが目立つアルバムとなりました。

音づくりについては、前作以上にヘヴィネスに欠けるという声がありますが、曲調自体にはヘヴィメタル・テイストが強まっており、メタルファンにも受け入れやすい印象を受けます。

全曲平均点狙いだった前作とは異なり、いつもの玉石混交クオリティではあるものの、その分T-02, T-06といった看板になり得る曲もあるので、そのあたりは一長一短といったところでしょう。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論 スルメ盤

Destiny|デスティニー

SAXON_Destiny

オリジナルアルバム – 9作目 (1988年)

SAXONは、80年代のポップ路線に舵を切った時期の中だけでも、たびたび音楽性の変化を変化を見せてきましたが、そのトリを飾る本作も同様。
ここでも再び路線変更が行われており、今回は〈JOURNEY〉などを思わせるAOR系の産業ロック・サウンドを展開しています。

サウンド自体は比較的ヘヴィなものなのですが、当時のメインストリームで流行を見せた、俗に“ドンシャリ系”と呼ばれる、リバーブを効かせてコントラスト強めな硬質で人工的な音づくりや、コーラスワークの多用などによって、“ポップSAXON”時代の中でもひときわ異彩を放つ1枚です。

収録曲には、いかにも産業ロック的な明朗快活な曲と、やや重々しいダークな雰囲気の曲とに二分されており、さすがに明朗路線はAORやハードポップの愛好家以外にはつらい出来ですが、ダーク路線の曲についてはメタルリスナーにもアピールできる仕上がりとなっています。

本作も、一般にはUSメインストリームに媚びた駄作と見なされていますが、某メタル誌では高評価だったことから、日本ではいくらか支持率の高い傾向にあるアルバムです。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Destiny
ハードロック¥1,630サクソン

Solid Ball of Rock|ソリッド・ボール・オブ・ロック

SAXON_Solid_Ball_of_Rock

オリジナルアルバム – 10作目 (1990年)

かつてのストロング・スタイルなヘヴィメタルへの、回帰を狙ったフシが見られるアルバムですが、まだアメリカでのブレイクへの色気が残っていたのか、全体的にはポップ路線を捨てきれていない作風。
さらには、決め手になるキラー・チューンの不在もあって、散漫な印象だけが残る仕上がりとなっています。

時代背景を考えるならば、〈GUNS N’ ROSES〉系の『バッドボーイR&R』に寄せた“メタル’n’ロール”でも狙った方が、彼らの資質にもマッチしており、いくらかプラスにはたらく可能性が高まったと思われます。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★☆☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 スルメ盤 お布施

Forever Free|フォーエヴァー・フリー:伝説からの生還

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オリジナルアルバム – 11作目 (1992年)

前作から、さらなる原点回帰を図ったような作風で、ファストなヘヴィメタル・チューンや、〈AC/DC〉風のヘヴィロック・チューンなど、タフなバイカーメタル寄りのナンバーも見られます。

しかし、往年の熱量を感じさせるファスト・チューンのT-10以外は、残念ながら全体的に低調で冴えが見られない仕上がりとなっています。
なお、T-03はマディ・ウォーターズのカバー。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 スルメ盤 お布施
Forever Free
ハードロック¥1,681サクソン

Dogs of War|ドッグス・オブ・ウォー

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オリジナルアルバム – 12作目 (1995年)

オーガニックな質感とヘヴィネスが強調されたサウンドと、ややダークな雰囲気に傾いた曲調…と、いえば、この時期のメタルシーンで猛威で振るった総グランジ化の動き。
SAXON持ち前のトレンド志向を考えるならば、本作がその一環であることはほぼ間違いないでしょう。

当然、メタラーからの評判はかんばしいものではないのですが、本作を見る限りでは、これが意外にもサマになっています。
この“グランジ風”スタイルは彼らの資質にマッチしていたのか、この手のアプローチの中では成功と呼べる部類に入っており、際立った曲こそ見られないもののアベレージは上々。
この低迷期の、旧世代メタルバンドのアルバムの中では、確実に頭ひとつ以上は飛びぬけた仕上がりを見せています。

彼らを含む70年代初頭から続くベテラン組は、80年代のバンドと比較するとグランジ路線にうまく対応する傾向が見られましたが、そもそも、グランジの大元である70年代ヘヴィ/ハードロックを実体験して、素養として身についているわけですから、それも当然といえるのかもしれません。

王道メタル度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★★☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Dogs of War
ハードロック¥1,681サクソン

Unleash the Beast|アンリーッシュ・ザ・ビースト

SAXON_Unleash_the_Beast

オリジナルアルバム – 13作目 (1997年)

トラディショナルなヘヴィメタルに再接近したアルバムで、スピードメタル・チューンも見られますが、同時に産業ロック/メロディックハード・テイストが濃厚なところまで往年と同様です。
その反面、彼らの持ち味となっていたロッキンなバイカーロック・テイストは、ここでは希薄となっています。

残念ながら、アルバムとしては凡庸と言わざるをえませんが、このあたりからは、数少なくなった正統派の王道ヘヴィメタル・バンドとして、再評価の機運も見られるようになります。

王道メタル度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

スルメ盤 お布施

Metalhead|メタルヘッド

SAXON_Metalhead

オリジナルアルバム – 14作目 (1999年)

ヘヴィメタリックなサウンドではあるのですが、ここで展開されるのは、ファスト・チューンを軸にした定番スタイルではなく、ヘヴィでダウンテンポ気味なモダン路線。
〈METALLIC〉Aの『ブラック・アルバム』を思わせるような、ロッキンなヘヴィロック・サウンドと、〈PANTERA〉系のヘヴィグルーヴ・サウンドをミックスしたようなスタイルとも言えます。

正直なところ、時代背景を考えるならば、モダンと呼ぶにはあまりにも周回遅れなアプローチ…というほかありませんが、そのエッセンス自体はそれなりに上手く消化できており、派手さもなければオールドファンに受けの良い作風でもないものの、なかなかの力作と言えるでしょう。
前々作『Dogs of War(12th)』もそうでしたが、SAXONの本領は、こういった無骨なスタイルの方が発揮できているように思われます。

王道メタル度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★★★|スピード:★★☆☆☆
ロッキン度:★★★☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Metalhead
ハードロック¥1,681サクソン

Killing Ground|キリング・グラウンド

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オリジナルアルバム – 15作目 (2001年)

ヘヴィグルーヴなどの現代的なアレンジは抜きにして、オールドスクールなヘヴィメタルを追求したアルバム。
ただし、間違っても原点回帰と言えるものではなく、あくまでも80〜90年を経て醸成された、最大公約数的なヘヴィメタルを体現したかのような、定型的ヘヴィメタル・サウンドに近いものです。

その上で、ドラマティシズムによる大仰な演出やメロディーなど、全体的にはエピックメタル的なテイストが支配気味となっています。
ただし、その根本には伝統的UKヘヴィメタルを置いており、そこにUSパワー,ジャーマンパワー,北欧メロディックなど、歴代の王道メタル様式が織り込まれるというスタイルで、“モダンな最新モード”とは別の意味で現代的な“ハイブリッド様式美メタル”と言ったところでしょう。

王道メタル度:★★★★★|ヘヴィネス:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
ロッキン度:★★☆☆☆|ポップネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

入門盤 お布施

Heavy Metal Thunder|ヘヴィ・メタル・サンダー

SAXON_Heavy_Metal_Thunder

コンピレーションアルバム (2002年)

初期の6作品からのベストセレクションをリメイクした、リレコーディングアルバム。

Lionheart|ライオンハート

SAXON_Lionheart

オリジナルアルバム – 16作目 (2004年)

Lionheart
ハードロック¥1,681サクソン

The Inner Sanctum|ザ・インナー・サンクタム

SAXON_The_Inner_Sanctum

オリジナルアルバム – 17作目 (2007年)

Into the Labyrinth|イントゥ・ザ・ラビリンス

SAXON_Into_the_Labyrinth

オリジナルアルバム – 18作目 (2009年)

Call to Arms|コール・トゥ・アームズ

SAXON_Call_to_Arms

オリジナルアルバム – 19作目 (2011年)

Sacrifice|サクリファイス

SAXON_Sacrifice

オリジナルアルバム – 20作目 (2013年)

Sacrifice
ハードロック¥1,833サクソン

Battering Ram|バテリング・ラム

SAXON_Battering_Ram

オリジナルアルバム – 21作目 (2015年)

Thunderbolt|サンダーボルト

SAXON_Thunderbolt

オリジナルアルバム – 22作目 (2018年)

Thunderbolt
ハードロック¥1,630サクソン

Inspirations|インスピレイションズ

SAXON_Inspirations

オリジナルアルバム – 23作目 (2021年)

Carpe Diem|カルペ・ディエム:鋼鉄の瞬間

SAXON_Carpe Diem

オリジナルアルバム – 25作目 (2022年)

OLIVER/DAWSON SAXON|DISCOGRAPHY

OLIVER/DAWSON SAXONはその名から想像できるように、SAXONから枝分かれした別派閥/分家とも言えるグループ。

バイフォードとクインを中心とした現在のSAXONは、過去にグラハム・オリバー(Gt.)とスティーブ・ドーソン(Ba.)という2人のオリジナルメンバーを解雇してきました。

オリバーとドーソンは、やはり初期メンバーで負傷を理由に解雇されていたピート・ギルを加えて、SAXONの原点となったバンド『SON OF A BITCH』の名義で活動していましたが、解雇組と本隊との確執は根深く、“SAXON名義”の商標をめぐる法廷闘争にまで発展します。

結果的に、“SAXON名義”はバンド側が勝ち取り、SAXONの名にこだわりのあるオリバーとドーソンは、それぞれの名前を冠したOLIVER/DAWSON SAXON名義での活動を選択。現在の活動へと至ります。

リリース作品はライヴ音源が中心となっていますが、2012年にはオリジナルのスタジオアルバムもリリースしています。
SAXON本体よりも初期のバイカーメタルのイメージを押し出しており、音楽性もSAXON初期とは異なるもののロックンロールテイストが強めのヘヴィメタルを展開しています。

Victim You|ヴィクティム・ユー

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オリジナルアルバム – 25作目 (1996年)

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Motorbiker|モーターバイカー

OLIVER_DAWSON_SAXONMotorbiker

オリジナルアルバム – 26作目 (2012年)

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